ネタバレ・感想あり鬼は笑うかのレビュー

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泣いた。続きが読みたいです。
ネタバレ
2025年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 検査薬のくだり、一番好き。官能的でドキドキした。検査後、2人で泣くところでは一緒になって泣いた。妊娠していればずっと一緒にいれたのに。男同士だから、2人を繋ぎ止めるものがなく、未来がない。さらには、クズな大人を見てきた2人だからこそ愛なんて続かないと知っているし、そこにまだ高校生という未熟さ、ずっと一緒にいたいと願う純愛が入り混じっているように感じて泣けた。
タイトルも効いてる。『鬼が笑う』とは、『将来のことは予測しがたいから、あれこれ言ってもはじまらない』ということ。まさにピッタリな言葉。
この作者様、「おふざけ・緩いシーン」と「シリアスシーン」の緩急の付け方がうますぎる。読者はまんまと振り回され、のめり込みました。途中辛いけど、救われる。2人が出会えてよかった。是非、続きが読みたいです。
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現実にもある問題として捉えてほしい
ネタバレ
2024年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 視覚的に虐○シーンを少なくしていたのでトラウマ級ではなかった。とはいえ、柏瀬が親と教師から酷い扱いを受けていたのは事実で、特に生理の理由は山下を避ける為の自傷行為だったのは辛い。後の告白で行為が原因の痔であったとも言ってますが、無理矢理だから痔(傷)になるのであって、中学生の、逃げ場の無い立場では小椋先生や星谷の存在が無かったら精神異常になってもおかしくない状態だったと思う。
星谷が言うように普通の男子なのに…。
そう、現実の社会でも逃げ場を求めて家出をする子供は多い。生きる為にウリをする子供も。だからこそ、気付いたら逃げ場を失う前に声をかけてほしいと思った。
自身も小学生時代は辛かったので、心の痛みの記憶は一生残ると実感しているが、多少の希望が持てると持てないとでは大きく違うのである。
作品では星谷が支えになってくれたことが幸いでした。妊娠してほしい理由が泣ける。
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好き嫌いは分かれそう
2024年10月28日
個人的には、、、ちょっと好みじゃなかった。
痛々しいのとかは全然平気なんだけど、リアル要素が強めです。
中学生男子の心情とか。やはりBLはどこかファンタジーがかってるのが好きです。。

と思う反面、中学生から大学生までの2人に心情が凄くリアルなんだろうな、、なんて思ったりもします。男女でも若いころは色々頭おかしくなるし、昨日までの幸せが急に、、なんて事もあるじゃない?なのでこちらの作品そういった意味ではめちゃくちゃ面白いストーリーなんじゃないかとも思いました!「妊娠してて欲しかった、、」にグッときたよ。アレに男同士の全てが詰まってる気がする。。
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いい作品でした。
ネタバレ
2024年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品を読んで、こんな大人が幼い子たちの周りにいると思うと怖いし許せない。2人の成長が見れてよかったです。
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子供は大人の道具じゃない。
ネタバレ
2024年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 深刻なお話。ネグレクトや性被害、そして生理と妊娠がお話に深く関わってきます。途中まで、ISなのかなとか色々考えました。しかし、真実は残酷。
最低な大人たちの足枷にさえなれない。子供は自分達で責任を取れない。男だから妊娠できるはずもないのに、君と一緒にいられる理由が欲しかった。可哀想だから、一緒にいる。いてくれる。そこから始まる愛があってもいいじゃないか。かわいそうじゃなくなるまで。
「結婚して子供ができたって、永遠が手に入るわけじゃない」この台詞には唸りました。
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感情のジェットコースター味わいました
2024年2月2日
初めは重たい話だな、柏瀬君可哀想とか思いながらローギアで読んでました。
妊娠検査薬の辺りでもう、うわーってなって涙腺崩壊した後、鬼大爆笑で「よかった、ありがとう」ってこれまた泣きながら作家さんにお礼を言いたい気持ちになりました。私の情緒大丈夫か?ってくらい感情が揺さぶられました。
二人のこの先も鬼捧腹絶倒だといいな。
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何度読み返しても好き
ネタバレ
2024年1月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 5話はどうしても泣いてしまう。星谷のお父さんみたいになりたい、からのくだりがたまらない気持ちになります。そこからのクライマックスの奇行もなんかもうどうしようもなくてすごくいい。最初に読み始めた時に、こんな風に話が展開してこんな風になっていくなんて思わない方に話が進んでいきながら(別にオチが大どんでん返しとかいう意味でなく、時間が流れて話が転がっていく感じというか…)でも置いていかれるのではなく、気づいたらおんなじところにいてそうだよね!と思いながら最終回を読めるのが心地いいです。とてもとても好きな漫画だしこの方の漫画が大好きです…。この漫画しか得られない味があるなと私は感じています。最初は柏瀬のが謎のやばいやつなのに気づいたら逆転してる感じもいいです。
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鬼爆笑して良かった
2024年1月28日
現代の今もなかなかなくならない問題でもあります。そんな彼に逃げ道があり親子間の問題もあったとしても大丈夫が訪れてて、好きな人に気持ちを表せる心を持てたのはすごく救いがあり良かったです。2人で可愛いお揃いのスリッパを履いてるの見たら微笑ましくて明るい未来が見えたようでした。
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心が抉られる
ネタバレ
2023年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いです!思春期という多感で無償の愛情が当たり前に与えられると思っている時期の柏瀬くんの状況が辛すぎました。星谷くんと出会い、唯一無二の無償の愛を知った柏瀬くん。嬉しかっただろうな。妊娠検査薬を使ったシーンではお互いが一緒にいるため、一緒にいてもいい理由を証明したかったのだと泣けました。3年後…お揃いのクマスリッパをはいた2人が幸せそうでまた泣いた…揺るぎない愛のお話です!
すきです
2023年12月3日
紙でも持ってるけど今手元にないから、電子でも買いました。久しぶりに読んだけど、やはりいい。ふたりの話をときどき無性に読みたくなる。すごく濃い関係。
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先のことはわからない、けど
ネタバレ
2023年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『俺の春』を読んで衝撃を受けた作家さんで、こちらがセールにかかっていたのでこれを機に購読。
なかなか衝撃が大きい今作、大人が子供に対して乱暴するシーンがあるので読む人を選ぶかもと思いますが、センシティブな問題をしっかり取り上げていてリアリティもあり、読んで良かったなと思っています。

