宙に参る
」のレビュー

宙に参る

肋骨凹介

宇宙を巡る四十九日

2023年8月1日
宇宙が身近な近未来SF世界で、夫の遺骨を地球へ届ける四十九日の宇宙旅行。宇宙SFに囲われつつも、故人を悼むノスタルジー日常漫画…なんて思ってた時期もありました。試し読みで面白そうだと購入したものの、日常系かと思いしばらく放置。さてしっぽり読もうかなと手に取ったところ、、あっという間に世界観の虜。綿密で繊細かつ壮大な宇宙SF設定。宇宙工学、AI、etc..SF好きにはたまらない。奥深くどこまでも続く壮大な世界ながら、画面上で繰り広げられるはあくまで日常風景。しかし一方、主人公の特異性が物語を否が応でも引き連れてくる。その奔流を一読者としてただ享受できる幸せを分かちたい。まだ連載中ということが幸せで、これからもこの世界に触れられることが幸せ。作品に敬意を表して何とか無い語彙力駆使したけらどもうギブアップ。すみません。ぎゃあああ。なんてステキな宇宙SF!!もうたまらない!たまりませんよ!だいすきなんだ、こういう話。綿密に作り込まれた舞台設定の上の、遊びたっぷりなストーリー展開。こうも贅沢に設定使いが出来る作者さまの力量に期待しかない。久しぶりの続刊が出たら即買い漫画。幸せだなぁ。これから読む人にも新鮮な気持ちで読んで欲しいので何故こうも虜になったのかって部分はレビューできないんですが(レビュー力量不足ですみません…)、登場人物たちも全員温度があって好感持てるところも本当良いし、いや本当とりあえず宇宙SF好きの人にはまじでおすすめ。とりあえず一巻読んでみて。ハマるぞ〜。
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