東京戦慄奇譚
」のレビュー

東京戦慄奇譚

MARBLE COMICS 編集部

普段と違う涼しい作風を味わうのが良

ネタバレ
2023年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 某テーマパークのホラー系アトラクションを最初から最後まで目をつぶって乗ったくらい、ホラー系が苦手なホラー激弱民なのだけど、豪華な作者様の新たな一面が見られるかも…お値段も安いし…とポチしました。
結果、いつもの好きな絵柄で、とっつき易いな〜、これなら大丈夫かも、と思って読み始めたら、めっさ怖いホラーで…え、そこで終わりなの?この救いのなさがホラーなの?と、絶賛ゾワゾワしとります…。190頁以上の読み応えある作品集。
掲載順に一言
●加藤スス先生「きみが待つ部屋で」
最後のコマのサンダルの向きが気になって仕方がない。最後に待っていたのは誰なのか…
●因幡先生「魅入られ、憑かれて、八尺様」
◯ーチューバーのゆきや君、ダブルミーニングでつかれてますが…あの声は友達のはず…誰がこの状況を作ったのか…一番怖いのは何なのか考えさせられる作品
●凡乃ヌイス先生「6と7」
これはネタバレなしで、ヒタヒタと迫りくる不穏さと視点の切り替えを楽しんで欲しい。できれば単行本でこの前後を読んでみたい。読後「凡乃先生の凡は、非凡の凡だなー」という言葉が浮かんだ。
●瀬戸うみこ先生「先輩の育て方」
あの可愛い絵柄は健在なのに、ラブイズホラーな2人。そうか、育てられているのは先輩なのか…と、読後タイトル回収に気付く
●日乃チハヤ先生「運命と赤い糸」
「お憑かれさまです」のホラーラブコメがお気に入りの作者様。コメディ要素取り払うと色気と重い愛が残るんですね…。
●さきしたせんむ先生「ほねとかわとがはなれるおと」
音に悩まされる大学生と相談に行った探偵事務所で出会った男が…先生の画力は、エチシーンで発揮されてもグロシーンで発揮されても、凄まじい威力があるのな…まだ育ち盛りなんやろか…。

激弱民なりにお祓いのため、レビューしました(ー ー;)
先生方が考えるホラーBLの違い、普段の作風との違いを味わうことができて面白かったです!
いいねしたユーザ14人
レビューをシェアしよう!