解体 KAITAI
」のレビュー

解体 KAITAI

石原理

燻し銀の良さを感じる、少女漫画SF

2023年5月8日
184ページ。
「マネキン」と呼ばれる人造人間が存在する世界。舞台は現代(ただしまだ携帯は無い)ロンドン、事件と人間関係とSFと哲学とが入り混じる、好みの話でした。あとがきを見ると、1994年の同人発表作品のようです。
派手でない演出で大人っぽさがあり、ひたひたと迫る不気味さもあり、いつの間にか絡めとられる魅力がありました。
絵柄があまり好みでなく、初見では星4つかな……と思ったのですが、じわじわ来るものの方が強く、星5つ。
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