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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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  • オフステージラブサイド【電子限定描き下ろし付き】

    大島かもめ

    かもめ先生に死角なし!エンダー!イヤー!
    ネタバレ
    2023年10月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    面白いしキュンきゅんさせられるしの
    ボディーガード×アイドル♡
    穏やかでしっとりとしたいい恋愛模様のBL作品です。
    激しさはないのだけれど、お互いの気持ちの交流、意識し合う感じが良き。これぞ、かもめ作品。
    また、ぶっ込まれるコミカルさが癖になる、読者の期待を裏切らない角度のツッコミや仕込みがオモロ過ぎて!
    はぁ〜好き♡と今回もなること間違いなし。
    どこで来るのか、もはや楽しみでしかない。
    作画が繊細で綺麗なんで、そのギャップに唾出ちゃう。

    ボディーガードとアイドルとして出会う、ケイとトモヤ。
    実はその昔、トモヤ初ゲイバーデビューの日にケイにいい所までお世話になっていた過去が。その時にリードして優しい言葉をくれたケイが推しとなったトモヤ。
    ケイの抱き枕やポスターに癒されニマニマしてきたケイ…
    その相手と再会しボディーガードされるという現実、
    毎回昇天して倒れるケイがオモロい。
    そら、なるでww

    アイドルとしてのトモヤの心情や頑張りがとても人間臭くて好感が持てました。
    グループ内の可愛いわちゃわちゃはあるしコンサートはあるけど、決してアイドル描写が多い訳ではないです。でも、アイドルものが余り得意でない私には恋愛ベースでとても読みやすくて良かったです。
    以前に出逢っていたことがベースにあるから、その時と仕事中の公私の違いが何だかドキドキしちゃった。
    お互いがお互いの推しになっていく、心の支えになっていくのも読んでいて素敵でした。
    特にケイサイドを静かに見せてくれるのが、、

    ストーカー撃退してコンサートも終えて、いよいよの
    ケイの智也呼び、恥ずかしながら……
    年齢的に映画ボディーガードが見えたww
    ……エンダー!!でした《笑》
    ケイのスパダリっちゅーか、バリタチなんだろうなー!って言う色気が終始ヤバくて、もう、たまりませんね♡
    (ちょい笑ガオ、むむむ、けしからん)
    でもきっと敢えて!
    全ては表現されてなくて、そこがかもめ先生憎いというかお上手でした。きっともっと雄味強いはずなのに〜〜くそォ〜ケイ羨ましいゾッ!妄想が捗りますぅー。
    気持ちが通じ合ってからのエチ、描き下ろしの背徳エチ………
    たまらんぜよー!

    ケイの雄味、攻め具合がもっともっと見たいのでぜひ続編いただきたいです。そして、意外にトモヤのメンバーリュウとか男前やしスピン的なん無理スかww
  • てぺとる!~てっぺんとったる!~

    凡乃ヌイス

    ガチの芸人魂を表現したBL
    ネタバレ
    2023年10月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い。
    既刊すべて読んでますが、三月の兎たちのような薄暗い感情を表現なさるのが超上手い方です。
    今回は作家さんの本気が垣間見えるガチの芸人BL上下巻で、
    とにかく凄い熱さ!
    正直、芸人BLは若干L度が下がる気がして苦手でしたが、
    ボーイズ達の芸人魂に触れるストーリーに終始、胸熱状態。

    人生イージーモードの四ノ宮のキャラがとにかく大大大好き♡
    かしこで可愛げないかと思いきや天道と一緒に生きる為に、全振り全捨て!自分の好き!より相手といる為を優先する健気なところにキュンキュンしました。
    一方の天道は分かりやすい陽キャラで、コンビ解散したところに四ノ宮からの申し出を受け「てぺとる」を結成。
    芸人として今度こそ1番を目指そうとするのに、四ノ宮の好意をキャッチしてしまう。
    この見て見ぬ振りがリアル過ぎるゥ〜〜〜!

    四ノ宮からの好意期、キスを経ての意識し過ぎる期、誰にも渡したくない期、思いが通じる期
    この一連のスムーズな流れ、キスと抜き合い止まりで最後までは致しません。
    そういう意味ではL度は低いかもしれませんが、
    精神的な揺れ動きは結構ありました。
    このストーリーには合っていたと思います。

    その分、芸人サイドで言えば!
    めちゃくちゃ濃いいィィ…
    劇場に通ったとあとがきにありましたが、出てくる芸人達が凄い臨場感があって驚きますよ。
    まず、四ノ宮と天道のてぺとるがボケとツッコミ入れ替わってうまく行きますが、その描写もお見事だし流れも納得そのもの。
    出てくるネタが、いちいち面白いです!
    「服従期」←誰かやってへんならやってww

    てぺとるの先輩芸人たちも皆キャラが濃く人間味が深みざわ…
    その辺りは、ぜひ読んで楽しんでほしいです♡

    中でもやはり、藤の存在は欠かせませんね!
    個人的に弱い細目メガネ、一筋縄ではいかないキャラ。
    ……絶対スピンオフある流れやと勝手に!期待に胸踊ってますけど、違います?勘違い?ww
    四ノ宮と天道のLが動き出す雰囲気で終わった上巻。
    そもそも藤は下巻からの登場ですが、2人のL部門に良きスパイスをぶっ込んだ存在感アリアリの良きキャラでした。

    楽しそうに描いてるな〜とあとがきを読むだけで分かります。
    好きな作家さんの新しい世界を見せてもらえ、読んでいて嬉しかったです。
    しかし、お得意の仄暗い感じ……
    藤で実現して下さることをお待ちしています(しつこいw)
  • 猫、恋に焦がれる

    阿部あかね

    愛からの恋、……それが深いねん。
    ネタバレ
    2023年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 圧倒的雄味バリバリ詩郎×根性ねじくれ毒キノコ将太
    ←←←お似合いの2人が再び読めてしまう…喜びMAX‼︎

    花にくちづけから始まる3CPストーリー
    (将太の兄カップル大好きなんで続編ほしす♡)
    阿部あかねさんの作品、何が凄いって……シリーズ通してのお話がきちんと成立してるだけでなく、単品で読んでもまるで違和感がない。どこからスタートしても大丈夫よン。

    さてさて、
    将太の詩郎への狂愛っぷりで半ば強引に関係が始まった前作『猫、愛を知る』の勢いそのままに、+2人の関係がLOVEくなる本作……おい、おい、お〜〜い!やっぱり最高やないかいッ!
    詩郎と将太、お家柄もあるけど、
    ホンマ口が悪いったらありゃしない!←←最高にオモロいwww
    詩郎のワシ穴発言に、将太の繋ぎおじさん発言…………あんたらお似合いかて激しくツッコミかましたわ。
    くっついたー!はい甘々生活〜な続編もいいんやけど、そこはあかね先生、じゃない現実をこの2人で見せてくれるのがええな。この2人にそれは無理やろww
    繕いなし混じりっけなしガチんこでヤリ合う(いろんな意味で)のが熱いったらない!煽り合いのぶつかり稽古。
    能面クールはどこへやら感情むき出し詩郎にオブラート破り散らかしてそこまで言うんかいなな将太。。あんたら、最高やん。
    お似合いやでマジ。
    そんな相手、なかなか出逢えん思います。

    前作で、将太と一悶着あった3人組が再登場やったんが地味に嬉しかった!詩郎に懐いて勉強を教えてもらうことになったはいいけど、将太がヤキモチ焼いて可愛い〜かったなぁ。下の子特有の甘え上手な感じ、たまらんなぁ〜!絆され詩郎も良きですよ。
    自分の感情が分からん言う詩郎が嫉妬を知ったんはまさしく恋。…そっからの将太、過去のツケを払うサマ。沁みますなぁ。
    お互いに相手が唯一無二やと気付く過程が丁寧に描かれてあって、身体先行やったのが心までしっかり繋がっていきます。

    個人的には、
    前作が愛で今回が恋か…と、まずタイトルに…ん?ってなったんやけど、この『愛』は自分を受け入れてくれる詩郎というドデカい器。本作は、そこに安心して何度でも惚れ直す将太、と解釈。
    ……え、マジか。何なん?めっちゃ深ない?
    (いや、ホンマのとこ知らんけどww)
    つまるところ、盛大なノロケ劇場ですわ。
    最高!アリガト!
  • コワモテの隣人がΩだった時の対処法

    ニクヤ乾

    絶滅危惧種アホウドリα!!(最高やん)
    ネタバレ
    2023年9月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    ニクヤ乾さんの蜘蛛と性が、とにかく大好きすぎて‼︎それ以来、新作が出るたび出るたび、どハマりど真ん中先生です♡
    今回オメガバ〜〜はい最高〜有難いィィ…

    純情αの晃太×コワモテΩの龍之介
    優しいαとガンタレΩの立場逆転?オメガバ、良きー!
    2人ともいい筋肉の持ち主でしたよ。
    ますます作画がステキに進化されているように感じました(←誰w)

    晃太はαでこんな真面目で純情なんありえる?って感じましたが(偏見)、まるでΩの臭いを感知できないα性。なるほどなるほど。元野球部。お坊ちゃま大学生。後書きにておばあちゃん子設定。なるほどなるほどなるほど。
    後半で明かされる特異性α性が、バッチリ晃太のキャラまんまで納得!ほんわかした気持ちに。

    普段バチバチ強いαと可哀想orビツチΩで愛憎渦巻くオメガバに慣れ親しんでいるので、こんな安心して読める穏やか純愛オメガバ……凄く癒された!
    お強いΩに押されるαもやはり良き。
    オメガバ苦手な方も嫌悪感なく読めると思います♡
    お互い惹かれる理由はバース性に重きがあるので、そこがちょっと弱いかなと感じる人はいるかも。
    ただ、今回はそれがロマンティックな流れなので肝かしら。何がアホウドリかは、読んで確かめてみて下さいね。

    そして!!何より!表紙で分かるように!
    とにかく終始、龍之介がパンチ効いててエロかった♡
    普段の龍之介のビジュアルや発言からはギャップのあるΩ振りに晃太同様に私もノックダウンですよー!
    あんなナリして晃太の上着をぎゅーする姿、可愛すぎる。こちらも純情な香りがプンプンして、とても良かった。
    メット外した時の表情……あっれはやっっばい!
    童貞マインドの晃太には処理しきれんでしょうが……⁈
    ニクヤ乾さんのあざとさをビンビン感知しましたww

    作品の連載が始まってから単行本発売を待ちに待ってましたが、ニクヤ乾さんでオメガバ読めて本当に嬉しい!
    一冊が一話くらいに感じてあっちゅう間に読み終えてしまったし、一冊で終わるにはキャラが可愛くて惜しい2人だったので、ぜひ関係を深める続編を読ませてもらいたいなぁ………と願う♡
    運命の番あらわる波乱編、とかねww
  • オメガのそら音

    小渕

    Ωの成長と、それを支えるα3人の物語
    ネタバレ
    2023年7月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ うわ〜マジか!といった読後感。
    元々オメガバースが大好き♡
    ラベリングされる事で起こる差別や人間関係、社会の歪みなどは誇張されてはいるけれど……現代の私たちの社会と同じでは?と個人的には思います。作者さんによって描き方が様々な世界観のオメガバースからは常に目が離せないんです。

    初作家さんですが、とても興味深いストーリーでした。
    少ないレビューと星に迷いましたが、大当たり!
    大好きな作品となりました。
    簡潔にまとめるとレビュータイトルまんまになっちゃうww
    ネタバレ甚だしいが…………
    そして、実質活躍するのは2人のアルファ。+αで運命の番っていうキャラ編成。いや、作家さんその感じ大好き!大好物です!

    オメガ性の悲痛さは感じられますが、壮絶までは行かないライト目に抑えてあると個人的には感じました。(オメガバース耐性は強めの自覚あり)

    α一族の中で自分のみがΩと判明してからの、父親にαをあてがわれる惨めな生活を送る柊。
    彼のオメガとしての生き方の模索や、彼を心身共に支えるアルファの魅力的なこと……いやぁ……私は完全に後藤やねぇ。
    作家さんも多分そうよねっていうのが謎に嬉しかった。
    この後藤ポジが大好物ですッ!!
    最初こそ乱暴で口も悪いけど、発情期の世話や生活全般を共にして長年大切にしてきた柊を、彼の望む人生へと導く後藤がやっっばい。その行動その言葉、なかなかに愛情が感じられます。その間、ちゃんと柊の運命の番とのコンタクトも取りながらて……。
    いや、いやいや……川島さん、ええ人……思てたら、まだその上行くんかいっていう……!
    柊を支える川島と後藤のやり取りもめちゃくちゃ好きでしたね。柊はきちんと周りに愛されているんだということを優しく厳しく教えてくれる素敵な2人。

    最終話でずっと好きだった和志とやっと結ばれる(しっかりとした描写は最後までなし……またそれが憎い演出)
    んだが、その後の番外編では後藤と濃厚エチ。更に〆にこの2人のカット??にて物語終了……
    おいおいおい、ご褒美きた……
    え?最高なん?!ってなりましたwww
    後藤推しの私なんぞには、これ以上ない歓喜のラスト。
    余韻に妄想に浸ることができ、非常に有難かったです。
    後藤スピン始まる…複雑ww

    とにかくオメガバース好きな人、
    バサラの揚羽(結ばれないのに好きな人を支え続ける健気なイケメン)が好きだった人には刺さるのでは……♡
  • かわいいけどかわいくない【単行本版】

    さきしたせんむ

    攻>>>>>>>>受 ……皆さん、お好きでしょ?
    ネタバレ
    2023年5月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。
    何やら様子のおかしいキャラを描かせたら日本一!(当者比)の、さきしたせんむさん。
    ぶっちゃけ毎回ハマるわけじゃないんですが、今回はバッチリ心鷲掴みにされましたわww

    激重年下攻めの伊吹が、我儘プリンス自分大好き受の穂積にブンブンに振り回されるのが楽しいッ!!楽しいッ!!
    ほんで、長年クソデカ感情を拗らせた伊吹が、大好きな穂積をケチョンケチョンにけなすわ、あしらうわで痛快……ッ!
    好き、、なんよな?って毎回確認ww
    愛する気持ちがあり余って憎さマシマシなんが面白すぎますやん。可哀想やけど、惚れた弱みというやつですね。
    お疲れ様……(哀)
    そんな穂積に弱々な伊吹が、仕事や生活全般面では秘書として、一番身近な人間として穂積をコントロール!管理する側。
    この力関係の入れ替わりが、すこぶる楽しいったらないんです♡きゃっきゃっなるww

    穂積のだらしなさやダメっぷりが極まっていて、ママん登場で拍車がかかってましたね。でも長い間側にいる伊吹が、穂積は家族愛に飢えているときちんと理解しているところが、愛だったぁ……そこを俺が居座るんだと地道に攻略してきた歴史が激重で良き!勢いで一度致してしまってからは、穂積が恋心を自覚するまで伊吹が穂積に待て!!させたりと……なかなかな、萌えキュンです。
    一方の穂積も、ゲイバーに伊吹を連れて行って、そのモテぶりに危機感を抱いたり、ママんの前で情けなく伊吹が好きだと泣く場面など、きちんと恋愛の「好き」を自覚するまでのエピがしっかり。
    軽やかで痛快なストーリー展開と2人の力関係の強弱、丁寧な関係性の変化がしっかりあるので、凄い読み応えのある一冊です♡

    はぁ~~~、、攻>>>>>>>>受
    からの~~~!攻>>>><<<<受
    ……皆さん、お好きでしょ?
    私からは以上です。
    是非、お読み下さい♡
  • キス7回。

    赤いシラフ

    イチャイチャ!! の、キュンキュン!!
    ネタバレ
    2023年5月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い♡
    他サイトでちびちび読んできて、単行本発売を待ちに待ってましたー!
    本作は既刊の友情バイぶレーション(スピンオフ)の先駆けとなった作品で、DKのイチャイチャきゅんきゅんキス7回チャレンジ~~~YEAH!!

    普段から距離感のバグった広人&翔
    広人を好きかも?と意識した翔が、ネット情報を元にLOVEかLIKEかを判別する方法として、広人とキス1日1回、7回チャレンジするというもの。
    いや、キスできる時点でなかなかな関係じゃない?と思うんですが……キスも口じゃなくて色々なとこ、色々なタイミングで、、ドキドキさせてくれます♡
    もう1回目にLOVEを自覚した翔。
    途中のドキマギ(exペットボトルチャレンジ)に、拗れてしまって出来なかった6回目。7回目のキスでお互いの気持ちの答え合わせ。
    カップルになってからの2人をしっかり2話分読めるのも嬉しさの極み。文化祭の女装や友情バイぶレーションの2人も登場してます。
    結構ロマンチックな展開で、DKの瑞々しさと作家さんのエロりょくが存分に味わえる読み応えのある作品でした一一一ッ!

    致すのは本編と本編後にと2回なんですけど、
    なかなかどうして……やはり、この作家さんの画力が素晴らしく、エロりょく高めるゥ~♡
    体全部がトーンで、局部だけ抜かれてあるんですが、
    それが逆にエロいてどゆことッ!!!!!!??問題ww
    ホントいつもながら、作家さんからの読者への愛を感じました。

    BL初心者さんから猛者さんまで、満足させてくれる一冊!
    おすすめ♡
  • スキャンダルなんて想定外【電子特装版】

    久松エイト

    最高にハッピーでエッチな一冊♡
    ネタバレ
    2023年5月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。
    年明けから、魂込めた渾身のレビューを削除されるという呪術にかけられ続けている私(憤怒)ww
    そんな鬱々した気持ちをスカ一ッ!とさせてくれる、最高にハッピーでエッチな1冊でした♡

    売れっ子ゲイ芸能人ゆき×ノンケ平凡リーマンなお
    この方の作品で一番好きなカップルになりました。
    とにかく見ていて気持ち良さそうだし、2人がお互いの存在に浮き足立っていく様子が可愛くて幸せそうで、良きッ!
    芸能モノなので既刊のあの人たちもチョロっと出ております。

    とにかく!初ネコであるはずのナオがエッロ過ぎてド肝抜かれます。白抜きなのが残念ですが、十分に堪能できます。一緒にいて心地よく、エチ時とのギャップが半端ないナオにドンドン惹かれていくユキの気持ちがめちゃくちゃ分かりました。ユキにとって新感覚なナオの感性や人柄はとても魅力的だろうなぁ。
    第三者から見ればカラダ先行の関係ですが、、まあラブラブ♡
    関係が明るみになってからのユキがスパダリだったのがポイント高かったです。後半、ナオにメロメロのユキに拍手です!

    特装版は、オオカミユキとエロ赤ずきんナオをP10弱、読めます。作家さん大好きな方は特装版をオススメしますが、差額を考えたら通常版でも十分かな?と個人的には思いました。
    参考までに。
  • 欲しがりな隣人【コミックシーモア限定特典付き】

    一喜一憂するコナン先生が、ツボ!
    ネタバレ
    2023年4月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初作家さん、フォローさん達のレビューで気になり購入。
    読了して思うのは、とてもバランスの良い作品だなと言った印象で気持ちが温かくなりました♡
    ラブやエロ、人生や友情などどれか突出して凄い!とかではないんだけど、一冊読んでの満足度は高いです。

    単話タイトル「いつも月夜にきみとごはん」を改題しての単行本とのことです。表紙は食事風景とかの方が内容と合ってたかも。
    軽く共依存を描いた作品?らしいのですが、え……どうしよ全くそんな感じに受け取らんかったわ自分ッッと少し焦りましたw

    オカン気質でいつも世話を焼いてはクズ男たちに捨てられてきた小南(コナン先生)と隣人の危うげな大学生の森少年。
    いつも鍵を忘れて、食事もまともに摂らずにいる少年をオカンがほっとける訳もなくww
    失恋直後の荒んだ心に染み渡る癒し系が隣人とあっては、抗えるはずもなくw
    とにかく、少年の言うことやる事に、いちいち一喜一憂!きゃっきゃっ!ウロウロオロオロ!照れ照れする小南が可愛いのなんのってたまらんなぁ♡♡♡
    仕事を真面目にしていたりと、一生懸命生きてるなぁ~と見ていて微笑ましいったらない。
    尻軽なところもご愛嬌レベルで許せてしまいました。
    友人のよーぞーとの絡みもずっと見てられます。

    少年は後に明かされる情報が色々あるのですが、
    初め小南サイドからストーリー展開されますしいい具合に抑えたキャラ立ちでした。
    正直、この開示具合とタイミング、話の展開によっては、
    ああ…はいはいよくある感じねと酷く覚めてしまうんですが、本作品は逆にストーリーに深みが加わり、二人の関係性に説得力がありました。
    年下攻めの重め愛情が心地よく、少年とオカンの繋がりがとてもピュアに感じられます。
    まあ、少年は若干…というか、しっかりストーカーではあった訳ですが、だからこそ奇跡の再会をもぎ取ったとも言えるわけで。

    一緒に食事することを通して、生活して生きていく。
    人間の基本的なことでありながら、なかなか難しく、そして心地よい空間に一緒にいられる相手はとても大切な存在。
    そんなことを、しっかり伝えてくれる良作でありました♡
    非常に、読後感のよい一冊です。
  • さんかくトワイライト【コミックス版】

    はかた

    おいおい、みんな可愛いかよ?
    ネタバレ
    2023年4月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊、初めましての作家さん。
    2冊同時の新刊で、もう片方の人魚×吸血鬼も設定や出てくるキャラ達が凄く可愛かったー!読みホ作品も読みましたーすっかり好きな作家さんに♡
    とにかく、絵柄が美しいい。眼福であります~~
    美しい絵柄と可愛いキャラでライトにBL欲を摂取できるので、初心者の方にもお勧めします。

    本作は男子高校生ものの三角関係もの。
    全くドロッとはしておらず、キャラが自分の気持ちを自覚するためにある三角関係って感じです。
    いやいや、これがなかなか萌えでした♡
    お決まりコースのストーリー展開なんですが、
    とにかく、3人が3人とも美人ww

    ハーフで図書委員の一慶。
    ヤンキーで忠犬基質の懐っこい関西弁ミキ。
    ミキの憧れ、年上幼馴染のイケメンわたるん。
    こんなん現実におったらキャーキャーLvの顔面強者が一同に揃い踏み。えらいこっちゃデス。
    まあ、ミキが最初からず一一一一一ッと可愛い♡
    同じ図書委員で面倒臭いと思っていた一慶が段々絆されて好きになっていくのが、めちゃくちゃ分かりますww
    ミキによって一慶の人間味がレベルUPしていく様子が非常に微笑ましく、ニマニマもんでした。
    無自覚に懐っこいキャラは無敵だなー!
    わたるんのイケメンっぷりと少し狡いところも、丁度良き当て馬っぷりでライトに抑えてあります。モヤモヤする三角関係じゃないのでご安心を。
    逆に背徳感たっぷりなドロドロ希望の私なんぞは物足りないような気も一瞬しましたが、これはこれで良き!と思える萌えが詰まった一冊でした。

    本編ではス股まで、afterstoryにて結ばれた2人。
    形に沿った白抜き、エチ描写は激しくありませんが、特に物足りなさも感じませんでした。
    委員長が邪魔にならない程度に友情出演していて、好感度の高い女子でした。あのポジ、なりたいww
    これで終わらすには勿体ないイケメンわたるん、彼のパパるん振りや新しい恋を是非スピンで読みたいな♡
    絶対、執着溺愛攻めやと思うんよねー(大好物)!
    →→→わたるんスピン始まりました♡わー一一い‼︎
  • 可哀想な君は僕だけの甘やかな傷

    千野ち

    君になら…甘く、美味しくされたい
    ネタバレ
    2023年4月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。
    絵柄がキレイだなぁ…とは思いつつ前作あまりハマれなかったのですが(読み直します)、今回のケーキバース……
    甘々で、かなり可愛い♡
    BL初心者の方、ケーキバースデビューに是非!といった作品。
    捕食者であるフォークが圧倒的に強かったりエロ剥き出しな悲壮感漂う王道も大大大好物なんですが、本作は優しい世界観のケーキバース。

    ケーキが独特なキャラで、グイグイ勝気な誘い受まではいかないんです。振り回しはしますが、そのケーキ具合が凄く良いんですよぉ~~!やんわり色気を醸し出すダウナー系ケーキかな?

