このレビューはネタバレを含みます▼
そっか、そっかぁ。「愛追うふたり」の先生だったかあ。知らずに読んだけど、よいお話描くよなぁ。
幼馴染、好き同士の亮輔とハル。だけど関係は進めなかった。あるとき、亮輔が交通事故で突然死。後悔と悲しみで整理がつかないハルの前に、「ハル」と呼ぶ声が。呼んでいるのは知らない高校生で、血だらけで怪我をしていた司。亮輔が司の身体に入ったようで…
様々な事情から3人で暮らす日々。生きている者と亡くなった者がそれぞれの思いを胸に秘めていたが、このままではいけないと考えて亮輔はある行動に出る。好きは変わらない、思いも強い。亮輔の思い、ハルの思いと変化、司の気持ち。三者が同じ幸せは得られないけれど、亮輔の愛が生きている者の背中を押す。切ない。けれど、心洗われるお話。エチはないです。いまはそれでいい。素敵なお話をありがとうございました!