このレビューはネタバレを含みます▼
つい正論をきつい口調で相手にぶつけてしまうため、何かと問題を起こしてしまう 大学生の佐々山 颯太と、人と話すのが苦手な大家代行(とは別に本職もある) 道 春之輔のお話。
下宿先の大家であるなつさんが入院し、孫である春之輔が大家代行に。
でもこの道さん、片付けがからきしダメで部屋は汚部屋。
バイト先を探していた颯太が あれよあれよという間に家政夫をする事に。
道さんがイマイチ掴み所がない大人なんです。
なんかポヤポヤ~ふにゃふにゃ~な柔らかな感じで可愛い。
颯太も初めは胡散臭く変な人だと思っていたのですが、ズケズケと物を言う自分の言葉をキチンと受け止めてくれる道さんの事が気になり出して…。
コミュ障ふたりの 何となく寄り添って暮らしてく日常が、優しくほのぼのとして和みます◎
描き下ろしの颯太が(ツンはどこ行った)って感じで緩みっぱなしだし、それを受けて戸惑う道さんが面白いし可愛い。
※『春隣』(はるとなり)は、冬も終わりに近づき、春の気配がどことなく漂う様子をあらわす、冬の季語です。(引用)
(総221ページ)