    高校で一人料理同好会を立ち上げているケーキの蜜里と、その蜜里に気に入られ料理作りに付き合うフォークの葵。
    味覚を失ってしまうフォークにとって、唯一甘さや美味しさを感じられるケーキの存在は絶対で魅惑的。
    自分がフォークであることで理性を飛ばしケーキを傷付けるのではと考えてしまう葵が優しく、蜜里の前では犯罪抑制の為の鍵付き口輪を着用します。
    フォークであることに罪悪感のある葵と、その葵に恐怖でなく求められる喜びのようなものを感じている蜜里。

    様々な場面で葵のさりげない優しさに反応する蜜里の表情が……何せ、たまりませ~~~ん。
    ちょっとズレた表情なんだけど、むッッッさ可愛い♡
    反則じゃない?!何回も超ギュンっっっなります。
    葵に甘く、美味しくされたい欲を発動する蜜里が非常に良き!
    極上のケーキへの道……果てしなく、エロく甘いいぃぃぃ。

    そして何より、
    味覚を失うフォークと被食者であるケーキが、料理を通して関わるという設定が斬新だなと思いました。
    味覚という、よりによって一番それを求められる場で、味覚がないということを一切マイナスに感じない蜜里という人間。味覚がないことで、美味しいと言ってあげられない。ガッカリさせてしまうと恐れる葵。味覚以外でも料理を楽しむことはできると提示する蜜里。蜜里に選ばれることで、葵はフォークの自分を初めて受け入れることが出来た。
    ……うん、この2人いいね!可愛いね!ステキだな。んん~~~可愛いしか語彙が出てこんww

    途中蜜里が怖い思いをするのですが、サラッと葵に助けられ、ん?とは思いましたが、それ以外は何ら違和感なく幸せな気持ちで読むことができました。
    あ~~~可愛いを沢山補給でき、満腹満足な読後感です♡
  • 我が恋はしのぶれど

    五月女えむ

    「好き」がギュウギュウに詰まっとる…!
    ネタバレ
    2023年3月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い♡
    とにかく、BLにおいての狐と鬼が好き…!網羅しなくては気が済まないタチww
    BLとかけ合わすと相性が良いのは色々な作品で皆さんご存知なはず。ビジュアルが単純に好きであるし、各作家さん独自の表現の仕方に唸るばかりです。
    今回はそれに加え妖怪と、食いしん坊なキツネさんに美味しそうな食べ物が沢山出てきます。
    個人的に民俗学が大好きなので、ヤバ過ぎる世界観でした♡

    上下巻で2cp出てきます。
    陽側で狐カップル、陰側で鬼カップル。
    両者が上手く絡んだストーリーでした!
    エチ表現でいくと控え目な気がしましたが、その分、物語にグッと引き込まれました。

    陽カップル>>とにかく2人共、可愛くていい子でお互いを想い合う優しさに満ち満ちてます。
    狐の良夜が昔自分を絵のモデルにしてくれた人間の為に、鬼から絵や魂を取り戻します。
    とにかく、キツネ姿の良夜が可愛い~て可愛い~てあきません。細かい感情が表現された目元やお顔がたまらず、何度も泣きそうになります。
    お相手の黒風の正体や2人の将来など、ストーリー展開に無理がないし夢がありつつも現実味を感じられるいい塩梅なところが良かったですね。最後の伏線回収がこれまた美しく、嬉しかったぁ……!優しい気持ちにさせて頂きました。有難う。

    陰カップル>>見目美しくパーフェクトなビジュ…恐ろしさと品位。性格や性質を捉えた書き分けが見事すぎます。
    とにかく、この鬼カップルが好き過ぎました。本編でも絡みはありますが、下巻の終わりに2人の馴初め編があって……キャー!!そういう事かっっ、最高な設定やん!好きッ!!
    よくもまぁ……こんな極上の設定、考えついたなって感じですww(←誰)
    タイトルはこの2人に、より合ってる気がします。
    この関係性や力関係など、、いちいち生唾ものでした♡
    (スピンで改めて単行本化してほしス)
    それを踏まえて初めから読むとまた違った見方ができる気がするなぁ……
    ということで、2巡目に行きたいと思います。
  • イキガミとドナー 二人のイキガミ

    山中ヒコ

    この人に一番、感情移入してしまう
    ネタバレ
    2023年3月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作のイキガミとドナーの世界観がめちゃくちゃ好きで、待望の上下巻がもう嬉しすぎる♡
    今回、気になっていた柴田のスピンオフ編ということで……またまた、心が震えまくりの読後感。

    やはり、イキガミとドナーという設定が素晴らしくて、最高♡
    前作からですが、柴田という存在がストーリーに、より深みと哀しみを与えていることは間違いなく、私はこの人の気持ちを考えると辛くいたたまれなくなるのです。

    かつて柴田はイキガミのドナーであり、確かにそのイキガミ春人と愛し合っていた。
    その過去編が読めて、僥倖の極みでした……!
    し、柴田たぁ……ううお前って奴はっっ
    言いたかった、言ってあげれば良かった。
    守りたかった、でも守れなかった。
    自分は愛されているから、守られてしまった。
    愛する春人が、自分のためにそれを選んだ一一一

    ……あ一一一しんどっっ!
    愛するって、愛されるってどうしてこんなに尊く重いのか……春人の選択は、とても尊く美しいけれど、それが自分の為だったのかと思うと、途端に自分のせいでに変換されてしまうやり切れなさ。
    春人の柴田への最大の愛も、政府にとっては自国を有利にするための一つの有益な駒である事実。
    嫌んなっちゃう……のに、逃げずに静かに闘う柴田に胸熱くなるばかり。その頑張りが、沢山の人の為になったのが本当に救い。

    イキガミとドナーは、自分とは無関係ではない世界。関わってしまえば、老若男女それぞれに選択を迫られるし、その影響力は身の回りにも派生していく。人生を狂わされる人ももちろん出てくるし、それだけの事を国をあげてやっている現実。
    やはり、この世界観の説得力が素晴らしくて、もう圧巻でしたね……!

    柴田を愛する2人のイキガミ、BL面でもこれ以上ない読み応えでした。
    おい、表紙一一ッ!泣かせに来るなて。
    柴田にどうしても肩入れしてしまう私ですが、
    滝の『あいつ、マジで一一一!!』には、
    めちゃくちゃ共感して大爆笑によって腹よじ切れたッッ
    不憫な滝の人間味が面白すぎた。やめてwww

    エピローグの送り火は、
    柴田と春人カップルの壮絶な最期への救いのお話になっていて、切ないやらもう感情が言語化できん。
    滝と柴田と春人の3人が毎年不思議に集まってたら、それはそれでステキだなと思いました。
    あのときの痛みは絶対忘れられないけど、少し浄化されていく春人と柴田の想いに触れた気がします。
  • イキガミとドナー

    山中ヒコ

    イキガミとドナー その命や生き方と、人生
    ネタバレ
    2023年3月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本作は何回でも読み返す大好きな作品。
    今回、これまた最高のスピンオフ上下巻が出たので、
    レビューしなくてはと思い今に至ります。

    本作の世界観、どうやって考えつくのか……たまんないッ!
    設定であるイキガミとドナーという存在、それがこれでもかと切なくさせにくる。
    各国の最大の戦闘兵器と化した無敵のイキガミという孤独な存在。あまりにも重責過ぎるその身に課されたものが想像を遥か越える。それだけでも充分に重いのに、その自分の血となり肉となってくれるドナーの存在。これがまたイキガミを苦しめる。
    身近になればなるほど、お互いを大切に想えば想うほど…。

    命賭けでお互いを守り合う鬼道と吉野の姿にどうしても目頭が熱くなってしまうのは仕方無い。
    生き方を問われるし、今自分がしていることが誰のどんなことに繋がっているのかを常に考えさせられるしんどさ。
    彼らのチャランポランに生きられないしんどさが、読んでいて凄くしんどいし、凄く胸に響いて、その余韻が凄すぎる……!

    きちんとBLBLしてあって素晴らしいんですけれど、何より設定やストーリー性がしっかりある。自分や愛する人の命や愛の存在、それを確かに感じる稀有な作品です。
    そして終始キャラ2人だけで完結していないところが、凄い。
    ネタバレになるのでフワッとしか言えないんですが、イキガミとドナーの生き方や人生、それは他人事ではいということ。そして、それでも色々な可能性や選択肢がある。そんなところでしょうか。まとめ下手かww
    とにかく、この世界観の説得力が半端ないです。
    フィクションだけど、何か……。
    実際戦争は今この瞬間にもされているし、政府に操作や管理されてることは小さなことから大きなことまでどこの国でもあるだろうし(怒)……何だか、他人事なんだけど、他人事じゃないんです。それをヒシヒシと感じさせる作品です。

    BLとしては、攻の人間的な成長といいますか王道ですが、変化していく様が最高です♡
    鬼道の冒頭の傍若無人ブリからの吉野への溺愛、失いたくないから故の臆病ぶり。きゃ一一一たまんねッ!

    この作品で、ううう……と射抜かれた方は迷わず、スピンオフ
    二人のイキガミへどうぞ!
    本作で鬼道と吉野を支えていた、柴田のスピンオフ。
    鬼道と吉野も本編と番外編で出てきます。二人のイキガミに愛される柴田がこれまた、切なさ半端ないです。たまんないわ。
  • ロストバージン how to sex 【電子限定特典付き】

    那木渡

    長治/蝶子エモリスからのご褒美上下巻♡
    ネタバレ
    2023年3月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!やっとhow to上下読めたぁ…!
    大好きな2人なので嬉し過ぎ一一ッ。
    29日までスピン元含め割引中。
    私は恋愛不行き届きのモダモダがハマらずで、
    本作の2人のキャラが好き過ぎる民です。
    スピン元でエモリスが心底ヤバい奴で登場しますので、気になる方は是非ご覧あれですな。エモリスの闇に触れることが出来ます。

    上巻の発売を知ったときには、まさか2人の続編が読めるだなんてご褒美でしかない!と歓喜したんですが、
    内容もその期待を裏切らず……最高の極みでした♡‪
    とにかく、2人のキャラが爆イケですねん。
    ギャップが最高なんすー一一!

    売れっ子オネエタレント蝶子であり、スパダリ雄味臭溢れるイケメン長治。なかなかの闇を拗らせた面倒な奴でありながら、長治の前ではピュアでただの可愛い受になっていくエモリスこと新人怪優の江本。

    2人が恋人になってからのスタートは、もうそら甘ー一い!
    あまあまな恋人編開幕なんですが、お互いに有名人なのでそれ故の障害や、そもそも恋愛初体験のエモリスのいじらしさなど、、、有難い。こんなん読ませてもらって有難いです。
    長治のスパダリ感や雄味には圧倒されるし、エモリスの可愛さには悶えるし……エチは迫力あるし。
    白抜きなんですが、長治の長治があまりのサイズで笑てしまうww
    もうエモリスが関わる男を皆おかしくしてモテまくるし、長治が独占欲や嫉妬心剥き出しにして非常に痺れる上下巻です。
    ですが、やはり本作だけでは甘々なだけで今ひとつ深みを感じられない気がするので、2人がくっつく巻を先読まれることをお勧め致します。

    作家さんの独特の絵柄と、攻は攻らしく!受は受らしく!の塩梅がめちゃくちゃ大好きな私。
    フェロモホリックの赤ちゃん誕生編もぜひ期待したいと思います。宜しくお願いします。
  • 兄の友人

    ざいん

    目ヂカラで美しい世界観にトリップできる!
    ネタバレ
    2023年3月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初BL作品で、今回14日まで割引中ということで購入した初作家さん。
    今まで何故、出逢わなかったんやろかしらー?
    すっっごい好きな作画、作風の作品でした♡
    試し読みで…アカン!読みづら、内容入ってこん!となった方は難しいのかもしれません。。

    どのページも美しく、斜線、トーン、描き込みたちの気合いの入った作画にとにかく圧倒されましたッ!
    人物も背景風景も同じ太さと気合いで描かれてあるので、
    チカチカとして見辛さには繋がるかもしれないのですが……
    敢えて!
    そこから人物だけを己の目ヂカラによって浮き上がらせ読み進めねばならない本作に、ハマりましたww
    1回目はBL作品として、次は背景風景を重点的に楽しむイラスト集的に見たりと何回も読む楽しみもあります。
    というわけで……絵柄に引っ張られて、内容の良さまでは分からないという方の意見も分かります。単純に好みだとは思います。

    ストーリー▷
    主人公の景は、兄の死後、兄と同居していた兄の友人秋成と兄が恋人同士であったことを知る。その際に、幼い頃から仲良くしていた秋成に対して恋心を抱いていたことを自覚し、以降秋成と恋仲になる話です。
    思いの外スムーズに恋人になりますし、その際に兄への罪悪感とかお互いに酷い拗らせはないです。
    むしろ、恋人になってからの日常生活が淡々と素敵にあり、それを絵柄と共に楽しむ作品かな一っと。
    激しい起承転結はないので苦手な人はいると思いますし、絵柄に対する低レビューも成程!となる方の意見もあり。

    いや、しかし!
    私は絵柄×内容×世界観がめちゃクソに好きだった♡
    し、もっと!もっと!MORE‼︎
    この作家さんの色々なBL作品が読みたいです。
    I love ざいん様、超ファンになりました!
    1コマ、1ページ、一体何分?何時間?何日?かけてこれを描くんだろう…ただただ、好き。
    手や体のライン、目の描き方などなどetc…美しい。
    修正は、ほぼ薄くなってるだけ♡
    しかし、湿っぽエロさはなく美し系でした。
  • あてない処に君あらば

    ほど

    困る…!参る…!何でこんな沁みるの。
    ネタバレ
    2023年2月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い、積本より。3/13まで割引中。
    テーマやレビューを一切前情報なく読んだのですが、正解でした。というのも、大切な人を失って…というのが、個人的に非常に苦手で。。
    きちんと言うなれば、気持ちが分かってしんどくなったり消化できない想いが辛かったり…。
    しかし本作は、どうしょうもない喪失感や後悔などの感情はありつつ、何だか晴れやかな気持ちにもさせてくれる良作でした。
    いいタイトル。まあ、泣きに泣いた…!

    そして、キャラ立ち凄い!って言う作品でないのに、だからこそ?高嶋と佐伯が実際、私の側にいる人のように感じられるリアリティがありました。
    佐伯が高嶋に惹かれる様子がとてもナチュラルですし、高嶋の何だか見えない感情の描き方も非常に上手い。
    ストーリーが進むにつれ、高嶋の苦しみや切なさがグングン迫ってくるし、自分ごとのような気がしてきてたまりませんでした。
    番外編なんて、初めて致したときの高嶋の気持ちが答え合わせのように読めて、うわぁ…やめてよ…ツラい。幸せが怖いって、罪悪感を感じるってそんなん何か違うけど、でも分かる……泣けるじゃないの。
    とは言え、やはり一読者として!高嶋!あまりに放置が過ぎるぞと自分には理解し難い行動に若干のイラっと。分かってただろうけど長年の生殺し…あり得ん。その愚行でこんなに苦しいわけですが…

    ずっと佐伯が、高嶋の抱えてきた感情にノックする会話や行動をするんですよね。
    いや、高嶋がずっと意識して離さないでいるからこそ、佐伯のそれらを拾ってしまうと言った方が正解なのかな。
    うううー!終始、凄い感情が揺すぶられる…
    高嶋の過去や気持ちを代弁する描写が、必要な時にしっかりあるので2人のストーリーがぶつ切りにならず、且つ段々肉付けされていくキャラの人となり…
    高嶋がとにかく終始泣かせにくるので大変でした。
    コマ割りやセリフ回しが本当に上手で、自然で、素晴らしかったです。

    やっぱり、人生において、
    しなかったこと、言えなかったこと…
    これはアカンですな。それは柔らかい痛みになり、忘れられない思い出になり、抱えていくその人の人生になるんですよね。
    佐伯が真っ直ぐ高嶋を見るので、高嶋もやっとこ前に進めた。
    祥吾くんを思うとまた辛いのですが、佐伯と幸せに笑ってる高嶋を見られて彼も嬉しいんじゃないかなと私には感じられました。

    いい作品!読めて良かった♡
  • スイセイを追う【電子限定描き下ろし漫画付き】【コミックス版】

    狼森圓

    スタートは同居から、、恋人になるまで♡
    ネタバレ
    2023年2月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊初作家さん!
    可愛い絵柄と好き好き言ってるワンコ味が面白そうと思い購入した結果、本作可愛いだけじゃないゾとの結論に至りました♡
    凄い好きな作品です!

    大舜は高校で先輩の彗に一目惚れ。
    それ以降、毎日毎秒愛を叫んで、晴れて同居に漕ぎ着けていた……からが、スタート!
    恋人じゃないところからの始まり。
    大舜の好き好きビームありきの、ワンコと主人かな?と思ってたけど、個人的には全然違う印象を受けました。

    平穏に同居している事実。
    日々の会話ややり取りを見るに……兎に角!この2人めちゃくちゃ、相性がいいんですよ♡人としての相性が素晴らしく!
    大舜の彗好き過ぎが可愛いはもちろん、ジメジメ重くなく弁えた甘えっぷりで天晴なんです。見ていて聞いていて笑っちゃう。可愛いし嫌な感情を嫌な感じにぶつけず、でも言いたいことは全部言うぞ〜〜てなところが、大舜の人柄であり、皆に嫌われないところかなと。素直さ可愛さフルオープンがウザくない。

    一方の彗は、一見ツンデレ?と思いきや、全くツン無し!これは、大舜限定の話でなく、誰に対してもフラットでフランク。イケメンで誰からも好かれてきたからこそのこの感じやなと推察ww
    大舜の『したいこと=日々愛を叫びたい』を自然に受け入れ一緒に生活している。やっぱりソコには、大舜っていう人間が好きっていう友人以上の人間愛が存在してるな。信頼や安心など好意的な感情が、会話から見えます。大舜の愛の叫び、愛情に満ちた行動に、エロ的なことでじゃなく人として応える彗にも非常に好感が持てました。そしてまた、それが大舜をメロメロにさせるという好循環の嵐な2人♡め一一一っちゃお似合い‼︎
    軽めな話で楽しむ感じかなと思ってたから、しっかり対等な関係なんやぁ…ってちょっと感心した。勉強、なりますっ!

    で、だ!ここから、恋人になるまでの流れがまた良かった…山場がしっかりあり、読み応えgoodです。
    彗が大舜をラブとして意識するタイミング。
    長年片想いしてきた彗の気持ちがまさか自分に向いている?それをなかなか理解できなくて距離を取ってしまう大舜。
    試練が両者ともにあって、人間愛からLOVEへの移行を何となくじゃなくて、しっかり描いてくれてます。そこも凄く良かった!

    可愛い大舜の彗好きを楽しめるし、
    サラッとスパダリな彗もなかなかに良き!
    +2人の関係性の変化も楽しめるお得な一冊です♡
  • 40までにしたい10のこと

    マミタ

    イケメンの見下ろしアップ、はヤバいww
    ネタバレ
    2023年2月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    作品が出るたびに小躍りする作家さん♡
    今回も表紙が良い!中身と2人の関係性がよく出てる。
    とにかく、毎回攻が魅力的過ぎると感じていたが、本作の攻はビジュアル完璧どタイプど真ん中で失神するかと思いましたww
    あと、2人とも眉毛が太いのが新鮮でキュート!

    死ぬまでにしたいことリスト改40までにしたいことリスト作成する主人公の雀氏。
    はい、もうここで読者の心は掴まれちゃう!
    リスト内容から、雀という人間がどんな人生を送ってきたのかを理解することが出来るし、読者は自分のリストを同時進行で考えて世界観に引き込まれ始める。
    (やっぱりオーロラは外せない派だった←知らん)

    仕事はできるが、押しに弱く優しい雀が可愛いもので日々癒される姿が、これまた可愛い。ダサい私服、推せる一。
    か〜らの〜
    色々な角度で斬り込んでくる、イケメン慶司!
    クリティカルヒットですww
    家事しない男はクソ方針で育ったイケメンは伊達じゃねー!
    顔面だけじゃない、意外に落ち着いて己をしっかり持ってる中身が男前すぎ……
    雀という被食者を前にした慶司のスマートな雄味と配慮にも、
    悶えちゃう。
    そこまでが完璧に近い理想年下攻だったからこそ、
    2人が拗れる原因になる発言が、ガッカリより、ホッとした。
    彼の不安そのものなんだろうなぁ…っと人間味を感じて、好感度が更に上がりました。あー可愛い、と。
    初めて、好きな人と恋人になれそうな局面で、第三者の雑音は本当に嫌やと思う。必死やもん、強い反応も理解できるな。
    同僚の田中に悪意がないからこその、その脅威が痛いほど理解でき、私も怖かった。自分もあんな感じになってないか?…そういう意味でも怖かった。自戒。
    そりゃ慶司も動揺して、あの発言に繋がるよな…と思いました。

    細めキレ目イケメン×眼鏡
    私の理想の化身のような the攻が好いて仕方ない雀。
    その背景描写も素敵な差し込まれ具合で、
    ストーリー展開もスムーズ。
    不安はその都度一緒に乗り越えていこうっていう図が、
    容易に想像できる2人です♡
    雀を包み込んで余りある、
    更なるスパダリ化へ突き進む慶司が見た過ぎる……
    長編ならんか?

    そして、最後に!
    エチ描写について、短冊修正ですが、モノが結構しっかり見えてます。マミタ作品史上だと思う。イケメンのイケメンにOh…♡ってなっww
    ほんで。慶司はエチ限定でコンタクトを急ぐべし!
  • 運命の王子の運命じゃない花嫁【電子限定描き下ろし漫画付き】

    梅田みそ

    キャラクターが生き生き、ピチピチしておる
    ネタバレ
    2023年2月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    と・に・か・く、幸せな話にどっぷり浸かりたい♡
    そんな気分の時にピッタリのお話でした。
    読み終えた後、あったかいホワホワした気持ちになれます。

    作家さんの今までの作品とは毛色が違い、異国情緒溢れる設定と比翼伝説を絡めたBLは、新鮮でステキでした!
    衣装や背景など細かいところへの描き込みなども丁寧で、世界観にしっかり浸ることができます。
    王太子のイハ様がとにかく見目麗しく、気高く、貴族っぽいところが、これ以上ない掴みでgood!
    その彼を射止めた蘇芳が、とても庶民的でチャーミングで且つ計算高いしっかり者。
    2人の出逢いや、イハが蘇芳に夢中になる理由や人としての相性の良さなど全て説得力のある描き方で、何一つとして違和感ありません。
    はぁ〜お似合いです♪と太鼓判押します!

    それに加え、キャラクター達が会話する様子が読んでいて愉快でとても楽しめました♡
    蘇芳がとにかく可愛くて、ズルいんだか抜けてるんだか…まだイハ様と心通わす前の、様子見の会話の攻防劇が小気味良くて面白すぎる…!
    蘇芳が母性強めで、懐が深く相手の出方を見て、受け入れツッコむのが面白い。人たらしというのか『…嫌いじゃない』と人のことをまず好きになるスタイル。凄い人として可愛いキャラ、めっちゃ大好き!