普通の中学生・星谷×クラスでも浮いた存在の柏瀬。
クラスに落ちていた生理用品を俺のだと言ったり、水泳の授業を休んでいる理由が生理だと言ったり、体育教師のtnpを咥えていたり、星谷にとって柏瀬は謎だけど気になって仕方ない存在に。
柏瀬の父親からの暴力や体育教師とのことも無理矢理だったと知り、友達として支えてあげたいと一緒にいることが増え、それが高校になっても続きます。
時間が経ち、お互いに思い合っているのに離れて行こうとする柏瀬に、好きを伝えるストーリー。
中学生の時の話は、主人公たちの多感な時期に親のこと、教師のことで振り回された柏瀬が可哀想すぎた。
どこにも居場所がない彼にとって、星谷は心安らぐ場所だったのかな。
高校生になって、親のことはある程度時間が解決してくれたんだと思うけど、壊れた家庭が元に戻るわけではなく。そんな現実を見て、結婚しても先のことはわからないとわかっている二人だからこそ、今一緒にいても不安が付き纏って離れないんだな。
妊娠検査薬を試す奇行も、ずっと一緒にいたい気持ちの表れだったんだと思うとなかなかに深いと思いました。
星谷の涙で私も泣いた。
長く苦しい夜をへて鬼は笑った。
ネタバレ
2023年8月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ そもそも鬼って何のことでしょう。女子の生理の描写や、痛ましい育児放棄に教師のレ イプ表現。ここまでリアルに描き切ってる作者様が最後に『鬼』と曖昧に表現したもの。それは苦しさや不安が長い夜をへて我が身に居つく鬼のような存在になったのではないか。その鬼が笑ったというのは、心に出来た若干の余裕の事ではないかと思いました。色々考えさせられる作品で面白かった!鬼こそ、笑え!
幸せになってほしい。
ネタバレ
2023年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けの周りの大人がクソすぎる!
体育教師は最悪!!
クラスメイト達が、倒れた受けを運ぼうとする攻めを邪魔しようとするクソ教師を押さえて「早くいけ!」って助けてくれたところがすごく胸に刺さりました。
心の動きや2人の関係がけっこうふわっとしてますが、それがリアルなのかも知れません。
2人の幸せを願ってやみません。
シーモア島のおすすめを見て。
ネタバレ
2023年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今回のクーポンで何を購入しようかなと迷っていた時に、シーモア島を参考にさせていただきました。
試し読みで見た感じと違いましたし、途中、教師に対して殺意を抱きそうなくらいムカつきましたけど、最後は幸せになってくれてよかった。
でもね、中学生という多感な微妙な時期に助けてくれる大人(女性の先生がいたけどもその後の山下に台無しにされたし)がいないのはとても残念。現実でこんなことがないといいな。
鬼が大爆笑したその後の二人、お互い名前に、くん付けで呼び合い、クマのお揃いのスリッパを履いて、仲良さそうな幸せな二人が見られたのが本当に良かったです。
愛しい作品
ネタバレ
2023年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな作品、おススメの作品ってのは色々あるけれど、愛しいなあと、大事に手で包み込んでおきたいと思う作品は意外と少ないものです。

この作品の凄いのは、良かれと思ってなしたことでもかえって相手を損なうことになるかもしれないことをきっちりと描いているところ。リアルなんだもの。怖かった。
一度教師によって救われたかに思えるところ、更に突き落とし、その上で、これでもかというぴかぴかをあてがった。
そう、星谷くんが光ってます。家族もみんなぴかぴか。育ちが良くて素行も良くて、この子が「かわいそう」と側にいてくれたことで柏瀬くんはやっとやっと救われた部分がありました。怖いから目を瞑って部屋の電気を点ける習慣も、時間が経つにつれ、柏瀬くん本人も忘れるくらいになっている。

大人の都合で何重にも傷つけられてしまった柏瀬くんの言葉が本当に切実で、星谷くんの突飛な行動もその切実さに呼応したもので。突飛さが優しく優しく労わります。
ぎゅーぎゅーと星谷くんに抱きつく柏瀬くんが愛しいし、二人で世界を変えたかったと泣く星谷くんが愛しいし。

鬼はこの二人を、この二人の一見他愛無いとも思える切実な将来の話を聞いて、本当に笑うというのか。
誰も笑えない。笑っていいのは当人たちだけ。
「鬼が笑った」というモノローグは、朝まで泣いた二人の未来を、心配ねえぞと予言して笑い飛ばしてくれたということなのかな。そう思いたい。

