このレビューはネタバレを含みます▼
27歳のリーマン時田が、連日の激務が一区切りつき、公園でひと息ついているところにパン屋でバイトしている学生の千葉くんが声をかけてきます。酷い顔をしているからとパンをくれた千葉くんを時田が晩御飯に誘い、そこからなんとなく付き合いが始まります。二人の関係は周囲の興味を誘い、時田も千葉くんも色々訊かれます。友達みたいな兄弟みたいな居心地の良い関係が楽しいと言う時田に千葉くんは「オレ、ゲイなんで気をつけた方がいいっすよ」と言うのでした。その一言で時田は千葉くんを恋愛対象として見るようになります。ゲイの自覚はあるけれどもまだ誰ともお付き合いをしたことの無い千葉くんはあたふたして、少し時間を下さいなんて言ってしまうのでした。ノンケのお兄さんが初心なゲイボーイを優しくリードします。『ご褒美をあげよう』会社の後輩ヤマトと飲んでいるうちに、宇佐美は「オレたち付き合おうか」と言い出します。一緒に星を見たり、美味しいものを食べたり、落ち込んだ時には慰めたり、そんな相手が欲しかった宇佐美はそのまま寝落ちてしまいます。そして次に気がつくとヤマトが上に乗っかっていたのでした。無表情でワンコな後輩に男前な先輩がご褒美をあげます。