このレビューはネタバレを含みます▼
金貸しを生業としている愛美は手荒く借金の取り立てをするような人なのに実は全然怖くない。むしろ花を愛でる優しい心を持った人です。なのに手癖が悪くてすぐにお客さんに手を出してしまい、挙句に情が移って借金をチャラにしてしまうダメダメっぷり。そのせいで自分の会社の資金繰りが悪くなってしまうという、ホントどうしようもない人なのです。でも、どうにも憎めないんですよね。(愛美の無計画さに振り回される舎弟がちょっと可哀想かも。)そんな愛美の最後の客になったのが、家族思いで真面目な性格の青年・真。二人の軽快なやり取りとストーリーの面白さ、性描写のエロさはさすがにやま先生だなと思いました。