キミの撫で方躾け方
」のレビュー

キミの撫で方躾け方

かさいちあき

天然たらし王子様キャラにもらいキュン

ネタバレ
2023年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元々こちらの作品に興味を持ったのが先で、でもスピンオフだと知ってスピン元から読みました。スピン元も私にはない行動を取るキャラ達の読めない展開が面白かったけど、やはり目を付けていただけあって、スピンオフ輪をかけて良かったです。思い返してみると、ショタ以外で攻めの方が背が(女子平均くらい?)低いという設定は私史上初です。いらん情報かもですが、私でも163ですから…。
でも低身長なんてモテ度に無関係なんですね。いわゆる男前とはちょっと違う、人の心を優しく、でもしっかり包み込む大らかさがある気がします。新谷野との会話や絆の深め方も天然たらし王子様攻撃が炸裂していて、私までもらいキュンしてしまいました。気づくとニヤニヤしながら読んでる自分に引いてしまうくらい楽しかったです。4巻もあるイチャイチャも濃い割に胸焼けやくどさがなくて読みやすいです。
4巻の後半は花ちゃんと小宮のやり取りが増えますが、この二人も強烈でした。花ちゃんが小宮に対して「嘘がない分、希望もない」と、深く傷ついた時は凄く切なかったです。そんな嵐の中にいるような心境の花ちゃんに対して小宮が取る行動が、宇宙人かと思うくらい理解できなく、特にP153のキメ顔&セリフ以降の怒涛の流れには、花ちゃんと一緒になって振り回された感じで呆然となりました。
小金井と新谷野が静なら、小宮と花ちゃんは動という感じで、何となく対照的に見えてそれぞれ個性的で面白かったです。
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