ギヴン
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ギヴン

キヅナツキ

次でラスト

ネタバレ
2023年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今頃になって、手をだした。お話は先日に最終回を迎えた。残るはコミックス9巻だけ。
迷うことに迷わなかったのに、いつの間にか周囲を気にして、迷うことを後ろめたく思い出す。言葉にはなかなか出せない。思いを形にするスピードは人それぞれ。ギヴンは、大人のお兄さんたちがいてよかった。高校生のエネルギーと、迷いながらも間を大切に待つことができる大人の組み合わせ。よいね。
恋愛関係をバンドに持ち込むと大変って思いながら、それも込みでひとつの流れができて。ドリフトするキャリア。いいんだと思う。
真冬も答えは薄々わかっている。きっと、皆が背を支えて、押してくれていたことに気づくだろう。秋彦と雨月、春樹の関係、上ノ山と真冬、柊とシズ、それぞれの思いが交差しながら動いていく。青春、若さ、愚かさ、迷い、勢い、情熱。たくさんの情動が絡み合いながら昇華に向かっていく。

気がかりは、上ノ山がずっとDTのままだということ(笑)本編では叶えれないようなので、描き下ろしに期待したい(笑)(笑)

追記:9巻。お疲れ様でした。描き下ろしは真冬がギターをもらったときのこと、由記はやはりチキンレース的なことを起こしたんだなってわかったことだった。上ノ山、いつか…卒業できるよ、ウンウン。真冬は音楽があるから、歌にできるから、内側を出せるんだな。完結、おめでとうございます!
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