このレビューはネタバレを含みます▼
伯父のレコード店で働く為に上京した西森潤は、隣に住んでいるのが高2の時のクラスメイト•武内洋平だと知ってびっくりします。CDの貸し借りをしたり、お互いの家を行き来したりするうちに抜きっこするようになった洋平は潤が初めて好きになった男性で、それがきっかけで潤は自分がゲイだと気付いたのでした。学年が変わって次第に顔を合わせなくなり、洋平が東京の大学に進学してからはそれっきりだったのが、偶然の再会で潤は浮き足立ってしまいます。洋平には彼女がいて自分のことは黒歴史かも?と思いつつ潤は自分の働く店や食事に洋平を誘います。さらに洋平が彼女と別れたと知って、潤は強引に迫ってフ◯ラしてしまうのでした。あの時も今も洋平が好きだと言う潤に、洋平は俺は女がいいときっぱりと言い切ります。一歩間違えるとかなりのKYな潤のポジティブさと打たれ強さか逞しいです。それを振り切れない洋平は、かつての抜きっこを自分から言い出した罪悪感のせいかと思うのですが、それだけではありません。意外なことに本格的なエロには至りませんが、高校時代と現在とを行き来しながら二人の気持ちが寄り添ってゆく初恋リベンジ物語です。