それでは先生、お願いします。
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それでは先生、お願いします。

日乃チハヤ

官能小説家×文学青年の純朴編集者

ネタバレ
2023年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ じんわりと良い話だった。しかし設定自体はぶっとんでて、編集者が小説家の住む一軒家を訪ねる=性の同意って受け止められているのは魔境すぎませんか。すべては飄々とした小説家先生(攻め)が才能溢れるイケメンで、入れ食い状態だからこそ。巣穴に新しい食料届いたな〜くらいの感覚で、担当編集に手を出してる。男性編集者だけどもウチをたずねて来たって事は食われる覚悟があるって事だよね?ね?とばかりに、男性編集者に手を出すところがヤバ面白かった。それに対してやってきたのが、ブン殴るとかじゃなくて、僕でいいんなら…という艶っぽいウブかわいい男の子だったからそれはもうズブズブにはまっていくよね。分かる。どっちも恋愛はあまりしたことがないタイプで、それぞれが理想とめぐり合っちゃったんじゃないかな。割れ鍋に綴じ蓋。作家先生が救済されていくのが癒やされました。読み返すかはわからないので星4です。
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