BL作品に登場する女の子の扱い次第では、作品の評価を下げたくなるのですが、こちらは良かったです。

5/19〜21の東京漫画社30%オフクーポンにて購入。
「闇系」作品で知った作者先生、本来なら出会わなかった作品です。
じわじわっと
ネタバレ
2023年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ うわーひでー大人たちだらけ!とムカムカのなか、まさに救いの星が近付いてきてくれて。思春期の同情や依存、独占がお互いに好きになって、、あーじわっと心にくる作品でした。
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すごい
ネタバレ
2022年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中学生時代のお話から始まります。正直かなり重い。中学時代の話は胸糞が悪すぎて途中まであ〜これ読んでるのきついなって思ったくらいでした。不思議な雰囲気の同級生が体育の教師にフェ…をしているところ目撃した攻め。受けは男なのに生理がきてるらしい。最初はからかってるのかなと思ったんですけど本当に血が出てる。その生理(?)の理由がもう…は〜本当にクソです。性犯罪者くたばれ。体育教師が本当に胸糞悪すぎて。二人の切実な感じがとてもリアルに感じました。漫画っぽいご都合感がなくて、中学生が大人に抗おうとする限界というか。すごくリアルで本当にすごいと思いました。
高校生になってからは攻めが女の子で童貞捨てたくだりでえ?!!となってしまいましたがそのへんはまあ…ただ最後の妊娠検査薬のあたりはもうすごいよかったです…涙が出ました。二人とも笑ってるのに泣いてて。「俺らって何もデキねーんだな」「妊娠しててほしかった」でもうすごい泣いちゃいました。思春期で、高校生で、まだ出会って三年、男同士。不安だよなあ。でも描き下ろしとカバー裏を読んで、なんだかんだこうして二人はずっと一緒にいるんだろうなと思いました。
思春期のリアル、痛々しくて、重たくて、とてもよかったです。
痛い…けど、ちゃんと幸せになります
2022年10月9日
じわじわ面白さが込み上げてくる。大人の前では中学生なんて何もできないからこそ子供なりに考えてやり過ごしてる痛さと、子供だからこそ無知だからこそ出来る行動もあるわけで…そんなアンバランスな年頃な少年たちの日常を覗き見した感じ。教師も親もクソでしたが、腐らず折れずに育ってくれて本当によかった。お互いに抱いてた不安な未来も、鬼が笑うくらい幸せそうに過ごしてて…好きな子とくっついて星を眺めながらコーヒー飲む、当たり前そうでそうじゃないと思ってた未来を2人が叶えてて読後感良きです。
ズシーンと胸にくる作品
2022年10月8日
拗らせ中学生の変わりネタかと思いつつ、何か惹かれるモノがあって購入。こんなクズが教師なの?親って何?思いもよらぬ展開に驚き凹み、胸を締め付けられながら読みました。柏瀬の中学時代は漆黒の闇。負のループに嵌まり抜け出せない。柏瀬を生理の無い穴として使う魂胆で、いい教師ぶって保護する山下に反吐が出る。でも柏瀬の自己防衛。使えないなら他の穴でって、単なる性処理?支配欲?生まれながらのクズだな。やたらと星谷にちょっかい出したり生理だ何だと体の事を言うのは柏瀬なりのSOSだったんだろう… 言葉の端々にまだ子供っぽさが残る少年達に大人は何てモノを背負わせるのか。P.3のカラーの絵、花の上で小指を繋いで眠る2人の姿に胸が痛む。P.106の「俺のせいで…」「僕のせいで…」と心の中で謝るシーンの意味が分からなかったんですが、山下が捕まった事に2人が絡んでいるのでしょうか?柏瀬なら山下の裏ネタを知っていそうだし、小椋先生と柏瀬を守る為に通報したのかなと。それならば あの空気感と台詞が何となく腑に落ちるんですよね。高校生になって虐 待からは解放されたけれど、一人ぼっちは悲しい。星谷の家族に良くして貰って暖かさに触れて救われる事もあるけれど、孤独を一層感じてしまう部分もある。だっこをせがんで「星谷のお父さんみたいな人と結婚したい」「星谷のお母さんみたいな人と結婚したい」と言う柏瀬が切ない。愛情に餓えて 家族に餓えて、居場所が欲しいし甘えたい。まだ17歳… 得るべきモノを得られず、しなくていい経験をしてしまった。最後、星谷のトリッキーな行動に面食らいますが、一縷の望みに託したんでしょうね… 2人の未来を。男同士だと結婚も子供も出来ない。でも、だからと言って不毛な関係じゃないし、生産性が無い訳じゃない。こんな関係を続けていられる訳がないと朝まで泣いた3年後、大学生になった2人がクマのモコモコお揃いスリッパを履いて名前で呼び合っている姿が証明している。愛し合って幸せなのが一番大切だって。鬼は笑って外に行きますよ😊
よかったですー!
2022年8月5日
読み初めは結構重くなっていく話なのかなと思いましたが、ラストは結構軽めに明るく締めくくられていました。
なので、重いのが苦手な方でも前半頑張ればいけるかと思います。
日常的な軽口を叩く場面なども面白くて好きでした。
テンポが良くて一冊でも満足感がある内容でした。
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タイトルに痺れる
2022年7月26日
「鬼は笑うか」……鬼、大爆笑につきる。ことわざを捩ったタイトルに痺れる。前半かなり胸が痛む。言葉が悪いが、体育教師クソ。胸糞悪い。後半からラスト2人のそれぞれの思いの行く末は。先の事なんてわからないもの…鬼は笑うで。かなり濃い深く厚い内容。言葉のチョイスや表現が絶妙!ただ、ただ、上手い。好みは別れそう。自分にとっては良い作品に出会えた。
痛くて辛くてあたたかい
ネタバレ
2022年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと読んでみたかった作品でした。試し読みした時に、柏瀬がなんかいろいろぶっ飛んでて、これ綺麗に着地できるのだろうかと不安だったんですけど、いつの間にか自分こそがどっぷりつかってて、作者さんのすごさに驚きました。というのも、絵的にも言葉的にも結構生々しくて、下手したら嫌悪感が漂ってしまうほどなのに、その背景が見え、想像していたよりもずっと痛々しく、とことん柏瀬に不幸の皺寄せがきていることがつくづく心を貫きます。星谷と心を通わす中で普通の男の子として生きようともがく姿に幸せを祈るばかりでした。
3年後の高校生になっても当たり前のように一緒にいる二人。でもお互い今のままではいられなくて、一緒にいる理由が欲しくて悩みます。今度は星谷がぶっ飛んで、「おいおいどうした!?」ってなりましたが笑、狂おしいまでの恋に切なくなりました。
最終話が個人的にガーンと来てしまって、けど同性愛には必ずといっていいほどぶつかる壁でもあり、そこを17歳の少年達を通してというのがまた儚く、今一緒にいるこの瞬間が尊くもあって、ぐわ〜って心の中で処理できないところでの描き下ろし。3年後の二人の姿が未来をも物語っていて、大爆笑というより泣き笑いでしたね。一緒にいた時間こそが「大丈夫だ」と信じるパワーとなり、手を取り合って未来へと進んでいける、そう感じました。

本のタイトルとストーリー展開がマッチしていて、それぞれの良さが際立っています。読者に考える機会や感動を与える素晴らしい作品です!
痛々しく可愛い
2022年6月22日
痛々しい出来事があって、でもそのあともこども達の日常は続いている。どんな出来事があっても大人になるし、なってほしい。
胸をつくような言葉や表情と、ほっこりするようなひとときと、すごく臨場感もって描かれていると思う。繰り返し読んでいます。
ラストも好き。でももっと長くてもいいよ。もっと鬼に笑わせてー。
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胸に迫る
2022年6月11日
感動するお話でした。買って良かった!中学生のまだまだ子供な少年が家庭、学校と救いのない八方塞がりな状況の中、1人のクラスメイトと友情を深めていく。いつしかそれが、、、というお話です。高校生になっても子どもな2人。距離感がかわいい。自分達の関係は?未来は?不安ばっかりで揺れ動く気持ち。終盤の傍からしたらバカバカしいけど、必死な2人の確認作業の件は感動しました。読み終えてタイトルが素晴らしいなと。鬼笑うよね〜!
切ない
ネタバレ
2022年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ とりあえず、山下はよほど酷い目にあって欲しい。
小椋先生も可哀想。
他の女子生徒も酷い目に遭っていたんだろうなぁ。

