このレビューはネタバレを含みます▼
BL小説、作者さん買い。よくBLで壁や天井になって眺めていたいっていうのを合法化、技術的にも可能にしてしまった近未来の監視社会設定。うーん、近未来設定のBL小説は初めて読んだからか、今から20年後ほどの近未来だと、場面場面の描写が、あ、そこまで発展してるのね、まだそのくらいなのね、などなど、作者さんの中での設定を元に頭の中で映像化するので、話の内容に集中できなかったかも。あと、ふたりの苗字に月の文字が入ってるせいか、パッと見てどちらの人かわからないことが多かったです。作者さんの代表作「心を半分〜」の切ない展開が好きすぎて期待値が上がってるからか、盗撮、もしくは監視を合法化する設定が先にある気がして、ストーリー自体はあまり盛り上がりなく感じて少し残念。作者さんならではのエチ描写は濃かったです。