Hしたくないので友達とつきあいます【コミックス版】
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Hしたくないので友達とつきあいます【コミックス版】

未散ソノオ

合法的!先生天才だと思う。

ネタバレ
2023年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ え、コレ、なん…なんって言う斬新な設定!
Hしたくないから→友達とつきあう。
友達だから、頭なでなでしてもいいし、友達だけどつきあってるから、いやらしいことしてもいい→Hしてもいい。
…って、なんじゃそりゃ!最高!

未散先生も思いついてニヤニヤしたそうじゃないですか。合法、そう、合法的なのよ。やましいことなく堂々と「友達とHできてしまう」というわけ。
私は未散先生作品では『おまダメ』が一番好きなのですが、こちら『えちとも』は『おまダメ』要素がありつつも、抱えるものがそこまで深刻過ぎず、男同士だからという葛藤や切なさとも無縁の作品。
それもこれも、2人が非常に強くって。
そしてアスリートの2人は相性もぴったり。未散先生作品は、破れ鍋に綴じ蓋とよく表現されるかと思うのですが、まさに本来の意味のそれ、でした。
流され侍の弓岡ぁは、モテ過ぎるだけで仕事は出来るいい男だし、圧も強い。犬塚くんは言わずもがな。彼の強さはアスリートのストイックさ。素敵。
とにかく振り切れてて楽しくて萌えられて、おまけに2人がいかに、かあっこいい〜のか、じっくり堪能できるんです。最高!(2回目)

ふんわり軽く進んでもおかしくない物語には、ピリッとしたエピソードが入ります。
序盤では単に強豪あるあるかとも思った駅伝チーム移籍の件、きっちり回収されてスカッとします。
んな会社辞めちまえ!って思ってたら、弓岡もまた潔かった。

そして今回、受け目線か攻め目線、自分はどちらで見ているのかがはっきりしました。完っ全に、攻め目線でしたねえ。
犬塚くんのこと、やーいけるわ…って、弓岡おま…いや、ね。わかるう〜私もなんですわ。
指相撲仕掛けてきたり、弓岡不足を宣言したりするんだもん。かっわ!かっわ!もう、抱いちゃっていいよね?いいよ!許す!くそう、弓岡ぁ。羨ましいぞ。
体格、体型の設定には先生のこだわりが見られ、それもまた良き。
犬塚くんのセリフがいちいち平仮名なのもツボ。
いつまでも眺めていたい2人でした。はぁ〜幸せ。
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