    そして、男前イハ様が年下らしい強引で絶倫で不器用ながらに愛を伝えていく様が、まあ…もう、可愛い♡
    あかん!毎回レビューで年下攻め性癖じゃないって書いてる気がするww……撤回し、認めざるを得ん。
    年下攻め、しゅきww
    嫉妬深くて愛が重いのは最高以外の何ものでもなかろうもん。

    2人が気持ちを通わせていく様子がとても素敵で、ちゃんと夫婦になっていくのが微笑ましい…♡
    イハ様が王太子らしく国を変えていこうという気概もしっかり描かれてあり、ラブもストーリーも言うことありません。
    比翼伝説がフワッと終わると思いきや(フワッと具合も丁度かな、少ないけど物語の進行や雰囲気に合ってました)、
    最後にビッグベビー!
    こりゃ続編で蘇芳似の子も生まなあかんの違いますかww
    終始しあわせな気持ちにさせてくれる作品でした。
    良き読後感♡
  • クソ野郎、恋を知る【電子限定描き下ろし付き】

    新藤伊菜

    糸目八重歯が全然クソ野郎じゃない件
    ネタバレ
    2023年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    前作きみと鋏は使いよう(2/7まで割引中)のお仕事BLが良かったですが、今回の絵を生業にした2人の交流も心に響くものがありました♡優しい絵柄とお話に温かい気持ちになれます。

    底辺漫画家の吉田と彼が通うデッサン教室のイケメン講師の足立。
    吉田が、他者の新刊マンガの批判レビューをツイートしていたり自分を認めない奴はクソ的言動で、序盤はなかなか拗れた人物像で描かれています。
    足立の前で思わず愚痴ったときに、
    じゃあ漫画やめれば?と冷静に言われてからの流れは……熱いものが込み上がってきました。
    諦めたくても諦められない。あることが当たり前で、すでに自分の一部になっている漫画。とは言え、好きだけでは生活ができない。だから、デザイン教室に通って夜勤バイトをして、漫画を描き続けている。
    吉田の懸命な足掻きを、努力を、しっかり見てくれていた足立に有難うと言いたくなりました。
    吉田の気持ちが足立にはよく分かるんよね。

    絵を生業にする2人が出逢って、分野こそ違えど、
    同じ気持ちを共有できる同志になっていくのが心強かったです。
    足立の絵が分からなくなってしまった描写がありますが、吉田の絵に対する真摯な姿勢が足立には眩しい。自分を奮い立たせるものになっており、もう、どちらがどちらを救ったのか。
    自分が好きなことを仕事にするのは公私のバランスが崩れやすかったりモチベーションを維持することが非常に難しいことだと思うんですが、そのエネルギーにお互いがなっている。高め合う存在になっていくのが良きでした。
    少年漫画から少女漫画への転身も何やら流れがリアル。やはり、その人の持ち味が活かせる舞台っていうのが必ずどこかにはあるはずなので、吉田には繊細な心理描写を武器に実写化狙って行ってほしい!w

    吉田がちゃんと自分てのを自覚しつつも、自分を信じてるのが好感度が高く、全くクソ野郎ではなかったです。恋愛に不慣れで出張ホストのシズクとの絡みとか最高に楽しかった!友人になった2人をもっと見たかった♡
    展示会でのシズクと足立のバチバチ?はたまたヒカルあるある分かる〜!話?交流が見たかったなぁ。残念。
    後はやはり、これに言及せざるを得まいッ
    一年後エチでなく、初エチをじっくり見たかったです……いや、分かる!ページ数の関係上。
    でも…!でもww
    イケメンが時折サラッと出す雄味が萌えな一冊でした♡
  • キライナオトコ

    小指

    絶対好きになっちゃうから、キライ
    ネタバレ
    2023年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い♡
    小指さん、好きーッ!
    ただいまステキな他作品たちが割引中。
    絵柄は味があってたまらないし、性癖がしっかり表現された独特展開が大好物です。登場人物にすっごい男前が出てこないところが、めちゃくちゃ推せるww

    今回は比較的どんな方にでも読みやすい明るめ作品でしたので、お初小指さんという方は、是非お試しあれです。
    生粋の小指さん好きという方も、今回性癖全面押し‼︎ではないですが、普段使い可能な(?)新境地の小指さんが見れた!という感じで新鮮でした。
    めちゃカワ受!とかじゃないのに、そこはかとはない艶やかさ、何だか見ていて恥ずかしくなってくる……この独特のムズムズ感をもよおされる感じ……これが、バッチリ今回もあります♡
    あと、王道の魅力的な年下ワンコ攻が見られるので貴重かと。

    経理の牧野は、仕事の要領は悪いが愛想がよく人に好かれやすい営業の青木に懐かれている。正義感からではないものの幾度となく青木が中島にいびられているところを助けてしまっていた。
    ある時飲み会にて、飲み過ぎた牧野は裸で青木を押し倒してしまう。何もなかったとは言え、パいパンは見られるし、ゲイであることがバレたか?と懐かれるままに以降、出掛けることや一緒に過ごすことを許していく牧野。

    パいパン牧野、好き〜〜!ww
    ソツなく仕事と気遣いができて、お人よしや無関心でもなく、言うことはしっかり言うし、キツいようでいて絆されるほどには人間味があって……凄い身近にいそう、感があるキャラ!!
    彼の持つ弱味と強味が、非常に魅力的に描かれてあるように思います。
    対する青木が、これまた良き、年下感♡
    舐めてるんだか牧野が好きなんだか発言の数々が、可愛くて側で会話を聞いていたい…。
    一途な年下ワンコ、あんま性癖じゃないのに、
    小指さんのこのワンコ攻…好きだった!
    誤作動するムスコを抱えて一途に追いかける青木、ええやないかい。若干のイケメンビジュでしたね…はぁ…ハァww

    ここで王道まともワンコ合わすかぁ〜?…いいね‼︎
    流石やな小指さん‼︎嫌いじゃないよ。
    だって牧野はどっちかというと常識人やもんなぁ。マッチングに説得力があるなぁ。
    とにかく、会話も展開も楽しめる好きな2人の組み合わせ!
    中島も嫌いになれなかった。
    ただ、メガネを外す色っぺー牧野を見てみたかったかな♡
    続編を希望致すー
  • 錆のゆめ

    久間よよよ

    愛おしさが湧いて出てくるタイプの作品
    ネタバレ
    2023年1月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 積本より、初作家さん。
    性処理ロボットとして改造させられた元人間の子が表紙で主人公。上下巻、続編の左右ともに購入済みのまま長らく読まずにいたのですが、、早く読んどきゃ良かった!と後悔するほどには、はぁ〜…良かったです♡うん、凄く良かったなぁ。

    胸糞悪い暗い話かと思いきや、いやまぁ…あるんですが、体感でいくとそれは2割程度です。
    後は、試作品である元人間サイボーグ(便宜上、以降T)と彼の世話役になった進藤との、不思議な温かい交流がメイン。
    進藤の淡々として他人に興味がない反面、何だかサラッと優しいところ。
    Tの一生懸命でスレてなく可愛らしいところ。
    サイボーグにされてしまった背景や、その描写などは胸糞だったりするのですが、2人のやり取りにホッコリさせられます。2人の優しさが沁みます。
    Tの笑顔を見て、読み手がダメージを受けるほど辛い境遇なんですが、進藤と出逢うことで救われます。
    進藤にしても、Tの為…もあるが、結局はTを大切にしたい自分を通したいっていう自分ありきの行動が、とても好感が持てます。

    上下巻で、そんなドロドロに揉めずTはお役御免となり、進藤の元で一緒に過ごせることになりました。
    続編の左右ですがッ!
    読み進める順番は指定されてないので、各々の好みといったところ…。
    私個人としては、初見は上下左右で読み進めるのが宜しいかと思います♡
    基本的には、2人の穏やかで幸せな生活が描かれてあります。その中で左は、世間様の冷たい風に多少晒される現実味が描かれてあり、塩っぱさがあります。
    また、人間だった頃の記憶を確かめに行く塩っぽさもあって胸が痛む描写があり。進藤と暮らす為に、前を向く為に、結果的に大切な記憶を封印する形になるのが悲しい巻です。
    その左を経ての右!右ですよ…。
    2人の幸せっぷりに浸って下さいね。

    とは言え、結局上下巻に戻りますし、必ず読み返すことになります!なので順番は、瑣末なことかもしれません。
    進藤とT、2人は愛し合ってますし、毎日ちうする仲です。エチは全巻通してありませんが、かなり糖度が高いため重要ではないです。
    今後も2人で一緒に暮らすなかで、
    人間でなくなったTの記憶や寿命
    進藤のエチへと進まない背景などが絡む続編があるのかがとても気になりますが、これで終わってもいいかなぁとも思えます。
    お安く購入できる機会に、ぜひ手に取って頂きたいです。
  • 2と車【電子限定描き下ろし付き】

    虫歯

    この激情、恋以外あり得ない……!
    ネタバレ
    2023年1月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い♡
    単行本になるのをそれはもう待ち望んでました!
    始まったばかりの一年ですが、
    間違いなく、2023年一番ズシンと私の心に響いた作品になると思います。
    タイトル、表紙、大好きな虫歯先生だしとは思ってはいましたが、これ程とは思い及ばなかったです。

    本作300ページ超えで内容(エチではなく)も濃厚で、
    読み応えが凄かったなぁ……!
    ニ兎の心理描写が丁寧に描かれてあって、胸が締め付けられて仕方がなかったです。
    彼の生き方や人生そのものである音楽を通して出逢うこれまた魅力的なキャラの来間と、来間との化学反応で変わっていくニ兎が魅力的すぎて、一コマ一コマ、彼らの一言一句の隅々まで取りこぼすことなく読みたい‼︎
    私にとって、本作はそう思わせてくれる作品でした。

    美しい音楽のみを愛する人間嫌いのニ兎が、来間に出逢い、彼の音楽性に強烈に惹かれてバンドを組むことに。
    完成された音楽をしてきたニ兎だったが、来間と一緒にする音楽がとにかく楽しく興奮でき、自分にしっくりくる…今までの自分(アイデンティティ)が揺らぐことすら受け入れさせられる強烈な来間との出逢い。←ここまでが、3分の1の内容。
    この時点でも立派に一冊になってそうと思うのに、
    ここから来間に振り回されていく二兎の健気さ、いじらしさ、拗らせ具合がたまらず……たまらんッ!
    人畜無害と思いきや、序盤で面倒臭そうと思ったニ兎なんかより、よっぽどクセのある来間との、拗れに拗れていくバンド活動。

    惚れた方の負け……言い得て妙だなぁと。
    来間への気持ちをその都度、飼い慣らそうと自己完結させるニ兎が可愛いやら不憫やら…!
    間違いなく、これが恋ですよ。ままならんやつです。

    収まるところに収まるまでの詳細を書きたいとは思うけれど、
    2人の関係のややこしさや尊さ唯一無二感を体感してほしいのでぜひ読んでみて下さい。
    人を好きになることで、その自分をも好きになれる。
    これも恋ですが…
    人を好きになることで、今までの自分が揺らぎ、嫌いになったり、新しい自分を受けていかなければいけないのも、恋ですよね……
    違うのにしっくりくる。見事な2人の化学反応。
    やっぱり、恋って凄いなぁ……素晴らしい。

    レビューが勝手に削除され凹んだ年始でしたが素敵な一冊に出逢えて、2023年もう幸せになれました。裏表紙のインタビューも嬉しかった!
    有難うございます♡
  • 俺に絶対、触れちゃだめ。

    犬井ナオ

    酒バカと納豆王子『混ぜるな危険』BL
    ネタバレ
    2023年1月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。
    ロミジュリの題材が、酒蔵に禁忌の納豆菌ッ!!
    ……その発想が素晴らしくステキー♡
    めっちゃオモロいやん思って読んだら、
    めっちゃオモロかったです。楽しめました!

    酒屋を継ぐため、実践である飲酒解禁の20歳の誕生日を待ち焦がれていた奏汰。
    大学構内でパックを配りやく納豆王子と呼ばれているのんびりイケメン高谷と出逢う一一一
    奏汰の下戸?克服の為に2人でお酒特訓するという本来の目的が会う口実になって、いつの間にかエロ特訓までする仲に♡
    むむ〜どちらも、甲乙つけがたく可愛かったなぁ。
    奏汰のピュアでマイペース、酔うと甘えたなところ、
    ゲイ高谷の色々分かってはいるがガツガツしておらず、終始はんなりしているところ。

    また、それだけではなく、
    お互いに家業を継ぐ長男としての立場もあり、仕事への高い意識や家業を支えてきた親や周囲への尊敬の気持ちなどが描かれてあります。非常に好感度の高い2人でした。

    麹菌vs納豆菌というオモロすぎるロミジュリBLではありますが、2人が在学中に家業の勉強に繋げて、先を見据えての思考や行動にリアリティがありました。
    こんな子達、きっといそう…と。むしろ、いて欲しいなと。
    お互いの家業をバラバラにそのまま継ぐのではなく、ミックスして伝えていく共存の形に納めたのが、素敵でした!
    ロミジュリ設定なのに、
    頭捻らず気軽に楽しめる、めちゃくちゃハッピーな一冊です♡

    元々絵柄が大好きですが、両キャラの表情の一つ一つにしっかり感情がこもっていたように思います。
    納豆王子の親父さん譲りの太眉毛がとても好きでしたw
  • カリギュラの恋

    みちのくアタミ

    堂山一族のSポテンシャルが凄いッ!
    ネタバレ
    2023年1月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まさかの続編ッ!
    しかも、スピン叔父貴編(渋いイケオジ)が同時収録♡
    これは嬉しすぎる……

    堂山一族のSポテンシャルが味わえる本作。
    SMクラブのご主人様と会員Mとして、普段は生徒と担任教師として出会う堂山清高と成瀬編が、まず一冊目にしっかりと。
    肉体的な痛みは与えず、一通りの道具や言葉責め焦らしプレイなどで快楽を与える結構なSご主人様と、その犬として喜びを享受するMぶりです。校内でバンバンしてますので抵抗ある方もおられるかも。
    清高はイケメン黒髪長髪マスク姿で、口調からなかなか気高きご主人様ぶりです。また生活背景が謎めいていて、そこがハマらず違和感を感じてしまうと物語に入っていけないかもしれません。
    続編は、主に清高の内面に焦点を当てたカップル編となってます。嫉妬心や独占欲など、成瀬を愛することで出てくる感情によって、清高の人間味が増してます。あんまりハマらなかった人も、続編まで読んでみてほしいなぁ。清高のパパも登場します♡

    そして!何といっても!
    清高の叔父でSMクラブのオーナー光高のスピンも♡
    これがもう、めちゃくちゃ最高でした!
    カップル編の清高と成瀬の仲を少し掻き乱す役として現れ、教育実習生でSMクラブ会員の小野田。その彼が光高の相手になるんですが、キャラの濃い光高に負けない良いキャラ。だいぶ年も離れておりS S同士の恋なんですけど、非常に美味しい♡
    最中の譲れない S 具合は攻防し合うんですが、ポジションではぶつかることはありません。光高の抱かれる S…エッロいわぁ♡
    2人のやり取りや会話がとても小気味良くて、相性がいいなぁ…とキュンキュンします。 Sである小野田が光高の Sぶりにゾクゾクしたり、小野田の甘えっぷりや素直さに光高がヤられたり器の大きさを見せたりと見所がありすぎて、単純に凄い楽しかった一一一ッ!
    タチ同士でポジション攻防があるカップルも大好きですが、ポジションを争わないS Sカップルもたまらんな〜好き〜と2人を見てなりました。

    えらく化けた続編大成功例だと思います♡
    ただ続編は修正が真っ白になっていて、そこは残念無念ww
  • ぼくのパパとパパの話

    ろじ

    この世界が当たり前である日本であれよ…!
    ネタバレ
    2023年1月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ えらいこっちゃな……コレは!泣かしにくるぞ。
    初コミ初作家さん。
    可愛らしく読みやすい作画と、素敵なキャラ達。

    本作は、法律で同性婚が認められた日本。『自分』に肯定的な愛と、少し自信なさげな奈央。2人が養子縁組で出逢ったひろと、3人で家族になっていくお話。

    3人の家族になっていく日常と、パートナーである2人の葛藤や違いをすり合わしていく過程やお互いを好きな様子が尊かった。
    はぁ〜素敵やん?家族やん?
    え、私こんな素敵な家族に全くできてませんけど……と同時に、ドンドン腹が立ってきて!
    いや、コレやん。コレが日常に溢れん今の世界(日本)って一体何なんって怒りが湧いてきてwww
    こんな尊いものが家族以外にあんのかいなって私は問いたいね……!
    禁止はされてないが認められているとも言い難く、異性婚のようにはいかないのが現状。同性婚が認められていく移行期だとは分かりつつ、憤りが止められなかった。
    愛し合える人に出会えるなんて、一緒に生きていけるなんて奇跡なんです。尊いんです。
    作家さんの強いメッセージを私も受け取りました。
    ひろが愛化……それ以上に強く逞しく育っていくのが微笑ましい。まさに、愛と奈央の感性の賜物。
    子育てをこんなに楽しく闘っていけるなんて、けしからん夫夫です。見習いたいです。

    ポジションについては若干の意外性があったんですが……
    いやはや、アリやん♡
    その現場を見たかったって言うのが本音ではあるんですがww
    作家さんの作風的にガッツリエロとか難しいかな?
    過去編や続編とかでも何でもいいんで見てみたいです(ワガママ)
    BL入門書としても、BL初心者さんの心にスッと入っていく作品であると思います。
    エチはないですが、愛が溢れんばかりにありました。
  • MADK

    硯遼

    悪魔の美しさ哀しさが共存する作品
    ネタバレ
    2022年12月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初作家さん。
    積本で長い間読まずにいたのですが、
    読み始めてみれば止まらない……なかなかに好みの作品でした♡
    タイトルがMモツA悪魔D男子K高校生とのこと……
    とりあえず、笑った!どんなセンスしてんのンww

    グロさがあるのですが、絵柄が(特徴的ではあるにしろ)とにかく美しくて、悪魔キャラ達も皆濃ゆくマニアックな魔界設定とBLのコラボレーションが非常に素晴らしい作品!もっと評価されていいのでは。創作モノであると、頭だけでなく心でも理解して読める方には響くはず。

    主人公のマコトは悪魔召喚の儀にて大公爵Jを呼び出すことに成功。異常性癖のマコトは人間としての生活は窮屈だったため、Jと命の契約を結び、悪魔として生まれ変わることに……

    え?悪魔?えぇぇ〜?!
    って一瞬なるかもですけど、否!
    グロは薄目でしばらく読んでみて下さいな……
    実は、めっちゃポップだし、面白いですよ。
    特に1巻のさわりは爆笑場面が多々あります。
    Jがとにかく魅力的でマコトを振り回します。最高です。
    エリンギから着想を得たビジュアルでちょっといい人、堕天娼やバリタチでマコトの脱処女相手のフィヨルド…
    単純に、読んでいて楽しいキャラが沢山♡

    魔界の決まりごとで自分より格上の悪魔の名前は呼べない。
    だから頭文字で読んでいる世界観。
    娼館で働かされ、Jに憧れ振り回される中で愛憎渦巻くマコトは、Jの思惑通り、自分自身がJより格上の悪魔になり、Jを消滅させたいと夢見るようになる。

    ん〜〜〜先が読めていく展開ではあるものの、
    マコトとJの愛憎渦巻く関係が甘美で凄く良いんです。
    Jの凄さを目の当たりにし、より夢を強く望むようになるマコト。Jにとっての唯一で特別な最後の悪魔になりたい。
    ん〜〜〜いいじゃない♡
    Jの過去を知っていくなかで美しくて怖い化け物Jが、いかに美しくて哀しい悪魔なのかが分かり、また1巻から読み返すという楽しいループに堕ちます。

    3巻の終わり方がとても好きでした……
    Jの孤独をマコトだけが分かるようになり、Jの唯一で特別になれたマコト。そして、延々と繰り返される愛憎渦巻く悪魔の世界。
    不思議でマニアックな世界観。
    悪魔の美しさと哀しさがしっかり描かれた作品です♡

    作家さんの獣カン作品がR-40 BLのアンソロジーに収録されてて明日まで割引中。結構否レビュー多いですが、良かったッスよ?!アンソロジー自体も良きでした!
  • 星見えぬ街で君を知る【特典ペーパー/電子限定描き下ろし付き】

    つし子

    安心&安全な王道ストーリー♡
    ネタバレ
    2022年12月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。
    本作は、安心安全な王道のストーリー展開であり、
    萌えがしっかり摂取できる一冊でした♡
    癖やアクがないので、BL初心者さんも読みやすい作品かと思います。

    触れ合いが許されたボーイズバーでキャストと客として出逢う地元の同級生だった元晴と和矢の話。
    閉鎖的な地元を離れ、新しい自分になるべく客からのお触りに挑戦していく元晴。初めての客として元晴への独占欲を感じつつも通う和矢。

    はぁ〜〜
    とりあえず、ウブい2人のピュア振りに、うんうん頑張れガンバレ可愛いかわいい〜〜ってなるよねww
    キスや触り合いっこを重ねていき、外でも会ってみて、一旦離れて考えてみつつ、お互いに気持ちを自覚して結ばれる。
    なんて事ないストーリー運びなのに物足りなさを感じず、安心して読めるのはつし子さんだからかと。
    地元で同級生として一緒に過ごしていた頃の気持ちや振り返りがしっかり描かれてあったので、そこがよりストーリーに説得力が出たのかなと思います。

    そして!店長はじめ、キャストの先輩方がみんな魅力的で気になる人ばかり。客も指名キャスト以外喋ろうとしない人、タチ同士なのに一途に指名して攻防する人とか色々なパターンがあるし、無限に読めそう!
    今後も是非にスピンで続いてほしいな!と思える作品♡
    これだけで終わるのは勿体無い……本作はガッツリエロエロではないので、アダルティ部門として店長編、ザクロ編がほしいww
    レビュー見たら、他の方もスピンについて仰っていて激しく同意でした。
  • 嘘つきは紳士のはじまり

    松尾マアタ

    紳士=クローゼットゲイ。間違った解釈…?
    ネタバレ
    2022年12月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ああ〜あぁぁ…
    こんな良作にまた出逢えてしまえた喜び……!
    あやまちは紳士の嗜みと合わせて、上下巻といったところ。

    新作のミッドナイトベルボーイ短編集が出て、
    あやまちは…のあの熱い夜の後日談が一つ、出会編が一つ、おまけ編?が二つ収録。正直、何かしらの決着的なものを期待してる方は落胆かも?何一つ進みませんし、いつもの2人の感じw
    他の短編二つも、非常に良かったです。
    この先生の絵柄、キャラの動かし方、意外と色気が漂う作画の雰囲気が大好き♡
    どこでレビューを書くか迷ったが、
    やはりポール&ジョナサンの始まりである本作で残します。

    さて、本作は……簡潔に言えば、不倫。地雷の方は回れ右です。まあ、それだけではないから、この作品が心に響いて仕方がない私がいるわけですが。。

    医学生のジョナサンと大学教授で彼の担当教官のポールが織りなす大人の恋の駆け引き。
    とにかく、あっちこっちに読者を振り回す展開だったりしますw
    読み込んでいくと、なかなかに2人の人間臭さにまるで友人になった気にさせられるし、ポールが素敵に見えてしまい不倫節操なし男を応援しだす自分が出てきて大変です。
    素敵な奥さんと可愛い娘がいながら、真夜中のアイスクリームを食べることをやめられないポール。
    不倫を擁護する気は毛頭ないのですが、クローゼットゲイの辛さ…というか現実(ノンフィクションは知る由もないのですが)を考えさせられるんです。
    人生って何だろな…選択の連続であり、要は自己責任なんだけど、何かポールを責めて締め上げてやる!って気にはなれないんですよね。酸っぱさが痛いなぁ…と。
    とは言え、家族に悲しい思いは絶対させたくないとか言って次の瞬間には、ジョナサン抱くんか一一一一い?!!ってww
    いや、そんな展開も2人らしいんですが。

    あやまちは紳士の嗜みに至っては、もう…
    自分を貫いたポールの兄の同性結婚式にて涙するポールとか…ビシバシ刺さりました。不貞など働かず、誠実に生きているクローゼットの方が沢山いるのだろうから、この作品が地雷の方の気持ちは察して余りあるのですが…。
    でも、凄い好きなんだよなぁ。攻めたタイトルとジョナサンをこじ開けたいポールの表紙も。鍵増えとるw
    もう一人の兄や、夫婦としてのポールなどまだ知りたい事もある。決着を付けない終わり方が、作家さんからの皮肉なんかな…切ない…
  • Knife【電子限定特典付き】

    千葉リョウコ

    刑事BL←事件を絡ませる塩梅が丁度いいッ!
    ネタバレ
    2022年12月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い♡
    スピン元の続きはまた夜にと共に12/20まで割引中。
    刑事モノだし…と今まで買い渋っていた自分を殴りたいww
    好きな作家さんの手腕を信じて今更飛び込んでみた一一一ッ!
    分かってはいたが、良かったです。

    スピン元はホスト×保安課の警官で元恋人同士のモダモダが素晴らしく最高でしたが、本作は2人とも捜査一課とあって、しっかり事件が絡んできます。
    かといって、事件にウエイトが置かれ過ぎず、BL要素が濃くて、その掛け算の塩梅に脱帽ッ!
    ちゃんと、刑事×BLなんですよー。
    事件とBL、どちらの内容もしっかりありますしエロ具合も申し分なし!読み応えありです。
    その辺りを意識して描かれたそうなので、作家好きさんはもちろん、私のように購入を迷ってる方にこそ、心配せずに読んで頂きたいなぁ…!

    検挙率No.1だが自分勝手な先輩刑事の津積と昔親友を殺され犯人を捕まえるべく警官になった真面目後輩の佐久間。
    このキャラの背景が、しっかり事件や2人の関係に落とし込まれています。ちなみに2巻通して事件は繋がっておらず、1巻に1事件ずつです。
    個人的には、佐久間の人間としての弱さや強さ、それに影響されて変わっていく津積が素晴らしく、読んでいて1巻がよく出来ているなぁ〜と感じました。
    ストーリー展開も練られていて説得力があるし、お見事です。
    なので、1巻読了後、え?まだ読めるん⁉︎
    嬉しい…最高やん♡ってなりました。
    2巻は、津積の同期で元遊び相手が出てきて、津積のキャラ深掘りがされていきます。
    事件という点では、やはり1巻。
    その分、2巻は2人の関係が甘さを帯びていくので、BL面ではより楽しめます♡

    単品で読んでも十分に楽しめますが、スピン元もこちらも最高の読後感でしたので、まだの方は、この機会にぜひ読まれることをお薦めしたい一一一ッ!
  • 続きはまた夜に

    千葉リョウコ

    恋を前に臆病になってしまう姿……最高
    ネタバレ
    2022年12月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い♡
    12/20までスピンのknifeと共に割引中。
    両方読みましたけど、あまりに良かった一一一!

