夜明けの唄【単行本版】
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夜明けの唄【単行本版】

ユノイチカ

既視感とこれじゃない感

ネタバレ
2023年8月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ まずキャラの見た目と性格が某二次cpにそっくりすぎます。似てるなと薄々思ってたら実際そのcp好きだったんですね…。主人公たちの住む世界の外側に別の世界があって、主人公たちは閉じ込められてるって設定もその二次の原作とそっくりですし。編集からの指示なのか、作者さん自身の意図するものなのか分かりませんが、同人で(しかも非公式cp)やってたものとそっくりなキャラデザ・性格・世界観にするのはどうなんでしょうか。せめて分からないよう上手く誤魔化してほしかったです。バレバレなので…。世界観も最初の方が面白かった。ファンタジーだから良かったのに、電子機器が普及した外の世界があるって言われると…。この世界観のブレは特に残念なポイントでした。他にも残念なポイントはあります。たとえば2人が漸く体の関係をもつってとき、初めてだからそれはもう丁寧に描かれるのだろうなと期待していたら、ダイジェストみたいな感じであっさり…拍子抜け。あんなに盛り上げて結局あっさり済ますのであれば、最初から体の関係は持たなくても良かったな…(まあこれは個人的な意見だけど)。それだけでなく、2人が結ばれたくらいのタイミングで他のカンナギが(事情があるとはいえ)ずっと家に居座ってるのも、はっきり言うとちょっと邪魔というか…。せっかく結ばれたんだから2人きりで仲良くしてるところを見たかったのに。真相に近づくにつれ他のキャラの登場シーンが増えて、なかなか2人だけのシーンが見られず、求めているのはこれじゃない…と思ってしまった。残念な気持ちが強いので評価低め。これまでずっと買い続けてきたので正直悩みますが、続きはもう買わないかもしれません
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