このレビューはネタバレを含みます▼
既刊「年上のひと」のスピンオフで、表題作のみ全6話+描き下ろしで合計197ページ。崖っぷち俳優のマオは、「年上のひと」では盗作をやらかして謹慎処分を受けていましたが、何となく憎めないキャラだったんですよね。今作ではそのマオがメイン。謹慎中のマオが、マスコミから逃れるために同じ事務所の後輩で人気アイドルの大雅のところに居候をするところからストーリーが始まります。前作も面白かったけれど今作も面白かったー!人気アイドルの大雅が、一見従順で可愛い後輩なんですが、なんか裏がありそうだな〜と思っていたら、予想を遥かに超えたヤバいやつでした!元々イケメンスパダリな執着攻めが大好物なんですが、大雅の執着攻め具合はすごい突き抜けてます。マオが結局流された感じにはなってますが、あんな風に真っ直ぐ向かってこられたら流されても仕方ない。永津宅で涙する大雅に、こちらもじんわりしていたのに、そこからの一捻りもすごいパンチが効いてました。綺麗系の絵柄もとても好みなんですが、ぐぬぬ…ってなってる時の表情とか味あってそのギャップも良かったです。すでに「年上のひと」シリーズ第3弾で、今度はマネージャーさんメインのお話が始まっているようですが、こちらもコミックスで読むのが楽しみです。