    本作は、ホスト×警官
    元同級生元恋人同士のモダモダが素晴らしく、最高でしたッ!
    お互いに気持ちがあり、やることをやっていながらに距離を取りつつ、関係が終わってしまわないよう臆病になっている2人。
    はぁ〜〜??
    最高でしたよ♡めちゃくちゃ、萌えました!
    大人の恋ってやつでしょうか……

    この作家さんが好きな方なら無問題だと思いますが、説明セリフが多いのが苦手な方はしっくりこないと感じることがあるのかも…?(低レビューより)
    しかし、私からすればッ!
    その説明セリフこそが、また素晴らしく!
    取ってつけた感などはなく、キャラの心情を的確に、かつ削ぎ落として表現されていて、読んでいて、めちゃくちゃ気持ちが乗ってしまうんですよ一一!ぐわぁ一一っと。
    相性でしょうか?この作家さん、たまらんです。
    結構どのカップルも拗らせがあるんですけど、毎回角度が違います。何だか自分に近しい感覚のキャラ達に萌えますし、エロ具合が(特に気持ち良くなってしまっている表情、お互いに欲情する表情など)悶えるほど好きです♡
    お互いに対する気持ちがエチに出ちゃってますよね。。

    まあ、要するに千葉リョウコさんのBLが好きなんだなw
    スピンのknifeから読んだのですが、どちらも良作!
    是非、この機会に手に取ってみて下さい。
    超推せます!
  • 今日、俺んち寄ってく?

    みーち

    この低温なアツい男子高校生BLが、好きッ!
    ネタバレ
    2022年12月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すっっごく良かったので、他作品も読まねばならぬ。
    絵柄も好きだし、面白いのにうるさくなく(重要)、内容エロ共にしっかり読ませられます。
    アッサリ淡々としてるのに、心に残る一冊です。

    言えば、ゲイとノンケの距離おかしいエチエチ日常BL。
    しっかしまあ、ゲイの瀬戸とチョロノンケ菊池、この2人の会話や距離感がドンドンおかし過ぎるし、キュンキュン止まらんしで良い!最高〜〜♡
    冒頭から既に瀬戸がゲイと知っている状態での、あの流れるように挟まれるエロ展開……
    何でなん、警戒心とか皆無か?大丈夫かよ…♡
    菊池がアホの子過ぎて、もはや愛しさが爆発しそうになるww
    菊池の人の良さが温かいし、瀬戸の斜に構えるまでいかない絶妙な押し引き具合(複雑で深みのある性格)が凄くツボります♡

    途中、宮坂ちゃん(♀)が登場しますが、また…いい子!好き!やはり、惹かれる人が彼だからかなぁ…はぁ、青春してますな。宮坂ちゃんは決して邪魔になどなっておらず、2人の関係性を深めるエピであり人物になってますのでご安心を♡
    そして、宮坂ちゃんと同じくらい、切なさがジワジワやってくる水族館エピ……
    瀬戸のゲイとしての気持ち、何だか切ない…。
    菊池が男前でちとトキメいてしまったのが、悔しいw
    菊池には、瀬戸をずっと幸せな気持ちにしたってほしいです。
    描き下ろしでは、瀬戸の一年前のカミングアウト時の様子が読めます…嬉しいなぁ。菊池が菊池で安心するなぁ。

    本間この2人をず〜〜〜〜っと見てられますね……
    見てたいです♡
    皆、お幸せにね!
    追記▶︎▶︎▶︎高3の夏、続編が嬉し過ぎたー!
    進路にキャラ深掘りに、カップル編がしっかり詰まってて非常に良き♡
    有難うございます〜〜♪
  • ふくしゅうがとけない

    時羽兼成

    萌えやキュンは無いが、素晴らしい共依存3P
    ネタバレ
    2022年12月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんの新刊。
    タイトルがとにかく気になるし、3P好きの私としては、スルー出来なかった作品。
    しかし、皆さま仰るように読み手は選びます。
    3Pデビューを本作ではしないで下さい…
    ある程度の免疫をつけてから臨んでほしい。
    比較的、何でも美味しくいただける私ですが、メンタルが万全でない状態で読む作品ではないかも……
    個人的な絵柄の好みとしては☆3.5くらいの気持ちですが、3Pものとして作品自体はよく纏まっていたし、共依存の3人の関係性も好きでした。
    数々のお仕置きや3Pの旨味である攻×リバ×受、
    サンドイッチも読めます。
    ただな〜!
    萌えやキュンは、無いかなww
    ハピエンではあるけれど、タイトルの不穏な雰囲気そのままに……ひらがな表記がまた怖い。とけない、の表現も秀逸。
    何と言っても、ヤンデレ×共依存の重さを絵柄が助長していて、私は結構胃もたれ気味でした。読破はしましたが、読み返すのは日を空けたいかな。

    しかし、3人の関係性が凄く良かったです!
    ただのハピハピラブラブでは3Pの醍醐味がないので、仄暗い独占欲がきちんとあるのは良き◎
    また、3Pになる流れが独特というか、非常に新鮮でした。
    かつて自分が裏切った2人の復讐に体で応える形で始まるんですけど(そもそもそれがおかしい)、それ以降好きとかいう感情や身体先行もありながら、一番は2人に置いていかれたくない。独りになりたくない。側にいたい。という原始的な純粋なところ。
    そこを2人に支配されてるので、こりゃ絆が太い。
    裏切った理由も、男3人で仲良く親友だと思っていたのに、実は自分以外の2人が付き合ってると知り、裏切られた気持ちから……そこは、キモいとか軽蔑じゃないんや……っていう。
    結構、序盤から飛ばしてるぞカズマ……。
    やっぱり、3人という数的に関係性の吸引力となる人物は必要。間違いなくカズマ、君が支配されながらに、支配してるなぁ。
    攻の吉寺の情緒不安定ぶりと攻めぶり◎
    リバの桔梗の丁度いい距離感とスパイス感◎

    カズマと他2人の一対一は見れたんで良かったんだけど、元祖夫婦の吉寺×桔梗が見れずに残念……
    カズマと関わってから、もしや2人ではしてない?
    そんなアホな?え、まさか……⁉︎
    なかなかな共依存の3人の関係性が好きではあったので、やはり読み返すな〜!
    まだまだ読み込みが足りない気がするので、
    また空腹になったら、挑みまっす♡
  • 制服脱ぎたい【コミックス版】

    端丘

    いや〜〜〜私は、泣いた。
    ネタバレ
    2022年11月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんの新刊。
    タイトルと試し読みで、何だかタダのありがち男子高校生BLとは違う…と直感が言うので購入してみた。
    むむむ……凄く良い作品だった♡
    タイトルはダブルミーニングね……?
    やられた!……深いなぁ。
    これは他の作品も読んでみなくてはならん。

    陽キャ×陰キャの2人の交流……
    よくある設定でありながら、何やら違う。
    近づく過程やお互いの抱えているものなど既視感だらけなのに、読んでいて凄い胸がドキドキしてしまう。
    何でこんな一生懸命に恋してんだこの子達。
    可愛すぎる。素敵すぎる。純粋さが凄い。
    やることはしっかりやってるし、まあ両想いなんだが、小さい学校という現実でお互い一緒に過ごす苦悩や付き合うというハードルの高さなど、キャラの心情心理がめちゃくちゃ刺さる。
    いや、ありがちな設定、ありがちな展開のハズ…はずなのに!
    作家さんの持っていき方、キャラ2人の会話や表情などが秀逸かつダイレクトに読み手に響く……お見事です。
    特に由井の感情の流れ、心の声が刺さる…!というか、懐かしいww
    青臭くて純粋で穿っていて、青春がないのが青春だ的な。
    いや、この2人は大恋愛してますけども♡
    女子嫌だね一友達2人いい奴ねーっていう感想もありながら、心の深いところを鷲掴みにする、Bがこれでもかッ!とLしてる作品でしたね。熱かったー一一一ッ!
    由井、私も泣きそう。私も感動してるよぅ…。
    認知症のおばあちゃんが由井をアシストするんですけど、本当にあんな感じなんですよ人って。自分の子どもやご飯食べたことを覚えてなくても、人生で後悔したこと、嫌やったこと、嬉しかったことは覚えてるんです。
    その重さ、尊さが由井の心を動かした。
    もう、後半、熱さが畳みかけてきましたわ。
    困った困った……ふぅ。
    いい作品に出逢えて嬉しいです。続編とかナンボでも読めそうです。ありがとうございます。
  • ピットスポルム 合冊版

    三上志乃

    不憫イケメンが本気の恋をしたら……
    ネタバレ
    2022年11月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作家さん、本作が初読みです。
    割引していたデビュー作、0パーセントの花束も読みました。
    とても良かったです。寂しさを表現なさるのが上手な方なのかな…と勝手に。絵柄の線の繊細さが好みですし、寂しさが温かさに変わる、そんな淡々としっとりとした作品で非常に好みでした。

    さて、本作は……
    地雷の方には理解し難いのかもしれない内容(女子と致しまくる)が一部含まれた、攻の内面が主軸となる作品です。
    この小田島苑という…不憫?イケメンが、私は好きだww
    こんなに健気で必死で痛々しい子、愛おしすぎるッ!!
    矢野に対する気持ちが、本気すぎて、重すぎて、いいじゃないッ!!
    最高です……♡
    冷たいような目に、長め睫毛も良き!

    一読したときは、苑の魅力のみを拾い、作品全体としての評価にまで至らなかったんです。苑の気持ちは痛いほど分かるけど、矢野サイドが弱いような…?とも思っていたんですが何回か読み直すうちに、矢野が苑に惹かれてしまった描写もすんなり自分の中で馴染んできました。それを上手くレビュー出来はしないんですけれどw

    ゲイである自分とその事で母親に負い目を感じてしまうため、逃げるようにして入った全寮制の高校で、まさかの想い人の矢野と同室になってしまう……
    好きだからこそ近づいてはいけない、奪いたいめちゃくちゃにしたい、汚してはいけない、触れたい、離したくない、矢野だけがほしい、他はいらない。
    あゝああああぁぁぁぁぁ〜〜〜
    想いと欲求が強すぎるが故に、自分の中でだけで燻り続けるしんどさ。自分の中でだけで終わらせるつもりで距離を取る苑。
    うううー最高だ。攻の重くて一途な気持ちって、読んでいて何でこんな刺さるの一一一?
    矢野に惹かれる苑の気持ちが痛いほど伝わる作品です。
    彼が彼らしく生き、その想いが報われて本当に良かったと思える。
    本気で人を好きになるって、素晴らしい……!
  • 俺たちは恋人に向いていない【単行本版】

    弘川コウ

    読まない選択肢はないわぁ〜〜!
    ネタバレ
    2022年11月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミ初めましての作家さん!
    即作家買い決定でした♡
    画力も安定されていて、キャラが魅力的に描かれてあるし、その上しっかりエロいなんて素晴らしい!

    YouTuberで光属性眩しいノンケの晃一と
    隣の部屋に住むゲイむっつりの熊沢。
    晃一の自己肯定感アゲアゲなZERO距離感と熊沢の冷静で本音ポロリな心の声が面白いッ!!
    ただの騒音問題からこんな愉快にエロい展開が……♡
    新鮮さはないかもな設定だけど、画力や挟まれるコミカルな展開に安心してハマれました。
    好奇心爆発したキレイ目ノンケが、
    むっつりゲイにとって、いかに天敵かがよく分かる作品ですww

    雄味ある熊沢のテクに気持ち良くなってしまう晃一がエロいし、攻めてるのに押され気味の熊沢が可愛い♡
    個人的に、大好きないい力関係でした一!
    この2人はいつまででもラブラブな気がします。
    しかし、カップルになって同棲始まって終わってしまったんで、色んな試練がわんさか湧いてくる続編が見たいな〜〜(酷いww)
    激重熊沢の雄味を、まだまだプリーズッ!!
  • パンチキックラブシック イジメられて感じるカラダ【単行本版】

    靴川

    ゲスい‼︎→エモい‼︎ 魅了される♡
    ネタバレ
    2022年11月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    (作品自体は古いようです)
    ただ今、他作品が割引中。
    被ることなくタイプがバラバラな作品で、それぞれに楽しめて良いかと♡
    アッサリスッキリな作画で好きな方なんですが、特に細くて悪い目が大好き。ストーリーで言うと本作が一番好きかも!

    クズでゲスい男子高校生の雨島と、
    サラリとイケメン転校生の黒橋
    雨島がしっかり嫌な感じの奴で、黒橋に構うんですよ。うわ一無いわぁ!イタイと思うんだけど、黒橋が毅然として相手にしてなくてスカッとする。それが気に入らない雨島が黒橋に執着して、ついに黒橋が切れてアレよあれよという間に形勢逆転するお話。

    終始ラブラブ〜!じゃないんだけど、ケンカップルでもない。
    そもそも始まりはカップルじゃないかw
    ゲスい雨島が、黒橋を好きになって可愛く変わっていく様子が、エモエモのエモ×3でした!
    好きだからいじめたくなる。残念で健気…!アホい?頭弱いけど、愛おしい雨島が見られます。
    途中、雨島が慕うクズ先輩が出てきて黒橋が嫉妬を覚えたり、先輩に公衆の場で致されるOMG展開(手コ/キ)があったりと2人の関係性と同じく、起伏の激しい展開があって非常に楽しめます。
    黒橋は雨島を矯正していく中で絆されてしまったのだろうけど、雨島は黒橋なしだったら本当にどうなってしまっていたことか……雨島、良かったね♡

    言えば両片思い状態なんだろうけど、
    それを甘く描かず、2人のキャラ主導の激しさが前面に出た凄く新鮮なボーイズラブ展開!
    なのに、萌えをしっかり感じられる稀有作品。
    他の作品でもある展開なはずなんだけど、本作の2人のキャラ立ちが素晴らしくて、凄い好きだぁわコレ。

    そして、
    好き合ってるらしいことが後半で明かされるんですけど、そん時の黒橋のイケメンぶりはけしからんですなッ!
    そりゃ、雨島も嬉しくて泣くわね。
    キュン、キュン、ギュンでした一♡

    黒橋を好きすぎる雨島と、
    それが満更でもない黒橋の関係がニマニマものです。
    くっついた後も、最後まで2人らしい会話と展開に満足な読後感ッ!
    勢いのある作品で、大好きな一冊になりました。
  • 体感予報【描き下ろしおまけ付き特装版】

    鯛野ニッケ

    不器用で言葉足らずな2人が、たまらない
    ネタバレ
    2022年11月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    単話で持ってますが、もちろん単行本を待ってました。
    普段あまり感じないんですが、この作品はまとまって通しで読むと凄い!迫ってくるんですね〜1話1話で、読者が求める見たいものをしっかり魅せるのに、通して読むとよりキャラの感情が理解できて2人の関係性の萌え、がより深まりました。

    とにかく!
    2人共が、不器用で言葉足らず……恐ろしくww
    何だか噛み合わないところから、徐々にお互いの気持ちを本当に通わせていく日々の暮らしぶりがたまらない。
    どうしても好きな、男のギャップ萌え♡が存分に堪能できるところも本作の魅力。

    漫画家として成功したい葉と、
    今やイケメン人気天気予報士の瀬ヶ崎。
    次の日が晴れ予報なら、その晩に抱かれる……
    どんなエロ設定。パブロフ前ギ、始まってんなww

    始まりが唐突で凄いスタートダッシュを切ったために、
    2人が正式に?恋人同士になるにはお互いの気持ちを言葉にする必要がありました。
    それが見事にこの一冊に表現されていて、最高の極み。

    始まりから、読者は葉視点で物語に入っていくんですけど、
    徐々に瀬ヶ崎のジャイアン振りが、
    いや待て待て!これはアレよ?好き過ぎるやつ。
    葉がめちゃくちゃ愛されてるや〜つ〜。
    瀬ヶ崎がもう!可愛い〜て可愛い〜て仕方なくなるんですよね♡
    出逢いは学生時代にあり、葉の衣食住を面倒見ることになる経緯、瀬ヶ崎側の想いが読めて……だいぶ、ヤバい。
    瀬ヶ崎の人物像が明らかになるにつれ、好感度が爆上がりッ!!外面の貼り付けた笑顔やなくて本当の瀬ヶ崎に。ギャップ萌え…たまらん。
    葉に惹かれる理由や他者に対する接し方など…ナニ何、凄い筋通ってるやん。え……好き。ってなるww
    葉のこと、めっっちゃ好きやん。
    嫉妬深くてドSの愛されたがり。
    個人的には、「小さいことだけど大切なこと」を大事にする瀬ヶ崎が大好きです。相手が自分にしてくれたことを大切にしたり、帰ってきたらおかえりって言いに来てと葉にお願いしたり……
    好きって、一緒におるって、そうゆーことやん?
    はぁ…瀬ヶ崎、イケメン。
    葉から自分への愛情が見えた時の表情など、たまらん。
    エチがこれでもかッ!と容赦ないところも、最高♡

    11Pの描き下ろしも良き!
    本間いつまででもこの2人を見てられます。
    徐々に糖度を増す本作に、思う存分どうぞ浸りきって下さい………あっっま一一一一一一一い!
  • 保坂さんと三好くん[コミックス版]

    スカーレット・ベリ子

    「とっくに愛」……な、2人♡
    ネタバレ
    2022年11月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    ジャッカスのスピン♡纏まるのを待ってました。
    あちらでの彼を見て、
    みんなが彼の幸せを願ったであろう三好くん……
    これでもかッ!な大きな愛を保坂さんから注がれています。
    多幸感でいっぱい……文句無しなこれ以上ないスピン♡
    こんな幸せな上下巻、ベリ子先生……
    ええの?有難うございます。

    2人のキャラが素晴らしく立ってます。
    三好くんの自意識過剰な年相応の拗らせや、性格的なモダモダがじれったく思うけど妙にリアルでした。全ての決断は自分で決めたい…その何事も本気で一所懸命なところが愛おしい。
    彼が「恋は下手でも愛が何かを知ってる」ことは、
    保坂さんはじめ、読者の皆がジャッカスで周知のことですしね。

    はたまた、だいぶ歳の離れた保坂さんの柔和でパンチあるところは仕事や生活ぶりから理解できます。何と言っても……愛が深い。三好くんにはこの人しかいないよなぁ…と思える人物像。
    本当にこの2人は、
    初めから「恋」ではなく「愛」ですね……素敵すぎる。
    相手に理想ではなく、現実をみる。それが、愛。
    ……くぅ〜沁みる、滲みる、染みるぜぇ〜
    結びつきは、精神的なものにウェイトが置かれてます。
    結ばれるにあたり、三好くんの納得いくように…と、ひたすらに待て‼︎状態の保坂さんですが、じっくりと近づいていく様が尊かった……三好くんの初い反応やまっすぐな発言、無自覚な煽りに保坂さん同様こちらもキュン、キュン、キュ〜〜ン♡

    勿論ちゃんとエチもありますよ。
    下巻で結ばれるところをたっぷり描いてくれたのでそこまででも満足でしたが、もう……愛が止まらない。2人の深い愛を存分に堪能できる素晴らしい上下巻でした。
    超オススメです。この上下巻だけでも読めるでしょうが…いや、しかし!
    やはり、ジャッカスから読んで頂けたら……
    三好くんがもっと、もっと、愛おしくなるはず。
    そして、保坂さんの有り難さが沁みる……本当に。

    描き下ろしに至るまで、んんん…!
    キュン‼︎ぎゅん‼︎と素晴らしい読後感で、
    しあわせな気持ちにさせて頂きました。

    ◎個人的願い◎
    終始、感じの悪い保坂さんの元彼。
    あのまま終わると思いきや、何やラスト…ww
    若かりし頃や保坂さんとのこと、あのステキ彼Pと出逢うまでの、彼の物語を是非ともスピンで読みたいなぁ…と最後の最後に思わすベリ子先生、やりよるな(キラ一ン)憎いッ!
  • ミナトとヨースケ(分冊版)

    くれの又秋

    性癖すぎて、やッッばい!
    ネタバレ
    2022年10月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い♡とは言え、単話にはなるだけ手を出さない努力は惜しまないんですけど……
    読みホで今1話が読めちゃうんでね、、読んじゃうとね、、、、無理よねww

    とにかく!
    攻のビジュアルはじめ、受をつけ狙う狩り具合まで全て性癖すぎて、コメントスルー出来んかったです♡ゾックゾク。
    一見、コミュ力お化けの眼鏡ピアスイケメンですが、
    かなりのヤリちん+ドSクズ野郎。
    もうね……こんな人、最高です‼︎
    何せ観察力が凄いのね。そら楽しく狩らなあかんからね。
    めちゃくちゃ楽しそうに狩ってます。
    言葉でも、仕草からも雄味が凄くて圧倒されます。

    ほんでまた、受が良いんです。派手な見た目とは裏腹に、真面目でいつも1人。そら狙われるで君ww
    反応もやっらしくて、Mっ気がダダ漏れ………
    今のところ身体だけやけど、今後、攻に心を開いていくであろうこの子がどんな様子か見守っていきたい♡

    ひたすら、美味しい2人だ。最高!
    3巻まで読了。凄いところで終わっとるがな。
    攻の独占欲が発動されるのか…はたまたドSクズ力が発動されて3Pとかになるのか…
    いやはや、どう転んでも美味しそう♡

    手中に落として…同様、
    こんなワクワクで配信楽しみな作品がまたッ♡
    しあわせぇ〜〜!
  • バッドヤングブラッド

    下野圭

    攻くんをブンブン振り回す受ちゃん
    ネタバレ
    2022年10月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミ初作家さん。
    何やら、噛みたいくんと噛まれたいくん。
    噛みたいくんの心理描写はしっかりされていて、段々相手に甘々になっていくのが可愛かったな♡好きだから噛みたくないになるド定番の流れもキュンです。
    しかし噛まれたいくんの、元々なぜ噛まれたいのかは不明のまま終わったような…。
    マーキングだから嬉しい…と純粋な知的好奇心なのか?
    元々ゲイでもないのに、同性のラインをそれらだけであんな軽々超えられるもんかな?
    まあ、それはそれと横に置いて読み進めれば、めちゃくちゃ需要と供給がガッチリ合致したステキなカッポーにしか見えん。
    セ/フレというより、純粋に噛まれたい受ちゃんに攻くんが応えていくようになる力関係が面白かった!
    手練れが天然theお色気受にブンブンに振り回されていく図は、やはり読んでいて気持ちがいいもんですなぁ〜
    攻くんが初め嫌なヤツ系?と思いきや…受ちゃんに関して、年相応に素直で心を開いていくのが本当に可愛くて仕方がなかったです♡
    受ちゃんが真っ直ぐ天然なんで、幾度となく射抜かれる攻くんにこちらがキュンでした。
    くっついた後に描き下ろしで?しっかり動物園デートもして、いいカップル具合も見られたんで満足満足ー!
  • アンチロマンス

    日高ショーコ

    友達以上恋人未満BL………最高か♡
    ネタバレ
    2022年10月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 見目麗しい男子を描いて下さる、
    こんな大好きな作画なのに、今まで敢えて、手を付けてなかった作家さん…
    ついに本作でデビュー♡今からチビチビ購入決定だわ。
    いやぁ…2巻発売を待って購入して良かったぁ。
    こんなん展開が待ってられんww

    友達以上恋人未満……
    こっれは切なさやモダモダ…想う側、想われる側の気持ちがギュンぎゅん‼︎と刺さる、刺さるぅー
    どちらの感情も丁寧に描かれてあるので、切なさがめちゃくちゃ迫ってきます。たまらーんッ!

