ねえ、おんなのこにしてあげる 【電子限定特典付き】
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ねえ、おんなのこにしてあげる 【電子限定特典付き】

マミタ

女装するおじさんを侮ることなかれ

2023年9月1日
旅行代理店の店長がストレス発散のために土曜日の夜に女装クラブでキャストとして働いていたが、そこにいつも自分を見下してくるハイスペックで嫌味な部下がやって来たことから始まる恋のお話。
とにかく、ましろちゃんがカワイイです。女装するおじさんというと一見アンバランスだし、だいぶ好みが分かれると思いますが、ましろちゃんは純粋にカワイイおじさんだなと思いました。化粧をしない可愛さとましろちゃんの素の優しさ、温かさが滲み出ていて、嫌な感じが全くしないのがすごいです。また、玄が言ってたようにどんな衣装でも着こなせるスタイルの良さにグッときます。
玄と店長の二人は、仕事上では意見が合わない部分もあると思いますが、性癖の面ではまさに割れ鍋に綴じ蓋。ただ可愛い服が好きな店長と、女装している年上の男性が好きな玄。こんなにも性癖がピッタリとハマることはないのではと思います。ゲイではないけど、ありのままの自分を受け入れてくれた玄だからこそ、店長も心も体も開いたのかなと感じました。
そして、この本で一番に笑ったのは、表紙の次のページ(表紙折り返し部分)。いきなり最初に作者様の「おじさんの女装が好きです」という性癖暴露でした。マミタ先生の性癖は本当にツボです。私もおじさんの女装が大好きになりました。
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