ウルフハウンド【単行本版】【シーモア限定特典付】
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ウルフハウンド【単行本版】【シーモア限定特典付】

芽玖いろは

ホストシリーズ3作目!

ネタバレ
2023年1月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ホストシリーズ3作目!
『青くて苦い』に登場していたホストクラブのオーナーの邑とその本命のストーリーです。時系列で言うとウルフハウンドの方が邑の現役時代を描いているので先ですね。『青くて苦い』のミヤ(森ノ宮蓮)も度々登場していて、より『青くて苦い』の解像度が増してどちらも再読の嵐です!!

ホストクラブボルゾイの黒服・弥勒×No. 1ホスト・邑。
なぜだかわからないが自分に執着してくる弥勒に厄介だと思いつつも手懐けたい邑。
好意も愛もお金で換算していた邑が、それとは関係なくそばに置きたいと思った弥勒との物語です。
邑は『青くて苦い』でも蓮(ミヤ)を抱いていたし、女の子もガンガン抱いているのでなかなか抱かれる想像がつきませんでしたが、描き下ろしでしっかりそれが見られて嬉しかったです。
『青くて苦い』の時から邑は頭も良くて、冷静に、ロジカルに行動できる印象だったので、母親のことでトラウマがあったり感情的になっているのは意外でした。
でも、それがあったから愛情をお金で換算するようになったんだしNo. 1の所以だと思うと皮肉ですね。
そんな邑がお金を抜きにしてそばに置いておきたいと思う弥勒の忠義すごい!忠犬なのに攻めなのもアツいです!!
300ページ弱あっても、なかなか2人の関係が進展しないことにドギマギしましたが、ちゃんと信頼し合える仲になったんだなと思えるラストで良かったです。
あとがきで先生もまだまだ描きたいと書かれていたので、番外編でもいいから甘い2人も見たいなぁと思いました。
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