このレビューはネタバレを含みます▼
綺麗ですわ。美麗ですわ。カラーでみてみたい…美しい男性の色香、陰間のような儚さもあり、少年と青年の狭間。恐らく、長く画家の「道具」であり「作品」であったミチルは、箱入りで世界が狭く色々なことを知らない無垢さが現れているのでは。
身体そのものを作品にするために、絵をタトゥーにして背に墨を入れる。出会った彫師に無自覚の恋をして作品をダメにした。彫師もミチルに魅入られて、2人の作品にしていく。作品としてではなく、自分をみてくれるゆうじに惹かれたミチル。人形から人間になった。鹿島先生の絵が美麗だからこそ、全て活かされる。ロマンスでした。エチシーンまで麗しい。