二人の想いが切なすぎました。
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最高です!
ネタバレ
2022年5月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ところどころ苦しくなるようなところがありましたが、本当にいい話でした!!とりあえずハッピーエンドで良かったです□□
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鬼が、笑った。
ネタバレ
2022年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 途中までふたなりなのか?と勘違いして読んでたので、真相を知った時には痛くて心が引き千切られそうでした。
まだ大人の庇護が必要な子どもの居場所がない。
それだけでも辛くて、なのに災いはそういう子に降りかかる。
このお話は最初(14歳)が一番辛いです。
柏瀬が朗読している羅生門の一節が、現状打破できずウロウロしかできない彼そのままのようです。
助けを求めるべきなのに、自分じゃできない。
なぜ言えないのか?言えばこの辛さが終わるかもしれないのに。
星谷の、まだぼんやりとした不安定な、しかし強い思いを以って柏瀬の辛い時代はやっと収束を迎えます。
ここで物語を閉じても良かったと思います。
………
けれど3年後、17歳。
新たな局面で鬼が笑うような話をせずにいられない不安が、ずっと悲しく響いてきます。
2人で世界を変えたかった。
私が神ならすぐにオメガバの世界に転生させたげたい!って考えてしまいました。
一緒に居る理由なんて、一緒にいたいから、だけでいいじゃないか!
さめざめと、2人と共に泣ける17歳の切なさです。
元カノのロジカルなアドバイスが光っていました。
………
描き下ろしの3年後、鬼大爆笑で良い意味で涙出ました。
14歳の痛さ、17歳の切なさを乗り越え、読後感がとても良いです。
夜明けの腐女子さまにうってつけの作品だと思います
………
マリアボーイを読んだ時にも感じたのですが、作者さまの描く虐 待はめちゃくちゃ痛いと感じてしまいます。
現世界と地続きのような、リアルにあったニュースを読んだ時のような、可能であれば目を背けたい誘惑に駆られます。
すごい表現力です。
駄目になる日を恐れて朝まで泣いた若い恋人
ネタバレ
2022年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 真面目な中学2年生の星谷光一は、同じクラスの柏瀬ゆたかのことが気になっています。クラスで浮いていて体育の授業もいつも見学している柏瀬の、体育教師との情事を見てしまったからです。身体も心も成長過程にある星谷が、いつも揶揄うような態度で掴み所の無い柏瀬を通して性に関することを知ってゆきます。それと同時に、柏瀬にはどうしようもない事情があるだけで、中身は自分と同じ普通の男の子であることにも気付くのでした。二人は大切な人を失い、縋るように抱き合います。3年後、高校生になった二人は変わらず一緒にいますが、恋人同士というのとはちょっと違うのでした。柏瀬は父親との関係がDVからネグレクトに変わり、中学生の頃より素直な印象ですが、独りぼっちのままです。温かい家庭に育った優しい星谷は、そんな柏瀬の家族のように傍にいてくれるのでした。それぞれの環境からなる温度差と、先の見えない思春期らしい焦りとが、切なくも愛しい恋人達を育ててゆきます。
2人の切実な思いに泣けた
ネタバレ
2021年11月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 行き詰まった状況を自分の力ではどうすることもできない、まだ中学生だから。ぬくぬく守られて何の心配もしないで生きていていい年頃に、大人の勝手で八方手詰まりの環境に押し込められていた柏瀬の姿に胸が痛んだ。
作中では3年ずつ時が進んで、成長するごとに少しずつ不自由だったことは自由になり、生きやすくなってはいくんだけど、過去はなくなる訳じゃないしついた傷が完全に癒えることもない。ただやるせなく、あの頃手を差し伸べてそばにいてくれた星谷に感謝したい気持ちになった。