    幼馴染で同級生、高校卒業を機に、
    長年ルームシェアしてきたライター柿谷と美容師の周防。
    ルームシェアしているからこそ見えてくるお互いの性格の一長一短。日常的に潜むエチ未満の熱い瞬間。
    もう!特に柿谷の周防へのギリギリで堰き止めている気持ちの数々のエピソード。
    そして!その気持ちが溢れてしまってからの展開。
    うおー熱い!熱い!
    最高なんだが……♡
    想われる側の周防のズルい甘えも、分かりみが深し!
    いつから友達じゃなくなった…?その明確にココって言えないけど大切すぎる柿谷の存在のデカさね。

    ほんでまた、主役2人だけじゃなくてお互いの仕事で関わる人たちとの温かいやり取りにもジワる。
    柿谷&周防がまるで昔の自分達のよう…と気になって仕方のない戸和田とゲイバーの店長との関係とかヤバ過ぎ………
    キャー一一!!♡♡
    結ばれなくとも、こんなに切なくなれちゃう恋って、辛すぎる、そして尊く、素敵すぎる。戸和田への気持ちが恋ではなくなった瞬間を語る店長の場面とか…え、泣きそう…ってメイン以外でも感情移入し過ぎてしまったww

    ただ、言わせて下さい!
    めちゃくちゃに友達以上恋人未満&両片思いを楽しめるんですけど、ぶっちゃけ、巻数足りてない感は否めません。2巻の後半の足早感…1巻が丁寧に丁寧に、お互いの気持ちを探り探り距離を見計らってきたつくりにしておいて……最後あたり恋人になってからの展開の早さ、ちょい見せ感が少し残念。
    こ〜れは、後2、3巻で丁寧にジリジリ見せてほしかった流れ。
    大大大好きなリバ展開があるのにッ
    そんなサラッと流す感じで?一瞬見せんといてほしかった!
    いや、リバ大好きやので、この2人が?!え、納得♡って嬉しかったけど♡
    まあ、そんな感じでしたが…
    間違いなく最高&最高です。
  • 【単話売】恋をするつもりはなかった-double-

    鈴丸みんた

    ウソやん…一話まるまる読めるんか〜い?!
    ネタバレ
    2022年10月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今回の続編、新たな登場人物も出てきて、めちゃくちゃ楽しみ〜面白そう!
    正直な話、カップルになるまでの一冊にそれ程グググッと引き込まれる要素が足りずで(特にロウに感情移入が出来ず、今ひとつ萌えない…個人的なみんた先生あるある)
    レビューを書くに至らなかったのです。

    しっかし!今限定なの、か?
    一話まるまるタダで読めるんかい!
    そら読まなあっかんやろがい!
    ということで、皆さん言われるまでもなく、
    チェックしてるでしょうけどww

    カップルになった後の2人が見られる……
    という事は、ロウの佳乃への感情がより見えてくるのかな?と超楽しみです♡
    この一話にエチもあるし、わ〜い‼︎
    まあ、一冊にまとまってからの購入にはなると思いますけどww
    ロウの職場の面白げな先輩、いい感じに絡んでくるんやろなぁ〜と思うと今から凄くワクワクしちゃう♡
    ロウといい感じになりつつ、結局はスイ君の初めての彼氏に…とかないかね?ww
  • スリーピングデッド

    朝田ねむい

    ゾンビBLの世界に誘われて…
    ネタバレ
    2022年10月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ゾンビ×BLは萌えが少なそうと今まで避けに避けていたが、
    ねむいさんの作品だし…と好奇心が勝り、購入に至りました。
    読了してみて一一一
    BL要素より、やはり多少エグみ要素が強いんだけど、ゾンビBLデビューが本作で良かったなぁ…と思いました。

    本作は沢山のゾンビが湧いて逃げるものではなく、
    自分自身がゾンビになってしまうタイプなので新鮮ッ!
    ゾンビになった高校教師の佐田と、佐田をゾンビとして生き返らせてしまうマッドサイエンティストの間宮。
    キャラの内面にスポットが当たるよう描かれていますし、2人の関係性の変化や明かされていく秘密、ゾンビ要素のストーリー展開にグングン引き込まれていきます。
    すっごく面白くてBL要素がなくても全然!って感じでした。
    いや、語弊があるかな……
    BL要素がBL BLしてなくて、でも2人の感情が近づいて行く様子が上手くストーリーに絡んできて流石ねむいさん。
    ゾンビとBLの掛け合わせ具合が秀逸!
    上巻と下巻のラストの作りも、流石というか…好きでした。
    映画とかにしても、見応えありな仕上がりかと。

    こんな良き作品がゾンビBLデビューになってしまったから、
    ゾンビ界今後どう読み進めば良いのか迷ってしまう感は若干アリww
    萌えはないけど、マッドサイエンティストの間宮が、何だか段々可愛く見えてはきます。
    とは言え、BL要素は2割位。
    是非ストーリーを楽しんでみて下さい。
    苦手意識より、ねむいさんの世界観に引き込まれてしまうと思います。
    上下巻で、上巻が20日まで割引中♡
  • ちょっと待とうよ、春虎くん

    あめきり

    これはこれは…萌えのオンパレード♡
    ネタバレ
    2022年10月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    初コミのハツコイノオトも萌えが詰まってたと思うけど、本作のキャラとお話の方が自分にはハマった♡
    読み切りが入っていてこちらも可愛かったが、本編をもう一話分読みたかったな…が本音w

    寮生活で同室になったマスク男子のスイ先輩とバスケ少年の春虎。
    スイのマスク越しの笑ったように見える顔、可愛いなぁ…と思っていたけども、笑いたくない時に笑ったように見せるためのスイのマスク対策と知り、春虎同様なんだか胸がギューとなってしまった。

    周りも、彼らなりのコミュニケーション(間違ってはいるが)でスイと接してるだけなんだろうな…と。結局、スイを傷付けているから、スイを想った配慮されたものではないんだけど。
    リアリティある環境だなぁ…LGBTQの方や自分含め全ての人が多種多様な性のあり方をもっていることは当たり前なんだって、少年たちも気づいて欲しいね。

    健気で一生懸命周りに合わしてきたスイが春虎と出逢って、春虎の為に変えていきたいと思ったり自分を好きになっていくところが良き。
    いい恋って、その恋をしている自分まで好きになれる。
    その人といる自分が一番好き…的な。
    はぁ…尊い!青春だぁな…。
    にしても、春虎のようないい子に寮の同室で出逢うって…どんな確率?もう!フィクションめって若干思わないでもないが、いやいや出逢えて良かった♡
    大切な人のために憤りを覚え怒れる春虎が、男前です。
    下がり眉で困り顔のスイが可愛過ぎて…無理ww

    ハツコイノオトでも思ったが、萌えもキュンきゅんもしっかりあって雰囲気的にキス止まりと思いきや、しっかり致すところまでを楽しめるのが凄い…!
    電子書き下ろし、ヤベかった♡
    私もその場にいたら、めちゃ前のめりで加わると思うなw
  • 年下シェフのとろけるおねだり【電子単行本版/限定特典まんが付き】

    三つ屋りす

    うおー!バリ甘ゲロ甘BL♡(褒めてます)
    ネタバレ
    2022年10月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初作家さん!試し読みで気になって購入。
    苦手なワンコ攻めではあったのだが、そのワンコの好感度が高く、ストーリーとキャラとエロが総合的に良かった。
    めちゃ、お気に入りな一冊に♡

    先ずは何といっても受サツキのエロさがヤベェ〜…
    これは百戦錬磨感がすっごい!
    こちらまで匂い立つ色気…完全に負けてる自分w
    定番の一夜の間違い的な始まりではあるものの、ノンケの薫がもう夢中になってしまったパターン。
    まあ…サツキ相手に仕方ないわ。
    サツキは付き合うことに臆病な為、深い関係を拒むんだけど、
    付き合いましょ→セ/フレになりましょ
    と、作戦変更してまでサツキを離したくない必死な薫が可愛い。
    このワンコ薫が誠実で一生懸命でちょい狡さも兼ね備えていて、とにかく可愛くgood!
    サツキが絆されていくのをニヨニヨして読み進めました。サツキが薫を気になるお気に入りから好きな人にしていく過程は、ひねりはなかったけどスムーズで分かりやすかった。

    2人はセ/フレといっても、もう終始ゲロ甘で幸せエッチの雰囲気がすっごい……見ているだけで多幸感がヤバい。2人共が本当に気持ち良さそう。身体のサイズなど作画で気になるところもあるっちゃあるけども、かき消されるほどのラブラブH……
    こんなん外野は何も言えまいw
    元カレさん登場の波があり、晴れて恋人へ移行するわけですが………
    何せ、ずっと気持ちが良さそうだ。
    有難うww
    イン乱……ええやん。ドンドンなろか。

    凹んで糖度が足りない時に、本作でチャージしてみて下さい。
  • タチネコ。《合本版》

    遠藤巻緒

    クズ攻めの動向を、刮目して見よッ!!
    ネタバレ
    2022年10月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作家さん、作画が優れているわけじゃないのに(失礼w)
    ドエロく魅せるキャラとストーリー、若干の闇ィな雰囲気。
    フィクションであるはずが、妙なリアリティがあって引き込まれてしまう……大大大好きな方で、いつ見ても何故こんなにレビューが少ないのか皆目分からん。

    メロンソーダは兄弟が同じ男に恋する話ですが、ライトに愛憎渦巻く感じが堪らないし、真夜中のクライングモアは闇病み(地雷は多発気味)の中にある光ィ振りが良きで、推せる要素しかないです!
    性癖、好みど真ん中の圧をお伝えしたーーい!
    イチャイチャ幸せラブラブ作品も勿論いいですが、BLの闇深さ?奥行き?をいつも感じさせてくれるこの作家さん…ぜひ手に取っていただきたい。
    相性はあるかもですが、今読んでダメでも、きっと沢山のBLに触れて帰ってきたら又変わった感じ方ができるはず……?

    さて、本作は好きで繰り返し読む作品です♡
    タイトルから沢山の腐好きの方が読んでるはずですが、
    いかんせんクズまっしぐらの攻、達生が地雷の方が多いんやろな……と思いますw
    幼馴染でありセ/フレであるコタと達生の、
    不毛で愛しいエロまっしぐらな日々。
    達生がゲイ雑誌を見ていたことからの、流れ初エチ。終始、鉄板で定番の流れしかないのに、この一冊には沢山ハラハラドキドキさせられます。
    女子と簡単にいい感じになっておそらくヤッてる達生は、結局ゲイなのかバイなのか問題もあるけど、明かされてないところが非常に良い!そんなんストーリーに必要ないよ。読み手としては、納得しながら2人を応援できる方が安心して読み進めるんだけど、敢えてしない……憎い!ほんで、そんな明確にゲイかバイかって表明できるもんかなぁ〜?境界にいる人もいるかもだし。だからこそ、バイか?いや、知らんけども。

    コタを捨てて、最終オンナに走る可能性もなきにしもあらず感も確かにあります。でも、付き合いが長くなれば異性でも同性でも別れることはあるもんやし、個人的にはあんまり気にならなかったな。
    最後の達生の「」を、しっかり重く感じることができた……何か、私はそれで十分に思えたんです。コタが報われたなって。
    結構お互いへの気持ちは見えてます。ざまあ展開は弱いですが、コタを失う怖さはしっかり感じたはず。清水good job♡

    切ない片想い、勢いのあるエロ、クズ攻め好きは是非読んでみて下さい。
  • 完璧な柴先輩のやわいとこ【単行本版】

    相野ココ

    ダブルわんこ!!
    ネタバレ
    2022年10月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    ひゃ〜♡これも好きだぁ〜!
    絵柄が可愛く、全体的に見やすくて大好きなんですけど、その上なかなか気合いの入ったエロさをぶっ込んでくれるので絶対見逃せない作家さまです。
    そしてストーリーが可愛いだけでなく、誰しも持つ病みや影を描く意外に骨太なところも大好きです。

    本作は、同じ会社の柴先輩と柴に憧れる田丸のお話。
    完璧に思えた柴先輩の意外な一面……嫉妬深く束縛系なところ。会社では、柴先輩がしっかり者ですが、実生活では田丸の人間のデカさが柴先輩の闇をスッカリ吸収します。その一連が、上手に描かれていました。
    年下攻めがワンコ味溢れるかと思いきやッ!それ以上に、
    柴先輩の実生活のワンワンぶりに悶えてしまいましたー‼︎‼︎
    これは、ダブルわんこですね………♡
    会社と家で力関係が変わるのは、たまらんですな。
    この作家さんの、攻も受も何故か毎回、私の性癖にクリティカルヒットしてしまいます。
    表情というのか、持っている雰囲気というのか……
    エチい場面が好みど真ん中と言いましょうか……最高です!

    そして、本作のテーマである《束縛》
    当て馬の柴先輩の元カレが出てきて、ダブルソクバッキーで2人ともダメになってしまっていた過去をストーリーで辿るに、束縛してしまう辛さがダイレクトに読み手に伝わってきます。
    あまり拗れずに離れられるのですが、印象的には元カレさん、しっかり爪痕を残しての退場でなかなかに良き仕事をされましたw
    お互いが幸せだと思えるならば、束縛自体は悪ではないと個人的には思っているのですが……元カレさんとの関係は世界が2人のみで完結してしまう怖さがよく出ていたと思います。

    逆体格差萌え、年下攻め、ワンコ、溺愛好きの方、
    嫉妬に狂うソクバッキーさんに刺さる作品だと思います。
  • 君の夜に触れる【単行本版】

    もりもより

    2人でいれば、其処が光になる……
    ネタバレ
    2022年10月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新コミ初めましての作家さん!
    単話で既読でしたが、描き下ろしなど読みたくて購入しました。
    試し読みで分かるように、非常に画力があり、細部まで鉛筆書きのような繊細さまで感じられる作家さん。
    絵柄と陰影でストーリーの雰囲気を作られる方で、
    終始、優しい膜が張っているような、そんな世界観です。

    本作は、殺すことができない殺し屋家業の千夏と無垢な盲目の少年佳澄のお互いの闇を2人で光に変えていくというストーリー。
    設定上の暗さはあっても、それより、お互いの存在が相手を救っていくところにフォーカスされているので重々しさはありません。
    ただ、キャラ背景の(主に千夏)深掘りをしきっていないため、重さはないが深みも感じにくい作りかなと個人的には少し感じました…おそらく意図的に父親との関係修復などの描写がなく終わっているので気にはなりますが、ストーリー上ページ数上、納得はできる範疇です。

    とは言え、やはり!
    何といっても美しい作画とテーマが素晴らしいッ!
    柔らかく丁寧で、大人の絵本のような……♡
    ●千夏と佳澄の抱えるものが、真逆で描かれているところが憎いなと。
    身体的には恵まれていても、見たくないもので溢れている千夏の世界と、盲目で不自由な生活でありながら心はどこまでも強く自由な佳澄の世界。
    相手に惹かれていくにつれ、相手の世界に手を伸ばしていく2人が眩しかったですね。
    ●タイトル回収もお見事で、お互いの夜(闇)に触れることで、あたたかな光を手にしていく……優しい世界が2人を包んでいます。
    特に、雨の場面がとても好きでした。
    盲目で出歩くことのない佳澄にとって、雨は恵み。色々な音を感じられ、世界が明るくなる瞬間一一一そこに殺し家業を終え、闇から佳澄という光を求めやってきた千夏。
    お互いの感情の対比というのが、表情豊かに描かれてあって、思わず魅入ってしまいました。

    エチ描写は雰囲気で最後にあります。ガッツリではないですが、ふたりのお互いへの優しさエクセレント!
    今回は少し特殊設定のお話で、次はどんな作品かなぁ……
    今から楽しみでなりません!
  • はきだめに恋

    はなぶさ数字

    個人的には、絆されていく攻が見どころ!
    ネタバレ
    2022年10月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊即買い作品!
    以前、冴えない童貞〜を読んでキャラにハマらずだったのですが…本作の2人は凄くどちらのキャラも魅力的で、作品としても読み応えのあるストーリー。当たりでした♡

    ゴミ捨て場で寝ていた悪そうな山鹿×自信なさげで弱々しい比呂
    この初めの印象が、読み進めていくとドンドン変化していく楽しさ…ストーリー展開の中で存分に感じられると思います。
    チグハグで全く接点も共感性もなさそうな2人……
    確かに性格や対外的なものは違うんですが、会話を交わし生活を共にするなかで、意外にもしっくり行き出すんですよね。
    ちょっとした比呂の言動や人としての姿勢が、山鹿の関心を寄せるんです。

    初めから終わりまで、
    この山鹿の比呂に対する態度や表情の変化……!
    たッまッら一一一一ん!
    ゲイの比呂にとって、山鹿は初めから魅力的であるし、自分の存在価値を感じられるという意味でもなくてはならない人物。
    一方の山鹿にとって、幼く弱々しく狩られる側認識だった比呂が、自分の萎れていた気持ちをやる気にさせる対等な存在に、
    果ては、なくてはならない存在へとなっていく様子が……
    いやはや、素晴らしい!
    それが全く違和感がなく、ほぉ〜!と読めるんです。
    と、同時にッ!
    ドンドン比呂に人として、男として絆されていく山鹿の魅力にもガッツリ魅了されてしまうから、これまた不思議。
    何の共通点もないかと思いきや、2人とも人が良すぎる点がクリソツなんです。だからこそ、見えちゃうんだろうな〜
    山鹿には比呂の人間性が、本質が。

    比呂の人として一本筋が通っているところや、いつまでも照れてキョドってしまう初心な感じ。
    山鹿の悪そうで悪くなれない、分かって得より情を選ぶところ。比呂に絆されていく感じ。ほんで、究極はあの目♡ww

    最高やったなぁ一一一ッ!
    2人が前を向いて、夢を追いかけて、一緒に生きていく姿……
    はきだめに恋、というより結構、愛って感じ!
  • 愛おしいからもう一度【単行本版】

    新本浦子

    この愛おしさを、止めてくれ……
    ネタバレ
    2022年10月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    個人的に得意でない、ループもの……
    でも、ループの描き方が単純に新鮮で、物語として面白かったし、BLとしても少し切なくて、更に読後感が妙にスッキリとしていて、良き一冊でした!

    間違いなく言えるのは、
    作品紹介のあらすじ以上のネタバレはなしで読んでもらいたいなぁ…と。既にレビューがあがっているのでアレですが、単話で追っていた人も納得の描き下ろしではないでしょうか。こんな果てしなくて、夢があるような、不思議なラスト……ズルいww
    含みがあって、めちゃくちゃ素敵でしたね!

    数あるループものですが、本作は幾重にも重みが感じられる作りでした。壮大ではないかもだけど、今この時をかけるッ攻、受のお互いを想う気持ちや言葉が強くて深くて、いつの間にやら引き込まれて、一緒にコンティニューを願ってしまう!
    ああ〜ん、言いたいけど言えない……残念w

    この作家さんは少し変わった角度のBLがお得意なのかしらン。10/16まで他作品が割引中。こちらの2つも少し変わったBLでお勧めです♡
  • 5分後に孵るのを待ってる

    チ点日子

    幼馴染同士の刷り込み愛♡
    ネタバレ
    2022年10月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新コミ初めましての作家さん!
    発売され即買いしてから、既に幾度となく読んでます。
    試し読みとタイトルあらすじから想像していた通りといえばそうなんですが、不穏なようでいて温かい、独特なようで普遍的な……不思議と心がポカポカする作品でした。

    本作は、異常に眠ってしまう病のさよと、幼馴染でさよの全面的な世話を担う孝己の2人の共依存愛を段階を経て見ていくお話。
    今の関係に至るお互いの感情が、出逢いや過去の出来事をうまく織り交ぜてとても丁寧に、描かれていると思います。
    作家さんの絵柄自体にすごく魅力を感じるわけじゃなかったんだけど、キャラの感情やストーリー展開の運びが分かりやすく、且つ、読者の心を何かしらギュッと掴む!
    その辺りが、めちゃくちゃ魅力的な作品でした♡

    卵の中で孝己に温めてもらって、守られて愛をひたすらに受けてきたさよ。
    汚いものを何も知らず見ずに生きてきたかのようでいて、精神的に孝己を通して大人になっていたさよ。
    外野や世間ではなく、自分と孝己の感情を何より大切にするさよが人として素敵すぎて……本当に眩しかったッ!男前が過ぎる。
    知識や体験がなくとも、刷り込みだろうが異常だろうが、さよにとって孝己と過ごすことが全て。
    孝己が一生懸命に育ててきた刷り込み愛の結果は、
    このさよの重い愛……
    さよに、死ぬまで同じ巣の中で生きていくんだと豪語され、言葉に詰まる孝己ww
    孝己が報われて、しあわせそうなのが本当に嬉しかったです。
    色々な意見もあるでしょうが、なかなかに孝己が不憫で、私は凄く肩入れしてしまうキャラでした。
    さよと同じ場所にいたいのに、どんどん1人で大人になっていく汚い自分を持て余してしまう気持ち。
    さよを傷付けず大切にしたいが故の、ビビりヤリちんも不毛でただただ可愛いかった。きちんと本命ありきと線を引いてせフレを作るのが、人柄出てましたねw
    優しくて、情けなくて、ちょっと歪んでいて……
    とても、魅力的な攻だと思います。
    さよを愛して守っていたようでいて、
    やはり孝己がさよに愛して守られていたんですよね。

    孝己より1週間早く生まれて、ずっと孝己の側にいて
    俺より1日早く死んでねと言われるさよ。

    何やねん、この2人。
    しあわせかよ、しあわせでいてくれよチクショーっ!
  • 恋と性欲 【電子限定特典付き】

    アヒル森下

    チューちゅー尽くし!幸せに浸れる一冊♡
    ネタバレ
    2022年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。
    レビューで予想はしていましたが、
    それをゆうに超える甘々な作品でしたッ!
    当て馬がいるわけじゃなし、終始2人のイチャコラが非常に気持ちを温かくさせてくれます。
    攻も受も可愛らしく、エチい。チュー、ちゅー、チュー
    キスばかりしております。気持ちよさそうです。
    まさに《恋と性欲》ですね♡
    きちんとエチも最後にありますし、
    幸せそうな2人にお腹がいっぱいに膨れます。
    日本大好きノアの世話焼きもいいですし、人見知り慶の猫ちゃんぶりが超可愛かったです。物理的に、髪の毛が猫の耳化して描かれていて、それが毎回とにかく可愛すぎるww
    こんな煽り上手の猫ちゃんに抗う術などあるはずもない。
    ツンデレではないですが、ビクデレ?
    天然で初心な猫=慶の描写がお上手でした!
    ノアの遊び人設定も初めに軽めにあるだけで、すぐに慶に夢中になってしまうんですが、これは納得です。
    2人の身体的接触が気持ちを近づけるわけですが、それでノアが慶に対して少し不安になる気持ちも可愛く、健気で萌えでしたね。

    何も考えず、サラリと読めますが充足感がハンパない!
    そんな一冊です♡
    作家さんで一番好きな作品になっちゃった!
  • 強制Switch【単行本版】

    彩田あまた

    遂にキタ一!待望のswitchが主役のDom/Sub
    ネタバレ
    2022年9月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊初作家さん。
    第二次の性であるDom(支配)とSub(従属)の両方を持ち合わすswitchが主役の作品を、今か今かと待ちわびてた一一ッ♡
    嬉しくて!嬉しくて!興奮で読み終えました。
    ……続きものでしたww

    オメガバ同様、性質上種類的にもパターン化しやすくはあると思うんですが、最近ではDom同士の話があったりと、まさに今からの可能性を感じるDom/Subの世界観。
    苦手な人がいるのも事実ですが、やはり私は大好きだ!

    本作は、Subを蔑む俺様なDom高校生の真洋と担任の大永の話。
    お互いにダイナミクスに関して、明かされることがあり、ストーリーと相まって面白くて引き込まれました。
    整合性との兼ね合いで後付け感を感じないわけじゃないんですが、読めてしまえます。
    Subを下に見ていた真洋が、実はswitchで自分もSub性を持っている……それを大永に教育的?強制的プレイで暴かれてしまう。
    大永のスパダリ感溢れる優しいDomが凄くいいです。はじめは真洋を躾けるために無理矢理プレイに持ち込むんですが、それ以降のDomのお手本のような態度に言葉……いいですね♡
    最後、大永sideで語られる黒い執着…良き!
    一方、真洋のswitchぶり。DomとSubが入れ替わる瞬間の描写がとてもエロくて可愛くて、めちゃくちゃ好きです!


    続きものだし、何だったら今後明かされるだろうことが沢山ある予感がチラホラと…。
    大永と真洋の昔の出来事の真相。
    大永はDomなのに、なぜSubと思われていたのか?
    真洋の行動を密かに見ていた同級生描写は誰なのか?
    真洋の兄が登場して、真洋のトラウマの深掘りがされるのか?
    やはり、真洋はSub性がバレて酷い目に遭うのか?

