Borderline
」のレビュー

Borderline

木原音瀬/小野浜こわし

この受け最高!

ネタバレ
2023年2月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ この物語の受けは一般的な受けとは真逆で軍隊で鍛えられた最強の男!がさつでおおざっぱ。繊細でかなりうざい攻めとは性格が合う気がしない。受けは、1mmも攻めの事を好きでもなく、ただ、必要に応じて相手してもらっているだけ。攻めは、とにかく理不尽でも好きが止まらない。いいですね。かわいい系じゃない男男した受け最高です。最初読んでいて、どこまで行っても接点がない2人の展開が全く見えなかったし、攻めの、うっとうしい嫉妬と妄想もかなりのものだ。でも、人間的にはリアルなんだなぁ。自分のすぐそばにある黒い部分って見たくないの見てしまった嫌悪感と同じ感情なのかもしれないな。だからこの攻めの感情にも少し共感する部分と反発したい気持ちがある。でも、この攻めだからこそこの受けはある程度の距離感をもっていい関係を積み上げてこれたのじゃないかなと思う。やっぱり木原先生はすごい。途中から「こうきましたか。。参りました」とただただ拍手でした。
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