愛だの、恋だの。
」のレビュー

愛だの、恋だの。

梨村なる

初コミックス

ネタバレ
2023年1月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 友人の勧めで購読。
お初の作家さんです。こちらが初コミックスだそうです。
初の創作BLで初連載、ということでしたが、Twitterを見てみると同人界隈ではご活躍だったようなので、ストーリーの組み立てなどは上手かったように感じます。
上下巻ありますが、ちょっと間延びした感じがあったので、1冊でもまとまったかも、というところ。

音に憧れて追いかけてきた奏多×過去に囚われてなかなか前へ進めない音。
同じ大学の飲み会で出会った2人、きっかけは強引でしたが、ずっと音に憧れ好意を抱いていた奏多がしつこく口説き落とすストーリーです。
一歩間違えればストーカーのように押しかける奏多の強引さも、音にとっては嫌ではなかったんでしょうね。
過去の恋愛で最愛の人に裏切られたトラウマから、新しい恋愛ができない音に、自信と勇気を与えてくれました。
元彼がなかなかにひどい人だったので、可愛いワンコのような奏多となら、幸せになってくれそうだなと思いました。
音がバンドをやっていたというのもあって、ギターを弾いたり、ライブのシーンがあったのですが、サラッと終わってしまっているのが残念です。
友人のチカ、奏多の妹のひなたが2人を見守りつつ、ちゃんと認めてくれているのも2人が向き合える環境にあったと思うので、そこは良かったです!
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!