猫、恋に焦がれる
」のレビュー

猫、恋に焦がれる

阿部あかね

愛からの恋、……それが深いねん。

ネタバレ
2023年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 圧倒的雄味バリバリ詩郎×根性ねじくれ毒キノコ将太
←←←お似合いの2人が再び読めてしまう…喜びMAX‼︎

花にくちづけから始まる3CPストーリー
(将太の兄カップル大好きなんで続編ほしす♡)
阿部あかねさんの作品、何が凄いって……シリーズ通してのお話がきちんと成立してるだけでなく、単品で読んでもまるで違和感がない。どこからスタートしても大丈夫よン。

さてさて、
将太の詩郎への狂愛っぷりで半ば強引に関係が始まった前作『猫、愛を知る』の勢いそのままに、+2人の関係がLOVEくなる本作……おい、おい、お〜〜い!やっぱり最高やないかいッ!
詩郎と将太、お家柄もあるけど、
ホンマ口が悪いったらありゃしない!←←最高にオモロいwww
詩郎のワシ穴発言に、将太の繋ぎおじさん発言…………あんたらお似合いかて激しくツッコミかましたわ。
くっついたー!はい甘々生活〜な続編もいいんやけど、そこはあかね先生、じゃない現実をこの2人で見せてくれるのがええな。この2人にそれは無理やろww
繕いなし混じりっけなしガチんこでヤリ合う(いろんな意味で)のが熱いったらない!煽り合いのぶつかり稽古。
能面クールはどこへやら感情むき出し詩郎にオブラート破り散らかしてそこまで言うんかいなな将太。。あんたら、最高やん。
お似合いやでマジ。
そんな相手、なかなか出逢えん思います。

前作で、将太と一悶着あった3人組が再登場やったんが地味に嬉しかった!詩郎に懐いて勉強を教えてもらうことになったはいいけど、将太がヤキモチ焼いて可愛い〜かったなぁ。下の子特有の甘え上手な感じ、たまらんなぁ〜!絆され詩郎も良きですよ。
自分の感情が分からん言う詩郎が嫉妬を知ったんはまさしく恋。…そっからの将太、過去のツケを払うサマ。沁みますなぁ。
お互いに相手が唯一無二やと気付く過程が丁寧に描かれてあって、身体先行やったのが心までしっかり繋がっていきます。

個人的には、
前作が愛で今回が恋か…と、まずタイトルに…ん?ってなったんやけど、この『愛』は自分を受け入れてくれる詩郎というドデカい器。本作は、そこに安心して何度でも惚れ直す将太、と解釈。
……え、マジか。何なん?めっちゃ深ない?
(いや、ホンマのとこ知らんけどww)
つまるところ、盛大なノロケ劇場ですわ。
最高!アリガト!
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