神様も知らない
」のレビュー

神様も知らない

高遠琉加

クライムサスペンスの名作BL

ネタバレ
2023年5月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説。初読み作者さん。シーモア島でオススメされてた作者さんでいつか読みたいと思ってました。オススメしてくださった方ありがとう。。3冊息もつけずに一気読み。電子には挿し絵がないので外で読んでもOkですが、ラストは夜中にひとりで読むのがよいです。私は号泣寸前でした。10年も前に発売されてる名作なのに、私はこの作品の存在に気づかずいったい何を読んでたのでしょうか…
神様にも誰にも助けてもらえない子どもふたりが出会って生きるために罪を犯していく、、それを止めようとする刑事バディもの。BL的には、見ようとしなかった真実を司に突きつけてくシーンが辛かった〜、だけどラストの手紙も心からの言葉だろうし。どうしようもなく転げ落ちていった子どもたちのこと忘れられないです。
BL枠でなくて一般小説枠でも出てよいくらいクライムサスペンス色が強く、「青の炎」や「白夜行」が好きでBLも好き〜な方は間違いなくハマる! 罪を重ねていくのでどうしてもラストはあのようになってしまうけど、3巻のタイトルからもわかってはいたけど、、、ぜひ一緒に涙してください。
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