    めちゃくちゃに期待しているだけに……結構設定を広げてるけど、次巻以降で上手く纏まるのか?という危惧もあります。
    期待を込めて☆5
    期間限定10/31まで読み放題、3話まで読めますよ♡
  • 夜明けのリトルマーメイド【電子限定描き下ろし付き】

    上野ポテト

    この告白に号泣した……たまらん!
    ネタバレ
    2022年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。
    一般的な恋愛感情や大衆的な人間らしいキャラの魅力を描いた作品でないことは確か。やけど、めっちゃ響く響く……!
    やっぱ、自分はだいぶ拗らせてんなって感じさせられましたww
    〇〇にしか抱かない感情がある……
    そんな文言での告白、ズルくない?
    泣くねんけど〜〜‼︎⁉︎好きとかよか、よっぽど響くけど〜〜‼︎⁉︎
    ストーリー的には、長い片思いが実る話で、
    最後までいわゆるエチは無し。でもそんなん気にならんくらい。そうゆージャンルの作品じゃない。
    実は2人は昔からの知り合いとかストーリー的には人魚姫が何ちゃらとか(タイトルやw)色々あるけど、とにかくッ!
    2人の一般的には理解されへんやろう感情の動きというか、やり取りが最大の魅力になる作品だろうと思います。
    逆に言えば、それが刺さらないなら、多分しんどい?んかも。

    人が良くて優しいマコトとおよそ人間らしい感情を持ち合わせないノブアキとの言葉のラリー、交流がじわじわと沁みました。
    分からないから教えてほしい←それは、その人を理解したいとかの興味じゃなくて、目の前の分からない事象、言葉、そんなものが気持ち悪くて処理したくて知っときたいだけ。その感覚を怖い、凄く特殊と捉える読者さんには理解し難い作品になってしまうだろうと思います。
    マコトはそんなノブアキのよく言えば裏のない言葉や行動原理に安心する子。マコトにとって、ずっとノブアキが特別だった。
    感情の話を感情なく話す、作中に出てくる言葉ですが、こんな会話し合える相手……いいやんって思います。オブラートや気遣いの一歩先にある付き合い。確かなコレ!っていう関係性じゃなくても大切な相手っているし、素敵だなぁ……。哲学的というか、ひいてはその会話自体が心地良いのなら、相互理解に繋がるんですよね意図せず。言ってしまえば、相性で2人は凸凹ピッタリ。
    向こうの人はキャラに多少の気持ち悪さを少し感じてしまってハマらなかったんですが、作者さんのこの感じやっぱ好きなんだわ自分と思いました。
    10/5まで他作品が割引中。読み耽ろうと思います。

    本作は琴線に触れて、めっちゃ好きな作品でした。
    まあ、ノブアキの元奥さんには深く同情の念を抱いてしまうけど、人間関係って究極を言えば本当に需要と供給なんやろうと思います。自分にピッタリの人を見つけられたふたりは幸せですよホンマ。
  • モノローグ・オン・ザ・リバー【コミックシーモア限定版】

    村上キャンプ

    恋のノスタルジー臭が凄い♡
    ネタバレ
    2022年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 村上キャンプさんの新刊。
    正直、私は今ひとつハマりきらない作家さんなんですけど……
    本作めちゃくちゃ良かったッ!
    コマ割りがいつもよりひと回り大きかったり、読み易さが意識されていたような気がします。
    テーマである復活愛が、素晴らしく刺さった!というのもあるのかも。

    元カップルが仕事で再会して、また恋人に戻るお話。
    いやぁ……何ちゅうか、
    リアリティがありアリでジワジワじわります。
    お互いに意識しているところとか、ああ…やっぱり、この人が好きだなと思う気持ち。復活愛は個人的に経験がないので分からないはずが、え!私の感情か一?と思ったほど引き込まれてしまった。
    両者のキャラがしっかりとあって、やり取りを見てもお似合いの極み。素直になれず、言葉にもできない恋愛下手のたんまちと、素直で単純直球の濱内。
    一度別れを経験したからこそ、少しお互い成長した今の2人。
    本当に凄くいいカップル。
    エチ描写も意外にしっかりあって、凄く感情が入った熱のこもったもので読み応えがありました。
    そして、何と言っても!
    大阪道頓堀……こんなステキな人と人の出逢いの場に、思い出の場所に知っとるこの場所がッ!
    ちゃんと映えてますw
    何か、それが嬉しいやん。てゆう。

    ステキな恋愛模様、リアルな復活愛で胸をギューとしたい方、
    オシャレな道頓堀を見たいという方、
    ぜひ読んでほしいな。
  • 親愛なるジーンへ 2(特装版)

    吾妻香夜

    え、映画化まだですか。part2
    ネタバレ
    2022年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 特装版が出たことで、
    この作品のレビューを又できるようになって嬉しく思います。
    (一巻で我慢できず、以前にレビューしちゃった)
    親愛なるジーンへ、のタイトル回収でも分かるように、はじめからどのような物語になるのかを考えて作られていた作品なのだと理解できます。
    終始、過去と現在がスムーズに行き交い、キャラの感情理解を深める作りになってます。
    作り込まれたストーリー構成は、皆さん仰ってますが、
    まるで映画のような……。

    アーミッシュという現代社会において、特殊な環境の話であると思いきや……
    今まで愛され守られていた子ども時代から、巣立って一人の人間として成長するにあたり、避けて通れない時期の話が主でもあります。
    だからこそ、私たちにもしっかり響く。
    ラムスプリンガでのモラトリアムの気付き(いかに守られ愛されてきたか)、責任の取り方、人生の方向性をどうするのか……自分らしい人生を生きるために、何を選び、何を選ばないのか。
    重い決断で自分を赦せないジーンがトレヴァーと出逢い、自分を赦し、自分の人生をらしく生きていくラスト、本当に良かった。
    一巻読んだ時点では、過去っぽくトレヴァーの手記で話が進んでいたから、すっかりハッピーエンドは無いものだと……。
    皆さんが作品での感動をレビューする中、
    自分は心底、安堵した……
    ちょっと肩透かしになったくらいww
    感想としてはそれが先でした。
    特装版はそのハッピーエンドの少し先が読めるので、今から購入するなら間違いなく、特装版一択!ですよ♡

    その上で思うことは、
    ジーンがどれだけの人と関わって生きてきたかが、
    本当によく分かるなということ。
    ジーンの姪、トレヴァーの甥
    ジーンが外の世界に出て、人と関わったからこそ影響を与えて、その名前が継がれたのだと思うと、胸がいっぱいになってしまった。。
    ジーンが拓いた新しい生き方、そんなものも後世に継がれるのかな。深すぎて、胸が苦しくなる。たまらない。


    通しで2巻読んで、
    やはり前作ラムスプリンガの情景も必読ですね。
    あちらも素晴らしく綺麗に一冊に纏ってます。描かれた世界観は、こちらの深掘りのもと花開く、そんなイメージでしょうか。
    ラムスプリンガの方がスピンオフっぽい。アーミッシュの世界から外へ出る青年の恋と苦悩が素敵に描かれてます。ぜひ合わせて、読まれることをお勧めします。
  • 純情でなにが悪い

    冬縞しぐれ

    お、恐ろしい子一一一ッ!!
    ネタバレ
    2022年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大型新人さんの初作品だそうで一一一?
    ……嘘やろうと。ただただ、この完成度に、内容にビビってますww

    とにかく、作画が神がかってます♡
    これ嫌いな人おらんよなって言う感じ!エチ描写やコマ割りなど読み易さ、内容との親和性……凄い、やべぇ作家さんであると、単純に。

    本作のストーリーは、
    甘々初エッチを夢見る、ちょっと拗らせた処女くんがデリへる利用で出会った彼は実は大学の同級生。も〜幾度と読んだ内容ではあるものの、会話や流れ、作画に至るまでお洒落だし、雄味ある攻リョウタとトロトロな受はじめが何せッ!色っぽい。

    はじめがドキドキするところで、読者も堕とされる。
    はじめの天然無垢な煽りと可愛い拗らせに、キュンキュンする。
    デリヘる初エチと、2回目(はじめの理想エチ)とのギャップ。
    はたまた、それ以降のエチ……は〜たまらん♡
    攻サイドが執着していく大大大好物パター一一ン、来たー一一!
    こっっちが又、純情のピュアピュア……
    (凄い年相応に見えて微笑ましい♡)
    りょうたが可愛すぎる!たまらん!
    500円て、ナニ?!しかも、それで自覚なしなん?!
    も〜甘々やんか、止めて止めて♡
    手練れの恋愛初心者たる照れとか、萌えるッ!

    両サイドの心理描写がキチンとされてるから、一緒にドキドキ&キュンキュンを体験してしまえる♡
    書き下ろしや電子限定特典も、とにかくヤベェ。語彙力が死ぬ!
    BLデビュー戦にも向いてるピュアさかも!

    穴がないホンマ。
    キャラや関係性ストーリーもエチ描写や作画に至るまで………
    修正にも読者への愛を感じるしww
    みんなのレビューを信じて読んで下さい。
    目の描写を印象的に使う作家さんなんだろうな。
    今後もどんな作品を描いてくれるのか、楽しみでしかないッ!
  • かりそめビッチ南くん

    栗原カナ

    王道のセフ/レ関係が、たまらんのだ〜♡♡
    ネタバレ
    2022年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ つづきの話は、丸っと2人ではなく、半分は友達カップルが収録されてます。こちらも、なかなか良き。
    だからこそ、スピンで一冊読みたかった…!
    本カップルも続編がなく、これで終わりなら少し残念。タイトルを変えて、どうか続いてほしい!好き過ぎる。

    さて、本作は個人的に大好物のッ!!
    なんちゃってビッ/チ!に、なんちゃってセフ/レ関係!
    (なんちゃって訳:相手への気持ちが一方、または両者にある)

    ッかーーーー!最高の極み♡
    作画が美しいし、修正も甘いので見応えあるエチはご褒美以外のナニモノでもありません。
    これをツマミに何杯でもいけそうな気がしてくる…!
    下戸ですけどww

    スペックの高い高根と、弓道を通して高根に憧れていた南。
    高根に近づきたくて南がビッ/チを装い、セフ/レ関係へと持ち込み、づるづると関係を続ける2人。
    南が頑張ってビッ/チを演じる様が何とも健気…ッ!
    モテ男の高根が実は真面目でいい奴で、不本意なセフ/レ関係を通して南にどんどんハマっていくのが、さいっっこうの萌えッ!
    めっちゃ爛れてると思いきや、
    その実、2人ともピュアピュア………


    そんなん、最高やん。大好きやん。
    有難うやん。
    高根の男前ぶりも、南の健気さも全て旨味でしかない〜〜〜!
    つづきの話は高根が嫉妬したり、スパダリを発動していてそれはそれで素晴らしい!
    が、やはり、一巻の男前高根が南に陥落していくところ!
    振り回されッぷりが最高ですよ……?

    つづきの話の友達カップル、ツン受け小野寺が可愛すぎる!田辺がいい奴すぎる!良き良き!
    とにかく、作画がいいので、終始、眼福の極みです。
    有難うございます。ご馳走様さまでした♡
    ダウナー系上司の単行本も超/楽しみィィ!
  • あなたを殺す旅【電子単行本】

    浅井西

    今月末で販売終了。まだの人、急げー一ッ!
    ネタバレ
    2022年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんで販売終了になるのン…(涙)
    惜しまれる作品です!
    8年ぶりに抱かれますもいいっちゃいいんだが、今ひとつハマりきらん。
    やはり、この作家さんの作画にドンピシャのヤクザ逃避行BLの本作が好き過ぎるやん。なんです♡

    表紙とタイトルが気に入り、試し読みで確信して
    即作家さん買いを決定した記憶があります。
    海沿いの空気間や適度なヤク/ザ臭、エロの挟まれ方、興を削がない修正具合も凄く好きなんだよなぁ。
    小田島の片岡への気持ちの変化に注目して読み進めていってほしいなぁ……。
    何回読んでも、片岡が格好良いったらないッ!
    販売終了にしとる場合じゃないわけ。この人の深掘り作品を死ぬほど読みたいよ…!小田島の独特な色香も良き。
    嫁になってからの2人の生活も覗きたいのよ。
    需要に逆行する流れは一体何なんだろうか……
    大人の事情がツラい。
    BLを読まれる方に、広く知ってもらいたい作品です。
  • ロスタイムに餞を

    ココミ

    このロスタイムは沁みますねぇ……
    ネタバレ
    2022年9月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊、初作家さん!
    他作品も読みホでチェックしました。作画が丁寧で美しい…凄く好みです。ストーリーも温かくて優しいのが作風であるとお見受けしました♡
    今後もチェックしたい作家さんです。

    本作、上手に言えませんが…
    非常に良い!です。
    ズボラで小説家でありながら口に出して表現することがなかなかできない桐生と、世話焼きで美容師の尽。
    今まではピッタリはまっていた凸凹が、はまらなくなっていく様、その過程、お互いの想い……
    そんなものが非常にリアルで、熟年同性同棲カップルの日常BLだなぁ…!と思いました。

    一方が別れを意識していて、その温度差が少しヒリヒリしていて読み応えありました。相手に気持ちはあるけど、上手くいかなくてもう離れたい。
    そんなモヤモヤの中でも触れられると、快感に溺れてしまう。
    おおぉぉぉ……何だか、2人を身近に感じるのは私だけではないはず??
    作家さん曰く、2人にとって4年に1度の危機である今回の喧嘩にもならない違和感のあるこの空気感……じんわり胸がぎゅーっとします。それを感じでほしい!
    強烈にめっちゃ胸に沁みるってわけではないんですが、
    これは上質なカップル再生BLです。
    いい時はお互いの足りないところを補い合っていけるけど、一つ歯車が違っていくとズレはドンドン広がり噛み合わなくなっていく……何か凄いことがあったり、定番BL展開が巻き起こるわけではないのに、すごく読ませる作品。
    キャラの深掘りをしようとすれば、まだまだ出来そうではあるけど、あえて語られておらず、その魅せ方も秀逸でしたね。2人の4年前、4年間を知らなくても、今に至る2人の心理描写に説得力があるんです。

    そして嬉しいことに!修正が甘く、ねっとりコッテリではないですが、エチも良いです。回数は多くないですが、2人の熱が十分に感じられます。

    あーいい作品を読ませてもらったな!得した気分。
    そんな読後感でした♡何度も読み返すだろうな。
  • 教えて、きみのぜんぶ。

    並榎雫

    あッッかーーーーーーん!最強に、可愛い♡
    ネタバレ
    2022年9月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊、初めての作家さん。好みの表紙と試し読みで購入。
    表題のみではなくもう一つ入ってます。デビュー作品だそうで、作画がかなり違っていますがいいお話でした。
    でも、表題だけを一冊まるまる読みたかったー一一ッ!がやはり本音だわ。

    ゲイでマスク男子の周と可愛いもの大好きジェンダーレス男子の琴吹の恋愛。
    か〜〜なり、可愛かった♡
    琴吹のあざとさは可愛いが過ぎる〜〜素直は最強だな!と改めて。
    私も琴吹と、きゃっきゃ、めっちゃしたい♡
    周も冷たそうに見えて、優しくピュアで非常に好感度の高い青年。時折見せる雄味に琴吹同様キャー‼︎となるww
    周が琴吹に惹かれる理由や溺愛するのが凄く分かるので、ただのハイテンションハッピーカップルという感じではなく、精神的に本当に上手く凸凹が合った2人。
    楽しい!嬉しい!大好き!愛しい!そんな感じでこの先何が起きても、物事の良い面を見ようとする2人なんだろうな……と思える。超お似合い。
    みんなから応援されるカップルだと思う。
    どちらかと言うと、
    琴吹に触発されてドンドン人間として成長していく周が描かれてあって読み応えが意外にありました。(→失礼か)
    どちらのキャラもしっかりキャラ立ちしていて、魅力的。
    できば、琴吹のジェンダーレスに目覚めたきっかけや深掘りが読んでみたかったなぁ…!これで終わりとは、勿体無い。


    可愛いで癒されたい!あざと男子にやられたい!スパダリの雄味をチョロっと見たい!そんな時にピッタリの一冊です♡
  • とめどなく、シュガー 【電子限定特典付き】

    児島かつら

    愛し、愛されることを諦めない2人
    ネタバレ
    2022年8月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ それが、ひたすらに尊い。尊いです。
    遠距離/カミングアウトという大きなテーマの中で、同性カップルの苦悩する姿と2人の相手への愛情っぷりに、涙がちょちょ切れる作品となっています……!
    個人的に間違いなく、BLカップル編殿堂入り作品。
    注)上巻あとがき以降、盛大なネタバレあり!

    本作は9/8まで絶賛割引中、ファイブコーナーズコーヒー(FCC)で恋破れた敬太のスピンオフ。
    単体でもちろん読めますが、願わくば……敬太という人間をFFCで知って本作に臨まれることを推したいですッ!あの敬太ありきのッ!この敬太ッ⁉︎マジかっ…………ヤバい♡と、なると思うんです。
    FFCでは上手に愛せなかった。セ/フレだった為、愛せる状況になかったと言いましょうか。FFCでも、恋愛ものとしてなかなかの読み応えでしたが本作……もう、作家さんのストーリー展開、登場人物の心理描写がお上手で素晴らしい!!
    そりゃ全て作家さんが考えてるんだけど、その言葉…!
    その行動…!紛れもなく、敬太が!理一が!選んでるんです。
    そう思える説得力が、半端ないんです。
    奇をてらった展開はなく、ある意味お決まりな流れ、王道路線でありながら、こんなにも心にハマるのかね…っていう!
    作画(特に目)、エチ描写も凄く良くて、内容の素晴らしさが、彼らの熱さがこれでもかとこちらに伝わります。
    エピソードの一つ一つをここで羅列し感想を述べたい衝動を抑え、レビューする辛さを分かってほしいww

    理一のカミングアウトへの葛藤や不安は非常にリアルで、自分も身近な人にそんな思いをさせているんじゃなかろうかと恐くなるほど…。
    男女であれば要らないストレスや圧が否応にもかかる現実、しんどさ。敬太のようには強くなれない理一の気持ちがとても痛かったです。
    そして、敬太。彼が破れた恋や父親だけにカミングアウトできず後悔してきた背景が、今の決断や理一への愛し方に繋がってる……その姿が尊い。離れているからこその嫉妬、ギクシャクがリアル。
    はじめから言うなら、理一とは良い出逢いではなかったのに、上辺でなく心眼で理一をとらえた敬太の人間力というものにハッとさせられるし!あの空港での告白よ……♡ww
    今回出てくる伊織や職場の人とのやり取りもあったかい!最高!文字数足りん!

    上下巻通して、愛し上手、愛され上手になっていく2人の恋愛模様にキュンと、ギュンと、うわぁ〜(涙)と存分になって下さい♡
  • ファイブコーナーズコーヒー 【電子限定特典付き】

    児島かつら

    みんな難儀で、みんな愛しい。
    ネタバレ
    2022年8月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ そんな読後感でした…!
    初作家さん。作画と作品紹介文を見て、好み!ビビッときたのでスピン含め全購入。(本作、9/8まで割引中)
    そして、その勘は、間違いなかった……♡

    分かりやすく言うと、
    喫茶店を共同経営する長年ゲイ友の公彦と晴海。
    そこにアルバイトで働く敬太(公彦とセ/フレ)交えた三角関係。
    誰一人として、相手に気持ちを伝えず成立している、微妙なりに均衡を保った今の関係。
    それが、晴海の元カレからの事業拡大お誘い話が来てから、徐々に崩れ始める……というお話。

    恋愛のモダモダや人間の狡さ、優しさ、愛おしさみたいなものがこの一冊で表現されており、そしてしっかり染みるぅー!
    淡々としているようでいて、ガッツリえちはあるし(喜)
    登場人物みんないい奴!その気持ち分かる一ッ!と、一つ一つの言動行動に一喜一憂しました。
    一冊完結やのに、すっっごい満腹感で充実感。
    個人的な感覚ですが…ストーリー5、6冊分の読み応えでした。最高でした!

    恐らくですが……、恋愛において苦い経験をしたことのある人には、たまらなく刺さる一冊なのだと思います。
    誰に感情移入するか?と作品に没入する際に影響することだとは思うんですけど、割とみんなの感情、どれも理解できたしジワリました。
    その中である意味、晴海の元カレは丁度いい当て馬w

    公彦と晴海の両片思いのモダモダは、非常にリアル。お互い大事すぎて、ゲイ同士なのに進展させる勇気がなく、その間セ/フレがいたり恋人がいたり……そんな10年、尊いなぁ。
    お互い側にいることが当たり前すぎて、長いとか感じない年月だったのだろうなぁ。

    この作品のスピン、とめどなく、シュガーも読んだのですが……やっぱり、私は敬太派よねが確定!
    本作の敬太もとにかく心身共に格好良いし、この三角関係で恋が破れるわけですが、その悲壮感ったら…
    とうとう夫婦(?)経営になるのか…で惚れに惚れたわw
    健気であり男気があり、自ら手を出し、自ら身を引く。
    あゝ美しい……冷静にアツい!凄いセ/フレの鑑(涙)納得してないなりに、納得して前に進む。一番年下で一番オトナでした。

    本作読んだ方は、
    この流れで是非→→→とめどなく、シュガー読んで下さい♡
    もう敬太が好きで好きで、ど〜しようもなくなります!
    愛し上手、愛され上手のスパダリです。

    本作レビュー、完全に敬太に振り切ってますね……悪しからずww
  • お兄ちゃんはオメガかもしれない 【電子限定特典付き】

    真行寺ツミコ

    いや、どこからツッコめば〜〜?www
    ネタバレ
    2022年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    車輪の下(9/8まで割引中)が好みど真ん中の作品で、他作家さんとは角度の違うBLを描く方だなぁ…と思ってました。

    が!本作……ぷぷぷ、オモロ過ぎるww
    コメディなんだか、ピュアなんだか、可愛いやらで最高かい♡
    簡潔に言うと、幼馴染の両片思い。それがこうも回り道けもの道行くかね?っていう新鮮なストーリー展開。
    ツッコむの、どこから手をつければ良いのか不明ww
    誰か教えて〜〜!?
    むぎの自分はΩだと、思い込む強さ←可愛すぎる。
    色々とその後も強すぎる。
    車輪の下もすっっごい強かったけど、違った意味でこちらのむぎも負けてないww
    全くオメガバじゃない世界やしッ!
    やのに巣作りの為に不法侵入とか、どんなん。
    顔面偏差値のみ高いスーの、必死に情けないところも不憫やらで美味でした。

    はぁ〜〜!面白かったぁ〜可愛かったぁ〜
    エロいのか⁉︎と言われたら、んん〜面白いと答える感じではあるが、2人の強い愛情がバシバシに感じられました。
    エロ?というか、モエがありました。
    ただ、修正がアカ一一一一ン!
    真っ白もうゲンナリや……線にしたって下さい。
  • グレイゾーン

    朝御飯丸

    何でしょう……この無茶苦茶に好きな世界観
    ネタバレ
    2022年8月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミ初めましての作家さん!
    単話の表紙とタイトルがとにかくタイプで、試し読みしてました。単行本になる瞬間を今か今かと待ってた〜
    どことなく不穏で、陰な雰囲気の本作。
    ミステリー的な要素もあり非常に見応えあり。
    私の好きな共依存の匂いが、ぷんぷんします。
    かといって、激情はなく苦しさが目に見えて辛いとかじゃないんです。
    ただ精神的な共依存度が結構高くて、すっっごく好きな作品。
    作風も会話より自分語りが多い、でもそれも厳選されていて、
    うるさくなく淡々と。
    そう、終始淡々と進むストーリー展開に、え?ん?
    おお…おおぉぉ?なるほどォ〜?へぇ〜?
    と特に前半、揺さぶられ気味。

    ただ読み手としては、
    受という人間を受け入れられるかと、攻の行動をどう思うかで、だいぶ評価が違ってくるとは思います。
    はじめて致すときの酔って攻がグイグイ、受の流され具合…
    いいね!たくさん押したい。
    その後もひたすら快感に抗えず、流される受。
    そこから急に、受の自己流解釈により振り回される攻。
    爆発する攻の執着心。
    受の突然の拒否……勝手といえばそうかも知れんけど、自分語りを読むに、感情の流れとして理解はできましたし、リアリティを感じました。
    後半からは、受の攻への依存心が出てくるんですけど……もう、いいね!たくさん押したい(part2)ww
    そこに至るまでに、モブ男とエチ、女子と一瞬付き合う的描写があります。このまわり道…要るよね……いるいる!
    勝手な受の、もしかしたら俺はいらない……?で走り出すあたり、どうしょうもなく愛おしくなったのは私だけ?気位が高くて寂しがり屋かよっていう。
    どうしようもねーな、の気付き。

    ストーリー展開も終わり方も、
    私にはとても自然な感じで丁度いいように思えました。
    作品の雰囲気に合っていて、書き下ろしに至るまで幸せな雰囲気をフワリと匂わすのみ……
    作家さんのあまり多くを語らず余白で物語を進め終える、
    そのスタイルがとても好ましい!
    道筋は見せるけど、要所要所は読者に投げかけて、あとは自由に感じてもらいたい……みたいな雰囲気のある本作が大好きです。
    エチ描写は修正甘いですがエロエロではないです。でも雰囲気があってなかなかエチいです。
    その点でも好ましいですよ〜好きだなぁ。
    作家買い決定です♡
  • 初恋にあえぐ【単行本版(特典付き)】

    研井カスタム

    エチ描写が素晴らしいッ!滾るッ!!
    ネタバレ
    2022年8月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミ初めましての作家さん。
    テーマは、《初恋》
    初恋を拗らせて、
    色々な恋愛遍歴を重ねてきた2人が出逢うお話です。
    お互いに、初恋を引きずり、初恋にあえいでいる姿を見せ合って、惹かれていくのが良かったです。

    タイトルのダブルミーニングが良いし作画で、あ…嫌いじゃないなと思って購入に至ったのですが、とんでもないッ!
    エチ描写が何だか生々しく、そして美しくて…!
    めちゃくちゃ好みの作画で、最高に滾りましたッ!
    濡れ場って感じで、とにかく!エチ描写が映える作画♡
    筋肉美はあるんですが、苦手なガチムチではなく男性らしいリアリティのある美しさです。服のシワまで何だかエロく吐息まで見えそうな雰囲気は、凄く見応えがあって楽しめました!
    高揚した人物の表情もたまりませんッ♡
    修正は形に沿った白抜きですが、興が削がれないように配慮されていたように思います。



    以下、
    しっかりネタバレあり!







