このレビューはネタバレを含みます▼
1巻のみ所持。180ページ。
かなり良いと思う。2話目のサワくんのエピソードが好きです。
宝塚の男子バージョンがあったら?というお話。少年達の学園での切磋琢磨とその後まで、続けようと思えばいくらでも続けられる設定での物語を、すっきり1冊でまとめてあるのは好み。たださすがにダイジェスト感も強め。
群像劇なのか二人の物語なのかが中途半端な感じなのは惜しい。この長さと、オープニングエンディングを考えると、二人に集中させた方が勢いが出た気がします。もしくは、完全に学校時代のみの群像劇。
また、宝塚のトップスターが男役であることを考えると、逆転させたこちらでは娘役こそがトップスターになると思って読み始めたので、微妙なモヤつきも。
そしてですね、個人的な趣味(マイナー寄り)として、ボーナストラックがものすごく合わなかったです。そこは読者にも秘密の二人だけのものにして欲しかった。本編は星4つですが、ここでマイナス。すみません。
((追記))2巻が発売されました。1巻からの続きではなく、各話タイトルが「幕間(+ナンバリング)」となっているように、1巻の合間合間を補う形での続編です。