後半は2人の突飛とも思える行動に、胸が締め付けられるように苦しくなった。そうせずにいられなかった気持ちもわかるし、自分達がずっと一緒にいられる未来を思って吐露した、切実な思いに泣けて仕方がなかった。
2人の必死さが痛いほど伝わってきて、こんな表現をされるなんてこの作者さんはすごいと思いました。2人の祈るような思いが圧巻で、零れた言葉の数々に心揺さぶられました。
辛い前半からラストの優しい結末まで、片時も目が離せない心震わす作品でした。
人生、未来は誰にもわからない
ネタバレ
2021年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ だから、鬼が笑う事を考えてもはじまらない。
でも、思春期だからこそ、どうにもならないことに悩み苦しみ絶望したり。そんな時に
思いをぶつけてあえた 柏瀬と星谷。
頭では同性同士での妊娠なんて有り得ない事はわかっているし、だからこそ馬鹿げた妊娠検査薬の下で 世界を変えたかったと、いった星谷の台詞がもう。。(涙)
思春期の大事な時期に多々な影響を与える教師が、かなり最低で読んでいて始終怒りで一杯でした。心の拠り所であった保険の先生が
体育教師と結婚すると知った際の 柏瀬の気持ちを思うと泣けてきます。言えないもんね、言ったら先生が傷つくとか色々考えたのかなと思うと、星谷が秘密の共有者としていてくれてよかった。
大学進学しても2人が一緒にいれて 可愛いお揃いのくまさんスリッパを履いて過ごしてる時間は
きっと3年前に2人は想像できてなかったのかな?きっと2人は、10年後も20年後も一緒にいて、 鬼は大爆笑どころか、笑い死ぬかもね。
“生理男子”の境遇に心抉られる至高の1冊
ネタバレ
2021年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんて素晴らしい作品なんだああああ!
読了後、この作品のタイトルが持つ意味、そこから連想される作品のテーマ、全て繋がりました。冒頭で、柏瀬が教科書を読むシーンで読んだそのフレーズ、そして終盤で星谷の元カノ・ミツが星谷に言った言葉、あ、すごい繋がった、と思いました。どうしようもない事、いずれ終わってしまうかもしれない事、でもそうなって欲しくない。だったら手段なんて選んでる場合じゃないし、どうにもならない事だからそれをどうにかしようとするんですよね、きっと。絶対に手放したくないから。予測できない未来にあーだこーだ悩んでいたら、そりゃあ鬼も笑いますよね。
絶望的な気持ちと安堵する気持ちがドロドロと混ざり合ってすごく複雑な気分です。でも、最高に素晴らしい作品でした!え?どういう事?と思わせるミステリータッチな作品の雰囲気も良かったです。辛いし、痛いし、悲しいし、切ないし、ムカつくし、沢山の不条理が詰まった作品でどん底まで落とされそうな気分になりますが、文学的で独特な世界観を持った心に強く響く1冊です。容赦なく立ちはだかる不条理と格闘し葛藤し、それでも懸命に生きようとする青年2人の姿は本当に美しいです。この作品に出会えて良かった〜。
BL AWARD 2017 BEST DEEP部門3位の作品です。
頑張ったねって言いたい
ネタバレ
2021年5月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上手く表現できないのですが「分かってるからあえて言わないけどでも本当はこうありたかった」というような同性愛特有のジレンマを生々しく表現されたのではと思います。作中は同棲愛だけでなく、性被害のシーンも出てきたりして、最終話くらいまで行かないと中々穏やかなシーンは出てきません。やはり、妊娠検査薬の描写は本当に心に刺さって、思わず涙腺崩壊です。でも彼らは結果をその目で見るまで信じず、目の当たりにした受け入れたくない事実を一緒に乗り越えた。このシーンが他にない表現だったと思い、辛いシーンなのによく描いて下さっり、木村ヒデサト先生本当に凄いです。
辛い
ネタバレ
2021年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 理不尽な大人に傷つけられる子供の描写が読んでてキツかったです。虐○、レ○プ表現ありますのでその辺が苦手な方は注意。
「ずっと一緒にいたいのに、今こんなに好きなのに」と苦しむ2人と最後のタイトル回収で、この2人が出会えて良かったなと心の底から思いました。辛かったけど、救いがあって良かった。
よかった
2021年1月30日
めちゃくちゃ心が痛くなる描写もありながらハッピーエンドでよかった。
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読み返せない
ネタバレ
2021年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大抵は、伏線の取りこぼしを確認したり、セリフや描写の裏にあるものを読み取ったりすることを楽しむために読み返すのですが、この作品は、読み返せません。全部読み切るのもしんどかった。内容もハードでしたが、描写がキツかったです。教師からの性的暴行、親からの虐 待、残念ながら、珍しくはないテーマとも言えてしまいますが、何て言うか、目をそらしたくなる描写でした。身勝手な大人に無理やり傷つけられる子どもたちの姿が、現実のものとして想像できてしまいました。そういった意味では、力作であり、良くも悪くも読み手の心をえぐる作品です。生理という発想や妊娠検査薬を使った意図なども胸を突きます。タイトルも秀逸だと思います。この作品は、「鬼が笑う」という救いのある結末ですが、現実に救われる子どもたちはほんの一握りであろうと思うといたたまれなさが残ります。今は読み返せないですが、良い作品だと思いました。
一緒にいるには
2021年1月14日
子供なりに考えた。なんて純愛だろう。妊娠していてほしかったなんて。そうじゃないと一緒にいられないと思い悩む。子供なりに考えた一緒にいられる方法。言葉にできなくて自分の思いにおびえる二人が愛おしい。結果鬼が笑ってくれてよかった。
想像以上にキツイけど読後感は良いです!
2021年1月13日
個人的には予想以上にきつかったので、人を選ぶお話かと思いました。BLによくある意味不明にひたすら可哀想な感じじゃなくて、現実に起こり得る惨さがあります。でも後半から、ああ、一番辛い時期は抜けたなと分かって、読後感は良いですのでご心配なく!読み終わったあときっとタイトルの印象も変わってることでしょう!よくできたお話だと思いました。
すごい良かった。
2020年11月16日
すごい辛いシーンもありますが、タイトルの意味がわかった時の満足感が良かった。幸せなふたりをもっと見たかったな
ずん、と重く心にくる話
2020年10月18日
芥川賞候補になる短編小説にもなりそうな話です。正直、読んでいて幸せになる話ではないです。描写も少しエグくて、ザワリとした感触。エピローグで救われます。まだ子どもで与えられる環境を変える力がないときに、ふたりは出会って手を掴んでドアを開けて踏み出したんですよね。レビュー高評価納得ですが、読む人を選ぶかも。誰にでもおすすめはできない。。
いい作品だと思います!
2020年10月17日
主人公たちが多感な中学生から大学生になるまでのお話です。ちょっと重いし、痛く辛いシーンもありますが、すごくすごく良かったです。本当に2人にはこの先ずっと一緒にいて幸せになって欲しいです。
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二人で世界を変えたかったんだ...
ネタバレ
2020年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無料立ち読みの時には闇系のお話なのかな程度であまり興味は湧かなかったのですが、評価が高かったので読んでみました。柏瀬が大人の身勝手や欲望に振り回されて苦しめられた中学生の頃から、成長するにつれ大人と対等になり、穏やかな大学生活を送るまでが描かれています。柏瀬は自分がかわいそうだから星谷はつきあってくれていると思うのですが、同情心から側で支えていた星谷はいつしか柏瀬を愛するようになっていました。妊娠検査薬を使うくだりが本当にせつなくて、好きなだけでは男同士でずっと一緒にいられないと寄る辺のない高校生の2人が思い詰める様子に涙が止まりませんでした。読んでいて辛い場面もありますが、読めてよかったと思います。忘れられない一冊になりました。2016年2月 総180ページ 修正=見えない構図、一部トーン、アウトライン。
中学から大人になるまで。
2020年10月11日
なんっだこれ…!中学の思春期の描写がめちゃくちゃリアル。生理がどうのこうの、っていうのがこの時期特有の恥ずかしさや、バカにする感じ。そして柏瀬がされていたこともかなり見てるのが辛かった。星谷は女の子と別れた時点で答えは決まってたんだろうね。自分が選ぶのは柏瀬だって。
作品名の鬼は笑うか、最後にそういうことか…!と。
なかなか考えさせられる作品
2020年10月10日
中学生で出会ってからその後が丁寧にまとめられていて、1巻なのに読み応えがありました。皆様がレビューされているようにタイトルの意味が最後にわかってほっとしました。
いいね
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かわいい
ネタバレ
2020年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は生々しい表現がありどうなるんだろうと思ったのにハッピーエンドで嬉しいです。タイトルの意味がわかると単純に凄いと思いました。
暗いし痛いけど、読む価値あり
2020年7月15日
星谷×柏瀬
あらすじ〜序盤は陰鬱とした話
体育教師からの性搾取(倒錯的な嫉妬の末)
家庭環境、未成年が選べる行動の少なさ…
中盤〜ラストにかけて、トラウマ過ぎず、かといって非現実的なほどの明るさを纏うわけでもなく…懸命な二人がいじらしい。
タイトルの意味を、後半で知る時に急激に愛おしくなる作品でした。
うぉーっ!
2020年5月2日
めちゃくちゃ良かった!泣いた、泣いたわ。周り誰も居なくてよかったくらい。
もっと評価上がっていいと思う。たくさん読んでもらいたい。ストーリー重視派さんへ。
一冊完結だけど、中学から大学までの2人を上手くまとめている!映画一本観たようです。
かなり辛い描写あり、苦手な方はご用心。
ですが、面白くないはずないでしょ!
良かった
2020年4月14日
シリアスで後半でなんとか2人がくっついてくれて安心しました。
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すごい読みごたえがある作品
2020年4月9日
けど、モブレとかもあってなかなかビターな作品でもあります。モブレも、良くあるモブおじさんがゲヘヘ系ではなく、もっと身近な人間がするので、主人公の二人は良く人間不信にならなかったな、と感心しました。心が強い。攻めの少年が「最初、かわいそうだから一緒にいた」と正直に心情を話し合うところ、とても真に迫っていてグッときます。他にも随所に素晴らしい描写やエピソードがあり、部分的にピックアップすれば、エモーショナルで最高な作品。ちゃんと平和なハピエンで終わってるし、書き下ろし漫画で更にほのぼのほっこりオチなんだけど、ただただ私のメンタルが強くないので多分もう読めない。ビター部分の刺激が強すぎる。名作なのは間違いないので、モブレに強い方やメンタル強い方は是非!ビター部分よりハピエン部分だけ楽しめる方も是非!
サイコー…
ネタバレ
2020年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ クラスで少し浮いている柏瀬、そんな柏瀬を星谷はとある事件から気にかけるようになり…というお話でした。
中学生くらいの時期の性に対する興味などが丁寧に描かれていてよかったです。
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良作
2020年4月6日
よかったです!
一般的な王道BL・甘々BL・エロBLとは全然違います。