    ストーリーで言うと、初恋の再会ものになります。
    真新しさはないですが、当て馬がいる訳でもないので安心して見届けられる感じではありました。
    受は1話で相手が初恋の相手だと気付いていましたが、距離を測りかねたり、後半モダモダするところがいじらしかった。
    攻は後半まで気付いてなくて、目の前の受に純粋に惹かれて恋していく様子が良かったです。初恋と共に諦めたものにもう一度挑戦しようとする姿も男らしかったですね。
    出会ったころの小さい2人も可愛かったです。

    終始、攻の雄味っぷりと強気なのにすぐトロン顔になってしまう受が非常に美味しくいただける作品でした♡
    こんなに、自分好みのエロ場(濡れ場)を描いて下さる作家さんに出逢えて嬉しいです!
  • 紅椿

    三田六十

    ひたすらに美しく優しい……ギュンとくる
    ネタバレ
    2022年8月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 僕はニーチャの作家さん。
    本作は折に触れ、何度も読み返す作品。
    優しくて寂しい男、佐吉と鬼の赤子アカとの、
    出逢いと別れが描かれています。
    ラストはハッピーエンドです♡

    人外で人と鬼の組み合わせは好きでよく読みますが、何と言っても斬新なのが、鬼側のアカがまったく人語を喋ることができないままに交流をしていくということ。
    BL脳で鍛えられた色々補完する能力は必要ではなく、ただただ鬼といたらこんな感じかな…というリアリティを感じることができるんです。
    話すことがない分、会話はないですが、
    佐吉の優しいところやアカの気持ちなどが作画やコマ割りで伝わってきますし、余白で想像してみたりと終始ゆったりと2人の出逢いから生活していく様子を見ていけます。

    ストーリー展開にしても、佐吉とアカの気持ちがよく分かるもので……後半からは、もう、ぎゅーと?
    いや、ギュンかな。感動を表す語彙が出てこず残念w
    胸が熱くなったり、目頭が潤んだり忙しいです。
    しっとりとゆっくりと物語に没入させてくれる稀有な作品です。
    佐吉とアカの一つ一つの行動言動の意味など、レビューで書き連ねたいほどなんですが、実際に読んで感じるものがあると思うので…グッと我慢しますw

    本当に、普段いかにBL脳で読んでしまっているのかが、
    よく分かるww
    それはそれで楽しむ術として必要なんですが、
    物語を読む。ああ…こうゆうことだな、と思わせてくれる本作に是非出会ってほしい。
    今なら期間限定8/31まで読みホで一冊丸々読めます。
    この機会に♡
  • ビタープレイメイト

    西本ろう

    DKらしからぬ、エチエチ幼馴染関係
    ネタバレ
    2022年8月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この背中に爪を立ててが結構好きなので、試し読みで新刊購入。
    やはりエチ描写に気合いが入った作家さん認識で間違いなし!
    本作は、幼馴染DKですが……
    まぁ、年齢相応以上に素晴らしくエッロいです♡
    猿時代と言いましょうか、本能に忠実で日常にエロが必須のあの感じ……当時は嫌悪すら覚えましたが、自分が歳をとって俯瞰で見れば、なかなかに眩しく映る不思議。
    一方は初恋を貫き、一方はカラダ先行から。
    この2人が結ばれるには、やはり精神的なものが必要ですね。その辺り、特に攻サイドはリアリティを感じさせる心理描写だったように思います。女性ではなかなか理解し難いココロとカラダの分離。そして本命に対しては、そこが一本化していく様子。

    何と言っても、作画がやはり、エチを熱く盛り立てます〜〜!
    臨場感ありますねぇ…
    お目目の綺麗な感じとかあんまりハマらなかったんですが、こと本作においてはDKですから、眩しさ瑞々しさに繋がっていて非常に良いです。迫力あります。
    へそピもなかなかにエロい。やはり、人の身体にマーキングする行為は、独占欲がチラチラ見え隠れして、性癖に刺さります。
    学校でそんなバレずにできるもん?と数々の作品に思ってしまいますが……その辺り、やはり無粋にツッコミたくなる2人ww
    これはこれと読むことができれば、もれなく楽しめます♡
    《プレイメイト》その呼び名、好きです…私にはスッゴイえちく聞こえますww
  • 葵さんえっちしよ!【電子限定特装版】

    おんせん

    困り果てる可愛さ………勘弁してww
    ネタバレ
    2022年8月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初作家さんの新刊。
    絵柄やストーリー展開など、
    どちらかと言うと可愛らしく少女漫画系BLな本作。
    受がとにかくピュアで可愛くて、
    元遊び人の攻に、四六時中エチをねだる………
    大切にされているが故に手を出されていない状況下にあるも、
    それが不安で不安でエチをねだる。とにかく、ねだる。
    ……よくある設定でありながら、やはり好きな自分がいるww
    自分チョロ。そして、このピュアさにまだ萌えられる自分に安堵するのですww

    こんな可愛らしい作風で、意外にエチ描写はあるし、攻が受のピュアエロに耐え忍んでいる姿はNICEサムライ♡で良き!
    言葉足らずで受の不安を払拭しきれない、スパダリになりきれない攻の感じも、もぉ〜と思うものの良き!
    ピュアエロの誘い受は、やはり、可愛らしい。面喰らうッ!
    手練れ同士のドチャクソえっっろいのもたまらんけど、こんなんも挟みたい!
    BLデビューや闇重BLでヤラれた後に浮上したいときや、糖度欲しているときには非常に適した作品だと思います。

    特装版購入しましたが、差額分の魅力があるかと言われたら……ん一?と言ったところ。特装版の書き下ろしなど可愛かったですが、没イラスト集が10ページ弱も要らんかなぁ。個人的には通常盤でいいかなと思いました。参考までに。
  • シンデレラリバティ

    本郷地下

    とにかく震えることは間違いない!
    ネタバレ
    2022年8月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    人間の心の深淵を切り取ることに長けた作家さんで大ファン♡
    ただ今、8/26まで割引中のシティライツバースデイ/世田谷シンクロニシティ/メトロはどれも大好きで、超お勧め致します♡
    仄暗さと希望の両方がしっかりあり、細かな心の機微が見られる傑作だと思います。

    さて!本作は、だいぶ重めなテーマ。
    身近な人間がサイコパスであればこういう展開があり得るかもしれないという若干のリアリティが含まれている為、読み手は少し震えちゃう内容です。
    こういう性格の人なんだぁ…と日常的に接している人からすれば、その人のその性質がサイコパスだと気付くことは相当に難しいことかもしれない。違和感として距離を取れる関係ならばいいけど、無理な場合はどうすれば……?
    社長になったり利他へ還元する良いサイコパスの方も世の中には沢山おられるから、サイコパスの性質を悪用するか否かに尽きるとは思う。
    客観的に指摘してくれる第三者がいなければ、悪用されているなかでは操られ続けることになるのだろうなぁ…。
    という恐怖を存分に味わえるストーリー展開です。

    勿論、光もエチもあるわけですが……
    だいぶ内容の重さに引っ張られちゃうし、
    サイコパス話的にもストーリー展開的にも、他作家さんの類似作品のように思えて、モロに頭の中でイメージできてしまって余り楽しめなかったのが正直なところでした。
    重めサイコパス作品で本作が初の方なら、また感じ方が全然違うのだと思います。
    本作を読むにあたり、色々な角度から感じられるものがきっとあると思うのですが…私の中で、兄弟間のサイコパス話はこの作品!と決まってしまっていた感が強くて…純粋に作品自体を楽しむことが自分には出来ず、残念でした。
    他レビューを拝読しては、自分の感覚が残念無念だなぁ…とww

    ただ、ラストに向けて2人の立ち位置が徐々に明らかになっていく中での演出は、おおぉぉ…成程ね!と思わされました。
    表紙にも描かれている作品のモチーフである靴が、人物の心象と影響し合って作中とても印象的に描かれてあるところなど、流石だなぁ…と感じました。

    また何度も読むことで印象が変わるかもしれませんが、現段階では上記のレビューに留まります。
  • ラブインダルジュ 【電子限定特典付き】

    多摩緒べべ

    不憫くんが、ハグで人を癒やしまくる〜〜!
    ネタバレ
    2022年8月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ そして、私も癒されたww
    新刊初作家さんかと思いきや、本作のスピン元既読でした!
    そのラブクオリアで不憫だった翔音が、
    本作ではこれでもか一一一一ッ!と愛されてますね♡
    はぁ…見ていてこれほど、癒されるものなんですか。
    読後感スッキリ、そして多幸感バッチリ!

    本作は、お酒とスキンシップで客に癒しを提供する
    《ボーイズタッチバー》で働く翔音とその客で情報誌のライター大我。
    前作で広がったコンセプトバーの世界観が存分に味わえます。
    ハグで人に癒しを与えられる喜びを、自分に自信のない翔音が知っていきます。自己肯定感がグングン上がっていく様子を見ていると、こちらはいつの間にか、はぁ…良かったねぇ。と応援してしまってる……

    作家さんが翔音を思いっきり幸せにするにあたり、相手はどんな人かな〜?と思ったら、まさかのモテ男大我だった。
    でも、これがなかなかどうして……
    とても良きカップリング。とても良き凹凸でした。
    お互いの弱いところや格好悪いところを見せ合い、そしてそれが強みになるっていう最高の組み合わせ♡
    出逢いに乾杯ストーリーです!
    エチも見応え十分〜〜♡ワンコの雄味はたまらんッ!
    翔音の激しく求められたい欲が凄まじくエッロい!
    こちらのほうがスピン元より好きと言う人がいても納得ですね、私は両方大好きです。

    個人的にワンコ攻めは萌えないんですが、
    そしてどちらかと言えば……たぶん本作はワンコ溺愛攻めかなと思いますが、それが良かったんですよ!
    翔音にだけ見せる大型ワンコ味が、たまりませんでした!
    甘えん坊ぶり!誰彼構わず見せる愛されワンコではなく、対好きな人のみに見せるワンコ……それは、好き過ぎるやつやん。
    そして、翔音は大我に甘えられることで満たされる!
    ひゃー一一好循環♡お似合い!相性良いはずよww

    前作の2人に始まり、ジュンも勿論登場します。
    ジュン好きは多い気がするので次待ってますw
    スピン元のラブクオリア8/30まで割引。
    未読で本作のみでも楽しめますが、執着攻め好きな方は是非とも読んでみてほしいです!
  • ラブクオリア 【電子限定特典付き】

    多摩緒べべ

    ボーイズタッチバーで、再会執着LOVE♡
    ネタバレ
    2022年8月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラブインダルジュ新刊購入したら何か既視感ある……と思えば、本作のスピン!そりゃ好きだとなりましたww

    本作は、お酒とスキンシップで癒しを提供する
    《ボーイズタッチバー》で働く優人と、客であり高校の同級生、東との再会LOVE♡
    スピンはラブラブワンコ攻めに癒される感じですが、
    こちらは強引で嘘つきで必死な東の執着愛を楽しむ回です!
    それに加え、優人と東のガチムチえちも見ものでしょう♡
    心と身体が裏腹な優人と、ガンガンに押して引いての東………
    優人を好きな気持ちが言動、表情に出まくりマン!
    見ていて、たまらんッ!!凄くいい!!
    攻が格好悪く必死になるのが大好きなので、本作はだいぶ良きww

    《執着×確執×エグめH》が本作のお題だそうですが、
    しっかり描かれているように思います。エチはエグくはないけど……激しめ?無理矢理め感はアリ。
    本作、8/30まで割引。
    攻の執着好きにはたまらない一冊ですよ一一一一ッ!!
    東の優人を見つめる愛しい…といった表情に鳥肌でした。

    東とジュンの友人ぶりも結構好きです。
    ジュンのお話も読んでみたいな。
    作中出てくる少し不憫な客、翔音もスピンでかなり愛されます。本作で広がった世界観がスピンでのびのび表現されてるように思います。本作を読まれた方は是非、ラブインダルジュ読まれることをお勧めします。
  • 寄宿舎の黒猫は夜をしらない

    鯛野ニッケ

    読んでほしい、としか言えないッ!!
    ネタバレ
    2022年8月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い、積読本より。
    まず初めに言わねば!と思うので、言いますね。
    とりあえず、買いですね。信じて買ってほしい…!

    いや、分かってた…!分かってはいたよ?
    レビュー然り、評価然り、安心信頼の鯛野さんだし〜?
    でも、ここまでかーと正直ビックリ。
    ☆が足りんくて困る事があんまりないから、口あんぐりですわ。

    残念ながら、私が言えることは極々少ないです。
    本作はBLであること、そして吸血ものであること。
    ネタバレ無しで読むことを全力で推したい作品ですッ‼︎
    BLの枠なんか飛び越えてしまってる気がするし、何で映画化とかしてないのか理解できんくらい素晴らしいお話だった。
    設定に始まりストーリー展開が秀逸で、全く隙がないんです。
    普段どれだけの段階のものを漫画家さんが練ってネームにしているのは分かりませんが、この作品は初めからラストまでを緻密に計算して描かれたんだろうなぁ…と素人目でも理解できました。
    サブカプメインな場面はありますが、そこも結構クると言いますか…なかなか胸がぎゅうとなります。

    愛がこれでもかッ‼︎と表現されていて目頭が熱くなるし、同時にしっかり吸血もの、しっかりBLなんです。
    切ない…!愛しい…!の嵐が吹き荒れますよ。


    ユキのキャラが非常に魅力的。
    ジーンの気持ちが痛いほど分かってしまう。
    とにかく可愛くて、人として美しくて尊い!
    彼が周囲の人たちと影響を与え合い、お互いに変わっていく姿が眩しかった。
    ジーン、ユキと愛し合えて本当に良かったね。
    はぁ…、愛し合う人達の生き様は尊いや……!

    何とも言えないこの素晴らしい読後感を上下巻という短いなかに描き納めてしまう鯛野さん、やっぱりヤバい作家さんです。
    一読と言わず、何度でも読みたい作品です♡
  • エマのごちそう

    大麦こあら

    ごちそうが、エマに流されない……ええやん
    ネタバレ
    2022年8月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    前作カットオーバークライテリアで可愛い絵柄と萌えをしっかり押さえたBL展開にハマった作家さん♡

    本作は、前作のお仕事BLとは打って変わり、人外BL。モテるのになかなか本命になれない大学生の彗とその彗の元に召喚された夢魔であるエマ。
    元々イン魔ものはエロが見所であるし大好きなんですが、夢魔も基本的には同じ設定。
    エマが召喚された理由や、オカルト悪魔研究会が関わってくるところなど面白かった!
    彗のおばあちゃんはじめ、オカ研2人、エマの兄など出てくる人達も皆いいキャラでした。
    ストーリー展開でいうと、真新しさはない分、安心して読める感じはしました。

    そして!意外や意外。
    エサである人間の魂をとるべく召喚されたエマに対して、
    全然流されてくれない、ごちそう彗www
    エチは初めに一回あるだけで、以降はエマが空腹にならないように最低限のフエラのみ対応。それだけならあるあるかもやけど、行為だけでなく、心情的にも何だか流されない。しっかり絆されているだろうに、流されな一い!誠実ぶりが伝わる彗。
    おおぉぉ〜何だか新鮮ッ!
    魂が抜けてしまうし、死ぬわけにいかないっていうのもあるけど、エマの魅力に流されない感じ………ええやん?(流されない言い過ぎww)
    イン魔的ストーリーで、こうゆうスパダリ臭がする人間様は初めてな気がします。
    気持ちが通じてからはしっかり致してます。
    そういう訳で、思ったほどにエチの回数が多いわけではないですが、作画が非常にエロかったりするので満足度は高いかと♡
    エマのすれてない可愛さ&誠実な彗、ナイスカッポーでしたね!
  • ストレンジ【電子版特典付】

    つゆきゆるこ

    ステキな出逢いが、人生を豊かにする…!
    ネタバレ
    2022年8月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い、積読本より。今日まで割引。
    ジャンルはBLではないので、致すのもチューもなし。
    女性マンガでブロマンス?と言えるのかな。
    6組の男性同士の温かい付き合いが収録されてあり、それぞれに後書もしっかりあります。
    少しの生きづらさや痛みが、誰かとの出逢いによって、その人のかけがえのない軌跡になる。
    一人でいるより、一緒にいることで息がしやすくなる感覚………
    凹んだり傷付いたり、ちょっとしんどい時にサラリと読みたい…そんな作品です。

    元々つゆきさんはBLジャンルは全部あったのだけど…
    本作のステキな表紙と紹介文に惹かれつつもBL以外の良作に手を出してしまうと、もうキリが無いから見ないようにしてましたww
    以前フォロー様のレビューでやはり好きな作家さんだし買おうと決意!割引のタイミングで購入してました。
    つゆきさんの女性ジャンルになってる本作とシェアーズ、どちらも最高かと♡
    ちょっと、シェアーズに至っては、つゆきさんの作画がより活きている気がするし、めちゃ推したいッ‼︎
    続きものではあるけど、1巻でキリ良く読めます。

    自分ではBL以外を積極的に開拓する気がないので、これからも皆さんのレビュー頼りです。宜しくお願いしますww
  • パブロフィリアの犬

    うにもし

    シガーBAR…大人の男の色香やっばい♡
    ネタバレ
    2022年8月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミ初めましての作家さん!
    作画に独特な色気のある人だなぁ。
    あとトーンを凄く効果的に使ってます。この作品の世界観であるシガーの煙の雰囲気を存分に堪能できました♡
    本作は、シガーBARのマスターに拾われバーテンダーとして働く香坂が、シガーソムリエの久野と不純な大人の関係にハマっていく話。

    すっっごい、世界観が好きです!
    大人の男の嗜みであるシガーと、その匂いと恋愛を絡める色気のある……これぞ、《やらしい》って感じww
    BARのマスターも久野もいかにも大人の悪いオトコな感じがたまらないし、香坂が無自覚にMなところも性癖にバチバチ刺さる作品でしたね♡
    久野も言ってましたが、庇護欲と嗜虐欲が同時に湧いてしまう。そんな恋……見ているコチラには本当にご馳走でしかないです、最高ww

    沢山エピソードが入れられているわけではなく、一つの場面を丁寧に展開していく作家さんのスタイルが、とても良かったです!
    全てを説明しているわけでもないし、ストーリーが破綻しない程度に謎は謎なままで置いているところなんかは続編があるならば、そこで明かしてほしい♡
    展開がバタバタしておらず、それがこの作品独特の艶かしさに繋がっていると思います。無理がないし、大人の雰囲気を堪能できる一冊ですね。
    そッしッてッ!
    after story17頁が、もう最高………これがあるのと無いでは、読後感がだいぶ変わってくると思えるほどに♡
    本編でもされてますが、ちゃ〜〜〜んとタイトル回収を忘れない作家さんの優しさにキュンきゅんしました!好きです♡
    この作画で今後どんな世界観でBLを読ませてくれるのか、楽しみに待っております。
    シガーBARマスターのスピンで久野との昔話も是非、読ませて欲しい!ほ、し、い!
    店名のfillerが示すように、2人を繋いだマスター
    彼を埋もれさすのは勿体無いよぅ…
  • コントラディクト

    大島かもめ

    優秀な消防士2人のケンカップル
    ネタバレ
    2022年8月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    大島かもめさんのケンカップル〜〜?
    ケンカップルは余り好みではないのですが、本作は攻受のキャラとケンバランスが絶妙にgoodで大好きなカップリングでした♡
    まず、隊員服?萌えが存分に味わうことができます。
    そして、プライドを持って消防士の仕事に取り組む2人に好感が持てます。
    選ばれしレスキュー隊に入るべく、地獄研修を受ける同期2人の火花散らしている姿が、非常に男臭くて良かったです!
    連帯責任でペナルティーをこなす隊員さん達には同情してしまいますが、みんな優しくて良い雰囲気。一緒になって、一生懸命な2人を近くで眺めていたいなぁ…と思ったww

    よく言えば無骨、悪く言えばデリカシーのない自信家の矢島がなかなかにキャラが濃いいぃぃです。めちゃくちゃに男臭い!
    同じく優秀なのにそれを鼻にかけないクールな鳥飼に対して、対抗意識をバリバリに燃やす矢島が大人気ないというか必死すぎて、ウザいような可愛いようなww
    対する鳥飼が、矢島に対してだけ何故かクールに対応できない様子にもニマニマしてしまいます。
    矢島を煽るのが上手くて、めちゃくちゃお似合い!
    明かされる矢島への想い、グッときます。

    エチ描写にしたって、男前にエッロいので煽情的!
    色香たっぷりで、非常に見応えアリ♡
    男2人がお互いに意識して、惹かれていく様が
    とても丁寧でキャー‼︎でした。
    臆病になる鳥飼に対して、発揮される矢島の男気、惚れそうww
    破れ鍋に綴じ蓋ぶりが良かったな〜!
    厳密に言うと、カップルになったな?ってとこで終わってしまっていてイチャコラな感じはまだこれから。
    続編がなかったら、かなり悲しいですけども〜〜〜
  • 声が響いて優となり【電子単行本(電子限定描き下ろし付)】

    衿先はとじ

    性と切り離せないHIVを題材にしたBL作品
    ネタバレ
    2022年8月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い!
    知る限り、HIVを題材にしたBLに初めて出会いました。
    しかも好きな衿先はとじさんと来れば……
    そりゃ、読むでしょう。
    非常にセンシティブでどうBLと絡ますのか難しい、もう想像するだけで難しいのですが、よくぞ取り上げて下さったなぁ…作家さんや出版社さんの心意気を感じられます。
    (残念ながら、直接的なエチ描写はなし)
    モロにBLに絡ますには生々し過ぎるだろうし、客観的事実はしっかりと伝えつつ、HIV陽性者の方が誤解や偏見を持たれやすく、そのことで他者との関係を積極的に持てず孤独になりがちな現実が描かれています。

    性教育で習った当時の知識しか自分が持ち合わせておらず、
    恥ずかしながら、私もHIV感染について知らなかったことがありました。
    HIV感染≠AIDS、ということは広く知られていますが、
    めざましく進んだ現代医療では抗HIV薬の治療によりウイルスを抑えているHIV陽性者からは、効果的な治療を受けていればセ/ックスによって他者へHIV感染することがないと世界的に認められているそうです。

    この重いテーマではあるのですが、中身はいつものはとじさん!
    全く重苦しさなどはなく、終始ホッコリ2人の掛け合いがやはり面白いです。
    出逢ったことでお互いが相手の存在に支えられ、自分の人生を前向きに生きるお話。声優新人の音瀬と、今は第一線を退いたかつての人気声優の酒井。
    BL作品のドラマCDの受に抜擢されたことでトレーニング講師の酒井と出逢います。
    それが、はとじさんの作品←理想と上司&君の手が……ww

    2人の心の機微をゆったりと描いているのですが、
    本作190頁あるとは思えないほど、体感で言うとアッと言う間に読み終えます。
    エチ描写はないですが、しっかりと声優としての2人、恋愛をしていく2人が堪能出来ました。
    音瀬の《無垢な暴走》に救われていく酒井、良かったです。
    酒井を支える同僚たちもナイスキャラでじーーんとしました。
    サラリと、でもしっかりとHIVをテーマに、
    はとじBL作品に仕上げており、お見事です♡
    ただ、もう少し、そしてもっと堪能したい気持ちが残ります。
    やはり、過去編は読みたいですね。エチ描写は敢えてなかったのだと思うのですが、なくて良かったのかもしれません。
    なかなか難しいことなのかもですが、今後このテーマのBL作品が増えていかないかなぁ…
    色々な方の作品で是非、読んでみたいなと思います。
  • チェンジワールド

    南月ゆう

    何も怖がる必要なかった…(個人的には)
    ネタバレ
    2022年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラブネストが好きでスピン元である本作の匡人の悪評が恐ろしく、なかなか挑戦できずにいたのですが……
    今回ナル編のエンゲージを読み、
    シリーズ制覇の欲求が勝り、本作をやっとこ読めたー一ーッ!!

