鬼は笑うか
」のレビュー

鬼は笑うか

木村ヒデサト

長く苦しい夜をへて鬼は笑った。

ネタバレ
2023年8月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ そもそも鬼って何のことでしょう。女子の生理の描写や、痛ましい育児放棄に教師のレ イプ表現。ここまでリアルに描き切ってる作者様が最後に『鬼』と曖昧に表現したもの。それは苦しさや不安が長い夜をへて我が身に居つく鬼のような存在になったのではないか。その鬼が笑ったというのは、心に出来た若干の余裕の事ではないかと思いました。色々考えさせられる作品で面白かった!鬼こそ、笑え!
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