中学生から描かれてるのですが、
中学生ならではの性に対する好奇心とか、
恥ずかしさから来る忌避とか、
知識の曖昧さからくる突拍子もない想像とか、
そういう微妙な心情がとても上手です。

少し浮いた感のある柏瀬の少し謎なところが、
平凡な星谷の心情によってより増幅され、
読んでるこっちも??と真相を知りたくなり、
読む手が止められません。

真相が分かった後も2人がどうなるのか
最後まで気になってドキドキしちゃいます。

タイトルも読んだ後にナルホドです。

180ページなのですが、
それ以上に内容がぎゅっと凝縮されたように感じる作品でした。

ストーリー重視派におすすめです。
この路線が好きな人は「スメルズ ライク グリーン スピリット」も合うと思います。
総180ページ。
いい関係〜
2020年3月12日
柏瀬、ビッチなのかと思ってごめん(全面的に体育教師が悪い)後半、元凶が去ってからは星谷と一緒にいて幸せそうな柏瀬が見れます。楽しそうに過ごす柏瀬がかわいい。末永く共にあって鬼を笑い殺してくれ。
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素晴らしい!!
ネタバレ
2020年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 柏瀬の置かれていた境遇は、言葉にならないほど重く苦しくて、それでも自我を失わずに保てた事が幸いでした。星谷をからかう事で、どうにもならない苛立ちを発散させているかのような、救いを求めているかのような柏瀬の態度が痛々しいです。それでも、星谷が柏瀬に寄り添い柏瀬を守りたい気持ちは温かく、世界を変えるには、幼い彼らはまだ子供で何もできないけれど、不安定な意思だけはある…子供である事、男同士である事、結婚できない事、妊娠できない事、越えられない壁に、いつか別れがくるであろう不安に涙を流す彼ら…彼らの成長と共に、思春期の不安定な気持ちの浮き沈みの描写が細かく丁寧に描かれていて、そこにくるタイトル回収が大変素晴らしかったです。
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引き込まれる
ネタバレ
2019年11月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けの妖しい魅力に、攻めと一緒に引き込まれていく感覚を覚えました。 出会いの頃から進学し成長するにつれ二人の関係に変化が生まれるのも良かったです。
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悲しい
2019年8月31日
悲しくて苦しいお話でした。主人公たちはけなげな二人で、一方の置かれている立場や境遇が痛々しくてかなしかったです。そんなお話が好きな方は読んでみるといいと思います。
幸あれ
2019年8月29日
中学生の幼さと真っ直ぐな感情がとてもよくわかります。思春期特有の浮き沈みが丁寧に描かれてます。高校生になり、急に大人びた感じの星谷ですが、柏瀬を守る気持ちに変わりはなく、妊娠検査薬のエピソードにはグッとくるものがあります。2人の幸せを祈らずにはいられません。
ネタバレ
2019年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 始めの暴力的な状況下におかれてる時の描写が読むのをためらってしまったんですけど、最後は幸せになっていて良かった。
心の葛藤もきちんと描かれていて読み応えがある作品でした。
これは良いものだけど、前半がしんどい。
その分続きの2人をもっとみせて欲しい
星谷くんも柏瀬くんも好き
2019年5月4日
とてもいい作品です。ストーリーの展開はすごくいい。どんどん引き込まれていきました。感動しました。
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痛い
2019年3月31日
始まりが痛くて性虐がリアルなのにシュールにまとまっていて、独特の世界感が仕上がっている。中2~大学まで3年単位で話が進んて、二人の成長や関係の変化が解りやすくて面白いのもいい。二人のあまあまイチャイチャに癒された😑
辛い、苦しい、悲しい…でもね
ネタバレ
2019年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初から心臓をギュ~~~ってされているような息苦しさがありますが目が離せません。
読み進めるうちに『どうか2人が幸せに』と願ってましたが『鬼 大爆笑』で安心しました。重い内容ながら最後は温かくなります。
初めての作家さんでした!
2019年3月19日
どんなものか?恐る恐る読み初めましたけど、どんどん物語に引き込まれて、アッという間に読み終わってしまいました!物語の進行がとても上手い先生だと思います!中学生から始まり大人になるまでのふたりの関係が徐々に変わっていくのが凄く良く描かれています!お勧めです!
うーん
2019年2月12日
なんとももの悲しいけど、二人とも正直で愛情深い。はいるすきもなあくらい、愛し合ってるのがわかる。
柏瀬は最初の印象と、ずいぶん変わりますね、親の愛は 誰にも教われないですもんね。
山下先生に 怒りがわくほど、柏瀬は可哀想にみえます。が、そのお陰もあり、出会った二人に運命を感じる。文学的な神作品。
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どうか2人がずっと幸せでありますように
ネタバレ
2018年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けの境遇がとても不憫で読んでいて胸が締め付けられます。その分攻めが器が大きいというか、受けの全てを受け止めているように感じました。ただ攻めは童貞女子で卒業したのにはちょっとびっくり(笑)若い時の一生って先が見えないですが、どうかこの2人がずっと幸せであって欲しいなと思う読後感でした。
初めての作者
2018年11月5日
読み始めは痛々しくてラストでホッと...凄く読みごたえあって面白かったです。
読みごたえあり
2018年5月7日
初めて読む作家さんだったんですが、タイトルにひかれ購入。凄い読んでてひきつけられます。話の内容は始め辛いものがあり、苦手な方もいるかもしれませんが、箇所、箇所の表現、言葉選び等が独特で上手な作家さんで、タイトルも流石だなと思いました。
私は凄くおすすめです❗
ふたりで妊娠検査薬を試す
2018年3月29日
主人公とネグレクト、教師から性的暴行を受ける同級生の話です。
同級生の言動に振り回されたり、妊娠の可能性を期待してみたり、冷静に考えればあり得ない事に掻き乱される描写にのめり込んでしまいます。
会話のテンポや言葉選び、間合いの取り方表情など、心理描写が群を抜いています。
一番オススメはふたりで妊娠検査薬を試すシーン。切ないやら背徳感やら、読み手も掻き乱されます。
いい!
2017年9月23日
タイトルが良いですね。
ちょっと辛いところもあるけど
でもそれがまたいいと思う
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切ない…
2017年9月11日
途中が…可哀想で…胸が締め付けられました😩今までに読んだ事ないヘビーさでしたが、最後は2人幸せで良かった😔笑える泣ける箇所もあったし心に残る作品😉またゆっくり読み返えそう。
流血注意!
2017年9月6日
本当に幸せになれ!っと念じながら読んでいました(笑)
それくらいに胸がいっぱいになる作品です!
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笑ってくれた
ネタバレ
2017年4月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルが最後にわかるんですね、本当に良かったです笑ってくれて。きつくて辛い内容に描写も痛い。だけど、こういうラストだと読んでる方が救われます。
星谷がかっこよく泰然とした感じで成長しているのが素敵、女の子とも付き合った上で柏瀬に行き着いた(戻った?)様で、そこも良いです。
ちょっと衝撃的
2017年3月22日
痛みを分かち合うことを覚えるまでが悲しい境遇で読んでるとそこは切ないです。でも時間と共に寄り添って生き行くのでホッとします。最後がなんかこれで終わっちゃうの?って感じでまだ読みたいな〜〜と後ろ髪ひかれました。
切ない
2017年2月24日
切なくてむかっとしてきゅんとして読むのに体力使うけど大好きな作品!
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表紙とタイトルにやられた
2017年2月21日
表紙とタイトルにやられた感じ。最後は、幸せ過ぎて泣きそう(笑)この作品、スゴく良いのにあまり話題にならないですね。
すごくいい
2016年12月6日
なんともいえない、切ないお話ですが、最後は救いがあって良かったです。
人を選びます。
ネタバレ
2016年5月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 木村ヒデサトさんの作品はマニアックというか、かなり人を選びます。でも話に読みごたえがあって私は作家買いをしています。はらださんとかの闇要素が好きな人なら大丈夫な話だと思います。最後に「鬼は笑うか」のタイトルに幸せな気持ちになりました。いつもは悲惨な終わり方も多い作家さんですが、2人が幸せそうで本当に良かった。
鬼、大爆笑
ネタバレ
2023年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初の方はゾッとしましたが最終的には、ニコニコして良かったです。妊娠してて欲しかった、のところはなんとも言えない切なさが伝わってきました。
