天と万雷【電子限定描き下ろし付き】
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天と万雷【電子限定描き下ろし付き】

鶴子

ぜひ試し読みしてみて〜!

ネタバレ
2023年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雷神の柊璃(しゅり)×化け狸の天のお話で、表題作のみ全6話+描き下ろしで合計214ページ。幼い頃に突然会えなくなってしまった柊璃にずっと思いを寄せている化け狸の天が、妹の代わりに雷神に嫁ぐことになったところ、その雷神こそが柊璃だったことが分かり…というストーリー。実は初読み作家さんで、コミックス発売時にSNSなどで告知されていた時は、表紙のちょっと濃い少年誌のようなタッチの絵柄が好みじゃないかも…なんて試し読みもせずにスルーしてしまっていたんです。偶然レビューを見たら絵柄を絶賛される声が多かったので、本当かな〜?と半信半疑で立ち読みしてみたらビックリ!確かにあっさりした絵柄ではないですが、すんごい隅々まで丁寧で、柊璃は格好良いし天は可愛いし!人物はアングルも多様なのに一切バランスも崩れることがないです。私のように表紙の絵のタッチで読まず嫌いをされている方がいれば、ぜひ試し読みをしてみて欲しい!ストーリーもとても面白かったです。最初は暴君で俺様だった柊璃が、天の影響で少しずつ柔らかくなってくるんですよね。天を助ける時の落雷のシーンも迫力満点で、本来の姿になった柊璃が満を持して登場する場面は圧巻でした。柊璃が一見オラオラ系で筋肉系の攻め様なのに、はだけた着物に麻縄で縛られてる(言い方w)のがなんかちょっとエロくて個人的にツボでした。普段はタヌキのフォルムが可愛すぎる天ですが、背中のほくろはすごい色気たっぷりで良かったです。風神の夏梅×柊璃の従者の息子・秋雨もスピンありそう!?
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