心を殺されまくる重苦しさ





2023年4月29日
美しい義理の弟の光と、春樹のインモラルもの。
トラウマがあり自分の美貌が他人を狂わせるのだと、タイトルの通り心を殺した光は、その救いを優しい春樹に求めていくのだが…光は春樹を追い詰め春樹の心を殺していく。抑圧されていた気持ちを爆発させた光の暴走がとにかく恐ろしい。見捨てられる不安から我に返っていじらしくなったりするものの、高校生とは思えない、春樹の追い詰め方がえげつない。2巻までひたすら苦しく、ここから春樹はどうなってしまうのか?先が気になりどんどん読み進めてしまった。
救いもあり、ひと時の癒しが訪れたかと思いきや…とにかく暗く重い雰囲気に振り切っている。
サガンの「悲しみよこんにちは」が作中に出てくるのだが、ストーリーとリンクしていて興味深かった。ラストは2人には光が差すような終わり方だと思ったが、春樹の贖罪がなかったら結果は違ったのか?と、と考えて眠れなくなる。
病んでる執着や共依存好きには堪らないが、読後しばらく頭から離れなかった。
トラウマがあり自分の美貌が他人を狂わせるのだと、タイトルの通り心を殺した光は、その救いを優しい春樹に求めていくのだが…光は春樹を追い詰め春樹の心を殺していく。抑圧されていた気持ちを爆発させた光の暴走がとにかく恐ろしい。見捨てられる不安から我に返っていじらしくなったりするものの、高校生とは思えない、春樹の追い詰め方がえげつない。2巻までひたすら苦しく、ここから春樹はどうなってしまうのか?先が気になりどんどん読み進めてしまった。
救いもあり、ひと時の癒しが訪れたかと思いきや…とにかく暗く重い雰囲気に振り切っている。
サガンの「悲しみよこんにちは」が作中に出てくるのだが、ストーリーとリンクしていて興味深かった。ラストは2人には光が差すような終わり方だと思ったが、春樹の贖罪がなかったら結果は違ったのか?と、と考えて眠れなくなる。
病んでる執着や共依存好きには堪らないが、読後しばらく頭から離れなかった。

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