鬼、大爆笑の流れは思わず笑っちゃいました。そんな使い方あるんだってw受けくんは今まで辛かった分絶対幸せになってほしい。ラブラブもっと見たかったです。鬼が大爆笑以降は何度も読み返したくなります。前半の過酷さと終盤のニコニコの差が刺さります。最高でした♡
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scene.4までなら星5つ
ネタバレ
2023年5月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 180ページ。
とにかく痛々しい。まだ中学生、目の前の事しか考えられず、うまく助けを求められないし、相手のSOSもキャッチできない。何を憎むべきかもわかっていないし、真実を告発するにも臆病。問題は突然に外部の力で解決(と言うか消滅)する、徹底的な無力。子供の万能感からくる「自分のせい」と、そう思わなければ自我を保てないほどに周囲の大人に恵まれていない「自分のせい」。「鬼が笑う」つまり「来年(将来)の事を考える」ことができない刹那性が中学生の苦しさをこれでもかと突き付けて素晴らしい。
大人の描き方は少々記号的。「いい大人」としての小椋先生と「悪い大人」としての山下先生(先生を付けるのも不快)。著者自身があまり良い大人と接する機会がなかったのではないかという描かれ方です。まっとうな大人を目指して生きている人間としては、物語からは退場した小椋先生の、今後の苦しみを思うと戦慄しますね……山下が柏瀬にしたことを知らずにいられるとは到底思えないので……。
〜〜〜〜〜
scene.4までが中学時代で、そこから先は唐突に3年後に飛びます。
キャラクターに「救済」を与えるために必要だったと思いますが、その目的のために齟齬が出ている気がします。なんか、星谷くんが腑に落ちないんですよね。scene.4まででは、柏瀬に同情していたのとは違っていたと思うし、両親が理解あり過ぎというか絵に描いたような「子供にとっての理想の大人」になっていますが、4までではそういう親がいる子の印象はありません。柏瀬を幸せにするために考えられた展開で、一緒にいる理由を思って泣くシーンとかは良かったですが、完全に別の話に見えました。別の話として見れば、これはこれで、先の事を考えられるようになる鬼が笑ったエンドで良かったです。
(また、雑誌『Fig』のVol.36に、番外編が掲載されているようです)
〜〜〜〜〜
そこで私は「本来の物語はscene.4で完結している」説を推したい。これは、私がメリババドエン・ドンと来い、な性質の闇好きだからという訳だけでは無く、明確な演出的理由があり、物語の序盤の国語の朗読、あの演出から始まるのならば、ラストは4の最終がピタッとハマるんです。
「下人の行方は、誰も知らない。」のですから。
独特な世界観で読後感半端ない
2023年5月22日
似たような話、絵じゃないのが良かった。わりと重い話の中に恋愛があって。絶妙なバランスで構成されてた秀作。絵では選ばずぜひ買って欲しい作品です。
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重い
ネタバレ
2022年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初から胸くそ悪い位に思い話。私も“男の子が生理だなんてからかっているんだ”と思っていたら本当に血が出てるしそこで軽くパニックになったけど、どんどん読んでいるうちに胸くそ悪く解決!【3年後】があったからまだ気持ちが軽くなったけど、あれがなかったら激オモで終わってましたね。
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Scene 4 から早すぎると思います
2022年4月30日
面白いストーリーですけど、Scene 4 からストーリーと二人の展開が早すぎると思います。少しのページではストーリーが飛ばされてしまったような気がしました。あと、いきなり無くなった先生の話も少し気になったんです。
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重い・切ない・良作
2022年1月24日
表題作のみ+書き下ろし/P180/1巻完結/見えない感じの修正/中学生〜高校生の時の話がメイン/受けが教師に無理矢理…やD∨シーン有り/ハピエン。
とにかく受けの可哀想なシーンが印象的です。私はこういう内容地雷ではないですが、苦しかったです。無理矢理や暴力が苦手な方は胸が苦しくなるかも…。ただ良い作品です。攻めと受けは同級生同士なのでエチエチシーンは多くはないけど内容重視の方にはいいと思います。
重いけど
2021年11月19日
重いし、苦しいお話だけど、最後は可愛らしいお話でよかった!今後の幸せな普通の暮らしが続けばいいなぁって思いました
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辛い過去と幸せな今
2021年4月21日
先生との辛い経験がありそれを救ってくれた攻めに恋をするストーリーでしたが、攻めも結末が見える恋だと思っていたのか…前に進めなかったのかな。
でもお互いの気持ちが離れなければずっと一緒にいられるってことでハピエンでした!
うん!
2021年4月2日
なかなか面白かった!
山下最低なクズ野郎だなーー。
柏瀬くん、幸せそうで何より!
良かった〰️
ネタバレ
2021年1月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 両思いで良かった!好きな人とずっと一緒にいられたらいい。3年後もラブラブでしたがもう少しこの2人を見たかったので星4つにしちゃいました。
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一緒にいる意味。
ネタバレ
2021年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山下最低でした。小椋先生は柏瀬の事助けようとして最悪な手助けをしてしまった。弱者が泣きを見るのが辛かったです。思春期の危うさや男同士で一緒にいる意味を探る部分グッと来ました。先の事を憂いて泣いたり。仲良い2人を見れてよかったです。この先ももっと長く一緒に居れます様に。
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THE思春期からの…
ネタバレ
2020年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前半パートが中学生ならではの青春タッチで、後半パートになると苦しい重い話に…。成長するにつれて見た目も考え方も成長していく過程が凄く良かった。タイトルの伏線回収もゾクッと来た。幸せになって欲しいなぁ。小椋先生にも。描き下ろしで救われた気持ちになった。
なかなか良かった
2020年4月18日
あまり好みでは無い絵柄ですが、ストーリーが良かったです。ちょっと重たい話ではありますが、救いはあるので、読後感は悪くないです。
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少年達の会話
2020年4月7日
雑誌掲載時は何故か読む気にならなかったのを今は不思議に思ってます。題名も絵柄も好きなんですが、タイミングの問題かな?コミックになり、レビューを参考にして、読みました。ページ数関係なく、内容の濃い一冊で面白かったです。個人的には少年同士の会話が癒やされました。何だか可愛い。
性に対するなんとも言えない時期の関係性にドキドキしました。
最後も良かったです。
題名…なるほどなぁ…😄
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ハッピーエンド
2019年8月19日
中学男子の思春期の思考って確かにこうだな……高校生になって童貞捨てても星谷の純粋な思考に救われた。短慮でも浅慮でもないのに「妊娠してて欲しかった」っていう台詞がとても響いた。前半の柏瀬の境遇が重いだけに、高校生になった2人の会話は本当にホッとします。読み始めどうなることかと思ったけど、大爆笑で良かったね。
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胸が痛くなりました
2019年2月23日
柏瀬くんが授業で読んでいた本文が全てを語っているようでした。星谷くんがいてくれてよかった。
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惜しい作品
2018年12月2日
性的関係の強要って、黙ってたら何にもならないから、小椋先生みたいな信用できる人にホントの事話せばいいのにと、ヤキモキしながら読みました。結局のところ何がどうなって小椋先生がああなったのか、山下がどうなったのかが、曖昧な表現で、山下のやった事が明かされたという事なの?とモヤモヤしました。せっかくいい内容なのに、幕引きがスッキリしない形でマイナス1です。居場所がなかった柏瀬に星谷という居場所が出来て良かったです😁
鬼は…
2017年5月14日
攻めくんのように両親に恵まれた環境のよいところに育った子が、真っ直ぐな愛情でパートナーを思いやるところが好きです。受けくん、元気に育つんだよお。
作者買いです\(^o^)/
ネタバレ
2016年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんの他の作品を見て
とても気に入ったので
こちらも購入♪

