薔薇王の葬列
」のレビュー

薔薇王の葬列

菅野文

相関図を書きながら読みました。

ネタバレ
2023年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヘンリーに愛され、ヘンリーを愛し、ヘンリーに生かされ、ヘンリーに殺されたリチャードの話。
同じ名前の違う人物がたくさんでてくるので、相関図を書いて頭を整理しましたが、ターニングポイントとなるヘンリーが別人な所に人間味を覚え、愛憎劇に夢中になり、一気に読んでしまいました。
王座を争うに当たって、人を陥れ、排除し、のし上るさまは、人間はなんて愚かなことを繰り返しているのだと思いながらも、なんとも痛快でした。
愛を知ってしまった人間の脆さなんかも魅力的に描かれていて、久々に繰り返し読んでしまう作品に出会いました。
推しはバッキンガムです←
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