愛はね、
」のレビュー

愛はね、

樋口美沙緒/小椋ムク

しんどい

ネタバレ
2023年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 望が自分を受け入れて愛せるようになるまでの話です。失恋の傷には新しい恋って言うくらいなので間違ってはいないと思うけど、寂しさのあまり好きになる前に付き合ってしまっていたのが良くなかったですよね。だから元カレ達も怒っちゃう。DVは駄目ですけど元カレ達も災難だったなぁと思いました。だから望も相手のことを怒れないし憎めない。望の何でも許してしまう所が俊一は理解できずイライラする。イライラするから篠原を紹介して望から距離を置いた俊一。望が篠原に暴力された時に望を家に保護する俊一は彼女も好き(セッ○スあり)だし望も好き(セッ○スなし)だって言う。クズですか?彼女の香水の匂いを付けて家に帰ってくる俊一に対して望はどれだけ傷付いたか。この部分は読んでて一番しんどかったです。
望が篠原に暴力を受けて病院に運ばれた時に、心配した兄や父と和解?できたことで自分の孤独をそのまま受け止めることが出来きました。和解と言うか望の被害妄想だったのかな?望はずっと片思いでいることを決め誰とも付き合わない道を選ぶことで孤独や寂しさを心にぽっかり空いていた穴に埋めることが出来ました。
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