仕事おわりのランデブー
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仕事おわりのランデブー

草間さかえ

白孔雀みたいなイケメン×愛され年上ワンコ

ネタバレ
2023年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新しく赴任してきた理学療法士の吉見圭一は病院内で白手袋を落としたイケメンとすれ違います。彼は病院の裏にある葬儀社の若き専務•久慈でした。久慈の足の不具合に気付いた吉見は、手袋を届けがてら久慈にリハビリに行っているかどうかを尋ねて久慈の怒りを買ってしまいます。葬儀社の広い敷地内には喫茶店もあって、そこの鮫島洋子が従弟にあたる久慈に連絡をとってくれて、吉見は同じく敷地内にある久慈の家を訪ねます。やっと手袋を渡せた吉見に久慈は先日の非礼を詫び、リハビリの予約を入れると葬儀が入ってしまうのだと言うのでした。人懐っこい吉見は仕事帰りにリハビリに寄ると言い、言葉通りにお弁当やお酒を持って久慈の家にやって来ます。お互いの仕事のことなど話すうちに酔った吉見は寝落ちしてしまい、いつもはいつ入るかわからない仕事の電話が気になって熟睡できない久慈も吉見に寄り添ってぐっすりと眠るのでした。病院、葬儀社、喫茶店、久慈の自宅、吉見の寮と職住超接近の二人は自然と惹かれあってゆきます。久慈の従姉の鮫島や葬儀社の菊池くん、吉見の弟らが仕事の合間やオンラインゲームで個性を発揮してお話を彩ります。200頁越えでしっかりと読み応えがありました。
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