触らないで、抱きしめて
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触らないで、抱きしめて

結ばれてよかった

ネタバレ
2023年3月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ フハハ!セール祭りで本棚がパンパンだ〜!しばらくは買わねーぞフハハ!ってしてたのに、弾丸1日限定セール来ちゃったもんだから…買っちゃった…さよなら計画性…飽くなきBLへの探求を前に、意思など紙ペラに等しい…またやっちまったぜ…これだからBLは止めらんねーのよ。まるで依存性なのでは?ってたまに真剣に考えるくらいに買っちゃうんですよね、BL。本屋に行かなきゃ買えなかったのに、電子は目の前に本屋が来ちゃったもんだから……しかもキャッシュレス支払いですからね、お金使ってる感覚なく…たまに自分の意思をコントロールできないことってありませんか?そう、この作品は本当に人生を狂わす病気「強迫性障害」。この病気は、本当に恐ろしいんですね。

作中、病気が快方してって、最後、結ばれて良かったな…と思いました。
作中、しれっと肌に触れられてても平気にしてるシーンがあって、嗚呼治るよ大丈夫だよ、って思ってみてました。攻は本当に、聖人のように理解がある。こんなにも真摯に寄り添ってくれる恋人が居るんだから、日々お互いに不満をぶつけながらも互いに感謝して、絶対に絶対にお互い手放しちゃダメだよって思いました。これからも本当に幸せにね!

◎ここからは自己責任で(病気について触れます)◎

実は身内が「強迫性障害」を患っています。

身内の原因は「職場でのイジメ」でした。学生時代にもイジメは受けましたが、就職するまでは普通の生活でした。しかし職場である人物達から私物を床に落とされたを等を切欠に発症しました。自分が汚いと思い込み、帰宅後は手や身体を1時間以上洗い続け、洗い続けた結果、白くボロボロの肌に。家の中では自分が歩く道を掃除しないと歩けない、近寄るのも触れるのもNG。精神科に10年以上通院してますが未だに完治してません。が、本人の努力と医師、家族のお陰で一番酷かった頃よりかなりマシに。
頭では解っていても、あの行動を理解するのに何年もかかりました。身内である私ですら汚物扱い、家の中で制限される行動の数々。家中ストレスフルの中、本人の「治したい」という気持ちだけが唯一の救いでした。この病気は「本人のルールに従って何度も行ってしまう」という、尺度がキモになってしまうので…心の傷が治るのは、負った時間の何倍もかかるんだなと、この病気で痛感しました。この病気と今、戦っている患者さんが少しでも快方に向かいますよ〜〜に!!!
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