ギンモクセイの仕立て屋
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ギンモクセイの仕立て屋

マミタ

男の色気はスーツから!

ネタバレ
2023年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的に、漫画にしろドラマにしろ お仕事モノが一番好き。職種が特殊であればあるほど好き。今回のお話は、オーダーメイドのスーツ屋さん!いかにも男の為の男の職場って感じだし、職人って感じがして大好物!…と思ったら、職人のお話というよりは いわゆる会社再建のお話でした。主人公である生吹くんもテーラーではなく お店のオーナーで、出来るのは採寸だけ。でも、お店を潰さないように必死で頑張る姿がとっても愛しい。攻のテオ君は、見た目も経歴もピカピカの、いかにも王子様。いきなり現れて生吹くんを助け、支えてお店を再建していってくれるので、そこはさすがに漫画だな~なんて思いながら1巻を読みましたが、2巻に入ってテオ君の生い立ち、経験、生吹くんとの出会いが描かれると、これまでのテオ君のサポートには ちゃんと理由があって段階があって、決して無理な設定などではなく、納得出来るお話になっています。最後まで読んだあとに、もう1度最初から読み直してみたくなりました(そして読み返しました)。 他の方も書いていらっしゃる通り、1巻ではテオくんの控え目アプローチはありますが、えちどころか恋模様らしき進展もほぼありません。お店がギリギリのところから何とか立ち上がり軌道に乗りかける、お仕事中心。そこで一瞬怖気づきますが、2巻では2人の恋がぐぐっと進み、前述のとおりバックグラウンドを知ることで更に話が深くなり、読み応え抜群。生吹くんがテオくんがいないとダメになっていくのが、エロが理由じゃなくて 仕事を含めた精神的支柱、まさに人生のパートナーとして。それを生吹くんが自覚していく様子がとても良いです。あとですね、手がとっても色っぽいです。抱きついたときの首や頭に回した手、キスするときに顔を包む手。指が長くて綺麗で、でもちゃんと骨張ってて男っぽい。やらし~😍 そして例に漏れず、描き下ろしが一番エロいです! 2回目読んでも、興奮しました🖤
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