未熟な僕は支配を乞う【コミックス版】
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未熟な僕は支配を乞う【コミックス版】

音海ちさ

史上最強のDom/Sub もの

ネタバレ
2023年7月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前々から作者買いしているのですが、史上最強のDomとSubの登場に、何度読んでも歓喜しちゃう(≧∀≦)

Subの律路とDomの行瑠は、幼少期に出会い、お互い本能をぶつけ合う存在に。加減もわからず、壊れる寸前で引き離された2人が、大人になって再会し、もう一度パートナーになるが…?

この作品は通常のDom/Subものではありません。メインカプがSSSランクという、収まりきれない欲求や本能をもっているというところに、常に危うさが付き纏います。SSSランクであるからこその苦しみー家族や他人から理解されずおかしいと忌避され、今度は間違わないようにと固く心に決めるも、だんだんと自分じゃなくなり、本能が姿を現す。極限状態の中で、支配し・支配される関係性が息を呑むほどの迫力で描かれており、圧倒されました。

お互いがお互いを求める唯一無二の存在だからこそ、自分のせいで相手を壊したくないと願うも、同じことを繰り返してしまう…。
切ない💦切ないよー(T ^ T)本当にピッタリな2人なのに、お互いの理性がぶっ飛んじゃったら命に関わる問題にまで発展しちゃうから常に危険と隣り合わせだし。でも子どもの頃から孤独に生きてきた2人には絶対幸せになってほしい!(>人<;)2人の未来が明るいものになるにはどうしたらいいか、私も頭の中でぐるぐる考えています。

暗く重いシーンもありますが、明るくかわいらしいシーンも盛りだくさんなので、バランスが良いんですよね!また、子どもの頃の回想シーンが絶妙なところに散りばめられてあり、律路と行瑠の心にグッと近づけるようになっていて、癒されたり、切なくなったり、涙したりと、共感しまくりでした😉

SSSランクの2人が織りなすDom/Sub ラブストーリーの真骨頂とも言える本作品。こんな素晴らしい作品を生み出した音海ちさ先生は本当に天才だと思う。2巻発売まで待てないので、続きは単話で追います!あ〜…どうなっちゃうの〜(゚o゚;;早くゆくりつに会いたいー♪( ´θ`)
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