このレビューはネタバレを含みます▼
初めて見たあとは下巻直後も泣き、その後も内容を思い出しては、葵くんが助かることはなかったのかどうしてあげれば良かったのか、でも福太だってまだ子供で純粋でもなんか察しててこの年の差がまた重要なカギだと思い知らされて、どうしようもなさを痛感し泣いてを繰り返してしまいました。
また、下巻読んだ後上巻に戻った時、福太が葵くんにとって本当に唯一の光である種の執着として心の支えにして救われている顔や涙、行為を嫌がったことが原因だったのにそれを唯一の光であり大好きな福太としている姿が本当に幸せに見えて堪らなく泣けます。何度読んでもきっと新しいことが発見できてその度に泣くんだなと覚悟しました。私は初日に2回連続で見てしまったので涙は枯れてしまったのに、また幸せな葵くんを見たいと思ってしまっています。私も葵くんに執着しちゃったかな笑
福太の執着に勝らず、アパートの敷地外に出れば消えるのに残り続けてた、葵くんも福太が忘れられずきっと成仏できてなかったんですね。ひとりぼっちで辛かった長い長い14年間の日々よりも福太と過ごせた数ヶ月間はそれよりもきっと長く濃い日々だったと思います。最期には自分が居ることで福太がダメになると思い自らアパートの敷地外に出る時も葵くんが綺麗で綺麗で仕方なかったです。
メリバ初心者の私からするとメリバ耐性はあった方がいいと思います。現実味もあるので万人受けではないです気をつけてください。ですが本当に心に残る良い作品なので心の準備ができる方はぜひ読んでみてください。
私は繰り返し何度も読めるほどの耐性はないのでタイミングをみてまた読みたいと思います。