このレビューはネタバレを含みます▼
待ってました〜!2巻!!!!
いよいよ二人の距離がぐっと縮まって、ついに、ついに!という瞬間が!!(大興奮)
十嘉くん、マジでめちゃくちゃいい男すぎません???待てと言われたら待てができ、かといって待ちすぎることもなく自分から仕掛けていくことも、控えめな五十鈴の分までグイグイいってくれるところもあり……。五十鈴の、「“特別”な人にしないで十嘉くんの特別な人になりたい」が絶妙すぎてほんと……特別扱いしない十嘉だけど好きな人に対する大事大事ムーブはするからほんと、、最高でぇ、、
二人のやりとりがずっと丁寧なんですよね。1巻からこの印象は変わらないです。あとがきにもありましたが、カットしてしまうようなコマも描いたって仰ってて、それが二人のテンポ感を表すのにピッタリだなと。
ほんでね、最後はね、ほんと、ほんとにありがとう、本当に、麻生先生ありがとうございます。下品なセッ…ってあらあらまあまあもうね、ほんと、オホホホ…って声出たし読み終えて「くぅ〜!」って床に転がりました。とんでもない。こんな丁寧にラブを重ねてきて、下品な、ってワードセンスが神がかり的。最高です。次巻で終わりなのが寂しいですが二人のハッピーエバーアフターを見届けたいです!
以下1巻時点のレビューです。
ゆっくり、丁寧に愛を育んでいくふたりが素晴らしいです。重度難聴という難しい設定を扱っているだけに、端々に作者様の配慮か見えていいです。また、それをつらいものとして描くだけでなく愛おしさを感じるきっかけにもしているのが絶妙だな……と思いました。バイオリニストの攻めは聞こえない受けのおかげではじめて“聞く”という行為を自覚的にするようになるし、相手のことを考えるようになるっていうのがよかったです。
それに、昨今のBLにありがちな「突然身体的接触をするけれどなぁなぁにされる」問題に対してしっかりと「同意のない行為はNG」としているのが素晴らしいなぁと思いました。
重厚感たっぷりのお話ですが、重すぎることもなく正統派のラブストーリーとして楽しめるのが最高です。次巻も楽しみですー!