始まりの物語





前シリーズで名前だけ出てきた四神天地書の著者(正確に言えば訳)である奥田永之助の娘・多喜子が主人公です。
時系列的には一番最初の物語になり、前作では語られなかった多喜子の内面が明らかになります。そして、何故『四神天地書』は生まれたのかが分かります。
また巫女と七星士は災厄のレッテルを貼られており、多喜子は逆境の中でのスタートとなります。国民からは忌み嫌われ、七星士は一筋縄ではいかないですし。
ですが、多喜子の優しさやひたむきさに七星士を始め、周囲の人々は心を打たれ、段々と変わっていきます。
この作品のテーマは絆だと思います。
家族であったり、主従、友人、愛する人など関係性は違いますが、その間にあるのは信頼や愛情です。様々なかたちでの人と人との絆を感じました。
この作品は前シリーズである『ふしぎ遊戯』を読んでいるかどうかで評価が変わると思います。というのも、結末が前作の中で分かってしまうからです。あとは前作を知っている方には嬉しい演出があったり、懐かしさだったりですねー。勿論、読んでいなくても充分に楽しめます。むしろ読んでいない方が私的にはいいと思います。(ネタバレという面で)
まだ電子書籍では発売していませんが、玄武編は完結しています。是非、多喜子の運命を見届けてください。
長文、乱文失礼しました。

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