４巻まで読了

異界で老いることなく孤独に生きるうちにかなり拗らせちゃったヒロイン。その経緯や未だ癒えない恋心は可哀想ではあるけれど主役としてはちょっと魅力的とは言い難いかな。元はか弱く慎ましい箱入り令嬢だからか男性に免疫がなくすぐテンパりちょいちょい騒がしい。そのウブさや幼さに加え口調も独特で何だか痛々しいキャラ。バトルパートもヒーローの足を引っ張ってあまり良いところがない。それでもそれを補うほどにヒーローはカッコいいし設定には引き込まれるものがあるので読みごたえはあり面白いです。ようやく二人と一振りの代わり映えしない亀進行から進展があった４巻。物語が大きく動き出し、これからどうザマァするのか祝福されるのか結末が待ち遠しいです。