良かったです!

読む人を引き込ませるのは
やっぱりうまいなーと。

メインキャラの一人、柏瀬くんに
感情移入しやすく、
柏瀬くんの辛さ寂しさ憎しみ苦しみ

などはとても感じますね(´・ω・`)

生理…のオチには
苦しくなったな。

傷付いたり失ったり
色んな感情が溢れてる作品。

星谷と柏瀬の
お互い思いあう気持ちや
純粋な問いに
切なく辛くなったりしますが

最後にはね、良かったです。
さらりと良い
2016年5月15日
中学生らしい発想や思春期独特の感覚が伝わってきました。少年達が可愛いくおもえ読後感は爽やかに感じました。
痛いよ
ネタバレ
2024年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ わりと重めのストーリーでした。
正直に言うと「イタイイタイイタイイタイ!!」という感想が一番にきます。あれだけ出血してたら病院でしょ…くらいには出入り口から出血しておりますので苦手な方は注意ですね。ちなみに私は無理やりな行為での出血が苦手なのでダメでした。その後も自分で傷つけるとか…ヒェ…ムリムリ痛くて読んでられないよ。おちり大事!
それもこれもあのクズ体育教師のせいですね。
顔も出てこないし逮捕されたあとはすっかり存在が消えたけど、父親よりもアイツが憎い。
かなり内容のある作品なのにこんな感想で申し訳ない。
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うーん
2023年8月21日
最後はハッピーエンドで良かったです。
けど、それまでの道のりがかなり暗めで、個人的には苦手なお話でした。
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純文学風味は好きだけど後味が悪い
ネタバレ
2020年11月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ エンタメとして読めなくもないけれど、性犯罪や性への目覚めを真っ向から取り扱う純文学風味の強い作品。そういう作風は好きだけれど、引っ掛かるところも多かった。妊娠したかもっていう重たい同級生の相談なのに、名前を単純にバラしたのは頂けない。あと、生理っていうのは相手にとって過去のトラウマであるはずなのに簡単に口にして、からの、妊娠検査薬使えよという押し付け。高校生は知識としては妊娠の経緯を知ってるはずだから、願望で突っ走ったにしても怖い。
どうしても、生理や妊娠が物語の中でキーワードだから、いつもそれに関する話題を入れなくちゃという考えに囚われすぎて人物像の整合性がとれていないような。
主人公は、昔は同情でいてあげたけど今は本気で好きだと告白していた。そうだろうか?昔の場面では、性犯罪に巻き込まれて自分を挑発した相手に対して、自分でも戸惑いつつ欲情していた。もっと複雑な気持ちがあったはず。だからこそ物語に深みがあった。感動の場面で、「同情」に矮小化させるくらいなら無理に語らせなくても。
救済が完結したのは嬉しいけれど、なんとなく人物像にモヤモヤする後味が良くない読書でした。
少年から大人への記録的なお話て
2020年10月12日
中学生時代のダークなお話からの高校生時代の小さな幸せへの漠然とした不安からの大学生へ。このお話を読んでて自分自身が親の立場なので、子供を大切に思う気持ち忘れちゃいけないなと思いました。
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ビターなお話
2020年10月9日
絵柄が少し苦手でしたが、気になってたのとクーポン対象だったので購入してみました。タイトルとの繋がりが良かったです。
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痛い
2017年7月24日
マリアボーイで痛かったのにまた読んでしまった。
やはり痛い。こちらの方が更に。
もう少し若ければ感じ方違ったろうな。
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作家名: 木村ヒデサト
ジャンル: BLマンガ
出版社: 東京漫画社