仕事おわりのランデブー
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仕事おわりのランデブー

草間さかえ

もう少し時間掛けて欲しかったかな…?

ネタバレ
2023年6月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作者さん買いです。以前シーモア島で草間先生の作品をおすすめされたのがきっかけだったんですが、絵のタッチとか独特なストーリーの運びが、ハマるとなかなか抜け出せない草間作品です。さて本作品は、葬儀社専務の久慈×理学療法士の吉見のお話で、表題作のみ全7話+描き下ろしで合計216ページ。東京から地方の病院に移ってきた理学療法士の吉見。勤務初日に、病院に隣接する葬儀社に務める幻のイケメン・久慈と出会って…というストーリー。最初は久慈がとっつきにくいミステリアスなタイプなのかなと思っていたんですが、真面目で不器用なだけでした笑!今までは他人とも距離を置いていたようなのに、人懐っこいけど強引な吉見にグイグイ来られて、戸惑いながらも惹かれていきます。久慈には吉見みたいなタイプがもう相性バッチリなんですね。出会って数日でリハビリ目的とは言え久慈の家に来て、リハビリせずに酔っ払って寝るのってどうなのと正直思ってしまいましたが、そういう吉見だから久慈の懐に知らないうちにスッと入り込めたのかなと。ただ面白かったんですが、やっぱり時間的な展開の早さは少し気になりました。最初からセ/フレと割り切ってるとか、どちらかがヤリ/チンとかなら個人的に身体先行でも全く気にならないタイプなんですが、今作では二人ともそういうタイプじゃないしちゃんと好きになって相思相愛だと確認した上での行為なんですよね?しかも二人ともゲイではない?吉見は明確な言及がないですが、少なくとも久慈は今まで男性相手の経験はないわけだし、そう考えるとやっぱり会って数日で恋人になってエチもするのはちょっと早い気がしてしまいました。
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