    ぶっちゃけた話、個人的には全然!
    ぜ〜んぜん匡人はそんなにか?という感じでビビり過ぎだったなと思いました。
    ただ、悔しい!こんな匡人を知ってからラブネストのあの変わりようを味わいたかったぁ……っと!
    ときを戻そう、したいww

    いや、きちんとお伝えするとしたら…
    なかなかにカップルクラッシャーなんだろうなっていう雰囲気はバチバチにあるし、有村と要祐、この2人をしっかり乱すんだけども、予想していたよりは酷くないかな。
    いずれ2人には出てくる課題であったし、必要な通過儀礼。
    俺で振り回されて壊れる程度ならどの道ダメになる、と匡人の言う通りだとは思う。
    故意やから、悪質には違いないけど、意外にも2人が余りそこでモダモダせず、吹っ切れるキッカケになってます。
    しっかし、なかなかの存在感はあるからラブネストでのキャラ変が生きてくるわけよねー!
    もっと、もっと邪悪な感じやと思っていたので拍子抜け。
    2人のお互いを想う気持ちやカップルとしての成長ぶりが気になって、匡人のことをそこまで意識する余裕がなかったのが正直なところですww
    特に気にならなかったという方が適切かな。
    それ程までに、サヨナラゲームと本作の2人が尊くて尊くてッ!今まで読むのを避けていた自分はホンマ阿呆であったなぁぁ……と無念です。

    匡人編が上巻、名前呼びや遠距離、同棲、家族へ関係を告知?など下巻でしっかりギッシリカップルとしての2人をまとめてます。
    まだ要祐側の家族の掘り下げができそうな感じもあるのですが、これで終わりなのかなぁ。
    続編があると信じてますッ!

    要祐の健気でエロいところ、有村のイケメンが本当のイケメンになっていくところ大好きだ♡
    本当に読めて良かった!
    なかなかに尊くて、匡人どーでも良く思えるくらいには魅力的な2人でした(褒めちぎってます)!!
    シリーズ通して思うけども、
    タイトルが素晴らしく良いな♡

    このレビューが、
    ラブネスト狂でスピン元を読めずにいる方の参考になれば幸いでありますッ
  • サヨナラゲーム

    南月ゆう

    今まで何故、読まずにいられたのかッ!?
    ネタバレ
    2022年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラブネストのスピンであるナル編エンゲージを読んで、遂に本作に挑戦する気になりましたww
    今まで何回もの割引期間をスルーし続けたのには、
    本作2人にちょっかいを掛ける匡人を私自身が受け入れられるのか否か自信がなかったからに他なりません。
    (匡人はチェンジワールドに堂々登場で本作には出ていません。)
    でも、それよりも!読んでみたいが今回勝りました。
    そして陳謝したい!猛省しております!
    何故なの、なぜ今までスルーし続けることができたの自分!?と思いました。

    それ程までに、本作サヨナラゲームの有村と要祐の2人がこれでもかッ!とめちゃくちゃに良くってビックリしてしまった♡
    凄い、恋愛してるんです!ラブネストが好きと思ってたし好きやけど…サヨナラゲーム、なかなか良くて困ったww
    めちゃくちゃキャラが魅力的であるし、丁寧にお互いの心理描写がされていて、胸のギューやキュンにもう色々忙し過ぎ…!
    くっつくまで、くっつく時、くっついた後の上手くいかない感じ、その後まとまるまで、その全てのモダモダが最高に痺れたし萌えに萌えた♡
    これがしっかり一冊に纏まっていて、単純に凄いなといった読後感です。
    めっっっちゃ、一生懸命に恋愛してるんです!
    有村を想う要祐が健気でクソ応援してしまうし、イケメン優男の有村が執着して格好悪くなっていく様がたまりませんでしたマジで……!
    初めの印象と恋愛した後とのギャップ、犯罪級じゃない?
    2人とも可愛すぎる♡♡
    こ、これは匡人が嫌われるのが分かるかもな…と納得できる2人だった。
    ラブネストを超え、いや言わん。言わんww
    私はラブネストスタートだったし今更時を戻すことはできないけど、シリーズを本作から順番に読んでいる方が羨ましいような気になりましたね。

    2人だけでなく、有村の妹や周りの人達との絡みも良くって素晴らしいとしか言いようがない。
    やっぱり、南月ゆうという作家さんは、作画しかり内容に至っても穴が無いですね……説得力のあるストーリー展開と画力。
    はあぁぁ…このシリーズ凄いわぁ。
    8/18まで本作合わせてシリーズ全て割引ですを!
    是非に!
  • エンゲージ

    南月ゆう

    ラブネスト狂の皆さま、ナル編開幕ですッ♡
    ネタバレ
    2022年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラブネストのスピン、
    超絶魅力的なナル編キターーー一一ッ!!!!
    しかもまだまだ続きそうww
    なのに、レビューしたくなる程に、めちゃくちゃ最高な世界観で感激しておりますッ!
    だいぶ見えてきたナルと盟の関係性……
    L部門も盛り上がってきました!
    2巻終わり…キャー!!ついに盟の火が、ナルにも燃え移ってきた感じ~~?!続き見たすぎるぅ!ついに熱のこもった接吻きました、きましたww
    全然退屈する暇もないくらいに満足してしまえるこの2人の空気感ッ。叔父と甥の一線、越えてるよなぁ。
    すっっごい魅惑的で、引き込まれる世界観……
    本作の纏う空気感はまさに、ナルそのもの!
    凄いな、こんなナルを体現させたような作品を世に送り出す南月ゆうという作家……(←ちょっと、何言ってるか分からないww)

    ナルの甥、盟もナルに負けず劣らず非常に魅力的な人物像で、好感度の高い青年です。ナルに憧れ、恋心を感じつつの絶妙ポジション。
    何故かチグハグせず、会話も空気感もしっくりくる2人です♡
    ナルに至っては、本音や本性が結構出てきて、表面ではない人間味溢れるナルの人となりが見えてきました。叔父バカぶりもナイスやし、サラッとした雄味ならぬナル味がなかなかに良き!
    盟の熱に影響を受けて、まだまだ余裕無くなっていくナルが拝めるのかと思うと今から鼻息も荒くなりますわなッww
    正座待機やな!?
    まだポジションはどちらとも…ナル、タチかなぁ。
    ナルの恋人2人とお家騒動の雲行きはどうなるのかなぁ。
    え、どうしよ。。。
    これはヤバい予感しかなくない?
    こんなに素晴らしいスピンのスピン、見たことない………

    ラブネストは恋する鉄面皮(斉藤×富田編)、あかりと彼は悩ましいと並んで、三大魅力的なBL恋愛カップル編堂々の殿堂入り作品だと勝手に思っています。
    いかんせん、スピン大元が怖くて読めておれず(読みましたが大丈夫でしたw)ラブネストは完結してないと信じているのでレビューも未だ出来てない状況。
    その最高なラブネストのこれまた最高のスピンである本作……
    次巻があるにも関わらず、
    今レビューさせてしまう底力があります!
    シリーズ通して読まれている方、ラブネスト狂の皆さま、本作スタートの方も存分に楽しめ、ナルにブンブン振り回されること間違いなしですッ!!!
    大いに盛り上がりませう……!
    ラブネストの2人も出てきておりますよ♡
  • 君と生きられるなら死んでもいい【単行本版】

    赤いシラフ

    1000年かけて運命を変える、2人
    ネタバレ
    2022年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。ヤンキー学園が好きで本作購入。
    タイトルからも分かるように、シリアスストーリーで、
    それが非常に良かったです。
    ぶっちゃけ、ギャグよりシリアスの方が赤いシラフさんの作画を重厚感あるものにしてくれるような気がして、より好き!
    これからも、色々なシリアス作品が読みたいな…と思いました♡

    1000年に渡り輪廻転生を繰り返し、20歳と25歳、
    それ以上は生きられず、必ず事切れる2人一一一一
    いや、ある意味ロマンティックではあるが、
    え、悲しい。悲しすぎる……と思いきや、読み進めるともっと、もっと悲しい!
    いつの時代にも出逢って恋をするのに、
    必ずアイツ《運命》がやってきてしまう。
    どれだけの積年の想いがこもって今まで転生を繰り返してきたのかと思うと、辛すぎる、悲しすぎる……!
    悲しい運命に抗うように、
    生き返ることより、今世の限りを尽くして一緒に生きていくことを選択していく2人が尊い。

    赤いシラフさんの作画は、やはり肉感があってエチ描写が映えますし良きです!惜しまれるのは、修正……形に沿ってはいますが、何せ真っ白で残念の極み。細い短冊に今からなりませんか?ww
    (私は学生時代に紙購入を卒業したので、BL購入は専ら電子版しか分かりません泣)
  • 割れたカップを戻すには【単行本版】

    ヲリコリコ

    攻に感情移入し過ぎて、ウルウルしてしまう
    ネタバレ
    2022年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初めましての作家さん。
    紹介文と試し読みで温かそうな雰囲気だなぁ…と思い購入。
    思っていたより、だいぶ良かったですし、
    染み込む系BLでした!
    タイトルは、不穏要素ではなく、2人に欠けてしまったものを2人で探すというニュアンスでハッピーエンドです。

    タイムループや入れ替わり系…とっ散らかりがちだし、BLに取ってつけた感があるように思われすっごく苦手なんですが、本作はスルスルと読めてしまいました。
    自然と受け入れられるストーリー展開ですし、2人の愛の軌跡そのものをじっくり噛み砕きつつ、浸りながら読ませてもらったなぁ…といった読後感です。
    何度も読みたい、非常に良作だと思いました♡

    ネタバレ甚だしいので、以下注意です↓






    10年連れ添ったカップルが入れ替わると言っても、相手が10年前のその人に戻ってしまうタイプです。
    攻、受ともに昔の相手(本人)から当時の本音を知ると同時に、現在の2人の関係や想いを伝えることをしていきます。
    現在の2人は熟年夫婦感があり、受が家族味を感じてエチ自体が恥ずかしくなって、今や飲酒なしではエチできなくなっています。
    入れ替わった後は、昔の相手(本人)と致す場面がお互いにあり、それが何とも良き起爆剤……昔の相手を通して、変化した相手への想いを馳せる。今や、言えなくなってしまった想いや本音を吐露するきっかけになるところが素晴らしかった。
    そして、その後、攻サイドの重め人生の開示………
    正直ズッシリ。
    だけど、
    同時に受に救われたんだということが、痛いほど理解できます。
    桔平湯に足湯する圭太……いや、その描写やめてよ、あったかさが伝わるやん…かぁ。
    すっっごい、感情移入してしまった!
    はあぁぁぁ…だからこそ!
    読み返しては攻の、受への愛に泣いてしまう。
    (実際には出てませんが、心の泪は出ましたw)

    私は、既にカップルからのスタートの話が結構好きなんですが…本作を読んで、2人の軌跡を見ていけるのが、やはり良いッ!と思いました。
    途中のエピを安心して読むことができるし(心臓に優しい)、キャラの歴史を通して2人の絆の深さを知れるし、何より物語の深みが何重にも出てくるように思える。
    BL描写はエロエロではないかもですが、丁寧ですし、上気した肌の作画が充分にエチく、愛情伝わるものでした。
    何回も読み直したいなぁ…!
  • セフレ、やっぱなしで!

    セ/フレへの福利厚生が良すぎるww
    ネタバレ
    2022年7月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い!
    やはり、紅さん…いいなぁ。8/10まで他作品が割引中。
    本作、軽くもなく重くもなく、
    そして、不思議とそのどちらでもあるような作品。
    いや、全然コメディタッチなんですけど!
    紅さんのカラーなのか、根底にあったかさがある気がします。
    セ/フレ始まりですから、エチも非常にエチエチしく見応えあります。
    こうモダモダとしつつ、恋のキラキラしたところが表現されていて萌えられるので、BLたらしめてる作品というかッ!
    やっぱり最高だわ。
    2人が非常に人間が温かく優しい子だし、周囲の女子も可愛い子ばかりで、いい学校だ…ww
    2人の織りなす独特の可愛い会話とコメディ要素が、
    ほんわか〜〜としていて結構、癒されました♡
    これは、読者の壁欲求が高まるカップルだと思われますよ。

    攻は序盤から付き合ってると思ってるので、甘々です。
    (素晴らしい!優しい!いいww)
    ただ、途中女子への返答で、イケてない発言があって多少ガッカリ味がありました。
    受がそれで誤解してモダモダしないといけない場面なんだろうからストーリー上きっと仕方ないんですが、
    ……イケメンの癖にイケてない!ww
    それ以外は、とにかく
    セ/フレ(好きな人)への福利厚生が良すぎる攻でしたし、終始ラブラブで可愛かったです♡

    高校生男子カップルの瑞々しさもありますが、しっかりBL味の強い作品。そして、コメディタッチでとにかく可愛くて、癒されたーッ!!
    次巻で、2人のカップルぶりをたくさん見れるのかぁと、今から楽しみでなりません♡
  • インディゴの記憶は夢の中【コミックス版】

    鳥丸太郎

    こんな純愛、久しぶりに読んだ……!
    ネタバレ
    2022年7月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初めましての作家さん。
    でも見たことある名前…と思ったらナカでとろけるナンバーワンの方でしたか!
    素人が何様って感じですが、ずいぶん洗練された丁寧で綺麗な作画に進化されており、驚きました…。

    フォローしてる方々も続々とレビューしてらして、
    《純愛》のキーワードが必ず入ってますね。
    ヤク/ザものであるし、純愛……これは、なかなか好きそうと思ってはいましたが、想像以上に素晴らしかったです。良い、ではなく素晴らしいが適切。

    記憶をなくした系はその記憶回収とストーリー展開とがブレやすく個人的にあまり好きなジャンルじゃないんですが、本作はその記憶こそが2人の関係、絆そのもので物語の根幹。
    何より、しっかりとストーリーが練られてあるので、隅々まで読ませられましたッ!

    謎めいた窪田と美人ランは言わずもがな、
    その他、ヤク/ザらしい登場人物たちにワクワクすることが出来ます。ストーリーが進むにつれ、読み手はランの記憶を一緒になって追体験していく感覚。2人の関係性が分かってきて、やはり窪田の漢気に、ほぅ…と惚れぼれしてしまう。
    ヒヤヒヤもするにはするのですが、圧倒的な純愛ッ!
    もうこれに尽きますね。

    濡れ場も思うより随所にあり眼福♡
    ランの眼の表情?美しさにワンコ味、
    窪田の漢気に雄味溢れる攻めぶりが見もの!
    安心して、物語に浸って下さいね。

    それにしても、作家さんがあとがきで、
    おっさんとギャルの純愛を表現した作品と仰っており爆笑ッ!
    ランがギャル…そういう認識じゃなかったので、2周目はギャルとして読んでみよw
    設定が色々あったようなので、続編にて話を膨らませてもらえることを楽しみにしています。
  • 嶋ちゃん先生が可愛くてしかたない【単行本版】【特典付き】

    春山モト

    いやいや、低評価が過ぎますって!
    ネタバレ
    2022年7月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 言わんとしている事は分かるが、そんなに…?
    私は凄い好き〜♡
    表題作の他、2つお話(年の差カップル2話、オメガバ1話)が入っておりサラッと読める感じではありますが、どちらも良い!
    表題作だけを一冊丸々読めたらな…とは思いました。
    絆された後を見たかったけど、とりあえず、キリ良く終わってはいます。

    手書きのようなラフなタッチで、人物の仕草や表情が艶かしく感じられるこの作家さんの作画が大大大好きなんですー!
    俺の嫌いな先輩が好き。8/7まで他作品割引中。

    今回あまりに低評価で、もちろん全部レビュー拝読しましてフムフムと。まあ、試し読み、単話含め目を通して、件の表題キャラ3人とも見目麗しく、私好きそう大丈夫やろうと思って読みましたらッ!
    全然、ぜ〜んぜん好きでした♡

    大学に通うイケメン加賀は最近、ポヤポヤしている助教授の嶋が可愛く見えて仕方がなく、夢中。
    試験で良い点数が取れた加賀は、嶋に一つお願いを聞いてくれと約束をさせていた。
    いざ、その時が来て、襲おうとするも、意外や意外、普段ゆったりとして鈍臭そうな嶋が、誘い受けの表情で、言動で煽ってくるーーーー!!

    この嶋ちゃん先生のギャップがなかなかに良いッ!
    事後とかアッサリしてますけど、行為中えっろい!
    途中臨時で大学に来た助教授の宗方(嶋の元カレ)を含み3Pの流れに。
    何で3Pになるのかが分からない、こともなかったですし、その3Pも厳密には挿れてはないしセーフ?3Pがどちらかと言うと好き寄りの私なので、参考にしたりしなかったりして下さいww
    嶋が縛られたくない人なので、仕方ないとも。
    肝心なことはその後ッ!
    その嶋に対して、普通の人間は手を離すでしょうけど、加賀はメロメロなので、苦渋の決断!
    嶋の側にいたい!悶々もしたくない!
    その為には、嶋が誰かとエッチするときは自分も仲間に入れてーとww
    え、可愛いな。……アリじゃないですかね。
    宗方は大学を去り、嶋を宜しく!と最終的には2人で落ち着きますし、記念の?3Pです。
    徐々にではありますが、宗方登場前後で嶋がだいぶ加賀に絆されている様子が見られます。
    エチ時は分かりやすくエロいのに普段は猫のように難しいキャラではありますが、加賀が幸せそうだし、お似合いの2人♡

    そんな感じやので、
    レビュー鑑みても、☆3〜4が妥当なような?
    私は大好きでしたので、堂々の☆☆☆☆☆よ
  • いい子ですね、命令しても?【電子限定描き下ろし付き】

    車谷晴子

    この溺愛DomSub、大好物じゃーいッ!!
    ネタバレ
    2022年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初作家さんでBL作品もあるけど、コミックスとしては初コミ?なのかな。
    本作は大好きなドムサブな上、時代背景的に明治の御家の雰囲気漂い作画ともよく世界観が合ってます〜〜♡
    衣服もエロ描写と洋装、和装のコラボが何とも見応えあります。
    本作、Dom(攻)の執着心が大好物な私にとっては、最高of最高!
    タイトルがもう…たまらんッ。
    言われたい、私がよ。命令?……して下さいww

    第二の性であるDomSubは数が少なく上流階級社会では排除される現実があり、親からいないものとして扱われていたサブ奏羽の屋敷に新しく与えられたドム国哉。
    その2人の甘々な攻防のお話。

    常時、体調が優れないもののドムの命令など一生聞く気がなく、国哉を毎日殺す気満々のツンツン奏羽が、きゃわいい。
    まず!まずね。
    御家で育っているからこそ気位が若干高いけれど、どうにも素直で人がいいので、包丁やら殺鼠剤で試もうとするのが不穏どころか、ネコが戯れてるようで……ツン発言にしたってエチい表情にも国哉がキュンキュンしてしまうのが分かります。

    実は昔から自分のサブは奏羽だと決めていた国哉は、ツンツン奏羽にゾッコンで溺愛も溺愛♡
    可愛くて可愛くて仕方がないのが伝わるので、こちらは見ていて多幸感が半端ないですッ!
    言動や行動に余裕があり、ああぁぁ…Dom振りが完璧な攻だわという感じ。見目麗しく、雄味たっぷりで最高でした!
    奏羽に参ってる恍惚とした表情がかすかに変態チックで、そんなところも私的には加点ですww
    そして、そんな自分は奏羽(サブ)が満たされることで初めて満たされる……支配されているのは自分なのだと、DomSub嫌いの奏羽に心と身体で示していきます。
    ……ここ、チェックポイントです!最高なんでw

    支配し合う幸せを2人は理解していくんですねぇ…
    はぁ…エチ描写にしても眼福この上なく、素晴らしい!
    非常にウハウハな読後感です。
    セーフワードは奏羽らしく、世界観にあったカラーも色香漂いますねぇ。
    ご馳走様さまとしか言えません!
    有り難き、倖せ♡
    屋敷を出て、2人で人生を歩む姿を続編で見せて下さいまし!
  • メルヘンな男たち【コミックス版】

    いつきまこと

    乙女ンのチョロ見さんが、可愛い。
    ネタバレ
    2022年7月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。8/1まで他作品割引(読みホ対応あり)
    本作は、少女漫画家のゲイ姫崎とファンのノンケ星見が間違ってマッチングアプリで出会い、恋に発展していくお話。
    前作ムリ婚でなかなかアリ婚だなぁ…と思わされましたが、本作も好きでした!
    正直、乙女度が高く雄味はあまり感じられないのですが、
    作家さんがぶっ込むコメディタッチや独特の雰囲気が好きなので、楽しく読めてしまいました。

    何と言っても、乙女ンの星見がチョロ見さんww
    しっかり男子面しといて、無駄に可愛いッ!
    少女漫画家である姫崎にクリーンヒットするのが分かります。
    よく頑張って女性の姫願望を満たそうと今まで王子様を演じてきたなぁ…と無駄な努力を少し不憫に思いました。
    普段から女性心理に触れている姫崎だから、星見の本当の願望を見抜けたんですね。
    ゲイとノンケがこんな風に出会って交流するって現実的にあるのかなぁ…何だか知りたくなりました。
    普段接点がないだけで、男女の恋愛でなかなか上手くいかない人の中には同性同士の方が合ってる、というケースもあるのかも…恋愛できる資質としたいは又別だとは思いますけど、何だかそんなことを思いました。

    2人がいい感じで関係が続くのに、
    自分とのことをネタにした漫画を読んでしまう場面……
    あちゃ〜そら誤解するよ〜!なんですが、実は
    相手が大好きな自分の漫画で愛の告白をするっていう流れ。
    確かに、めちゃくちゃロマンティック♡♡♡
    これ以上の告白ってないなぁ…丸く収まって良かった!
    姫崎が挿入を重要視してない謎も解けて、何だか納得でした。
    姫崎は姫崎で、星見を待っていたんだ……
    お互いがお互いに、白馬の王子様だったわけですね。

    当て馬はいませんし、終始ほっこりと読み進められます。
    自制が効かないラブフェスティバル振りも良きww
    2人なら腹上死も致し方ない!
  • 苦いのテーマ

    阿部あかね

    苦いし、痛いし、ツラい…!でも皆いい奴
    ネタバレ
    2022年7月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 阿部あかねさん、codeGが個人的に性癖ど真ん中の三角関係で大好きなんですけど、こちらよりは明るい感じですかね。
    本作はガッツリ《浮気》もの。
    心臓がぎゅう、胸がギューと少しばかり痛む内容ですが、やはり折に触れ、繰り返し読む作品です。

    何でも来い!タイプは無問題ですが、
    色んな地雷がありますので、注意は必要かなと思います。
    まず、長年カップルの新と夏樹はリバップルです。
    ラブラブで同棲を始めたところですが、夏樹が大学で入ったアウトドアサークルのリーダー涼馬と近しくなり身体の関係を幾度となく持ってしまいます。
    それが夏樹にバレてしまい、なかなかに痛い結果に。
    (暴力的な)
    これだけ読んで、あ〜無理!ってならない人は
    是非、読んでほしいです。
    新と夏樹は少し距離を置くものの、最終的にはお互いの愛情を確かめてパッピーエンドなので、その点はご安心を♡

    この作家さん、三角関係を描かせたらマジ上手い!と勝手に思ってます。それぐらい、キャラクターの心理描写が自然…リアル!
    夏樹が、なぜ涼馬に浮ついた気持ちを抱いたのか……
    新との安定した関係ありきで、何となく流れてしまった…心理が淡々と描かれていて、ぁぁぁ…はぁぁ…と。
    徐々に罪悪感や新との関係が終わってしまうのではと恐さを抱く夏樹が苦い。
    夏樹と涼馬の関係をまざまざと見せられた新に感情移入してしまうも、そこまで?!うっっわ!無し!無し無し!となると同時にやっぱり少し同情してしまったり……色んな意味で痛い。
    新と夏樹のラブラブぶりは甘く見ていて非常にしあわせそう。
    と同時に、涼馬と夏樹のやり取りもなかなかに相性がよく甘い。ああ…!な、なんで…と。
    この苦くて痛い3人の舞台ともなる近所の銭湯、そこでのジジ様たちとの触れ合いは一種癒しです。

    この涼馬がヤな奴じゃないから、浮気がテーマだけど嫌悪感なく見れた感はある。(元々浮気もの大丈夫なタチではあるがw)
    見た目も人柄もいいキャラで、好きです!
    んん…どこを切り取っても魅力的。夏樹には刺激的に映るなぁ。
    彼にも想い人がいて、できたら本命と幸せになってる姿をスピンで見たいよ…マジで。

    三者三様の想いがあり、誰に感情移入するかによって持つ印象が変わる作品なのかもしれません。
    ですけど、間違いなく良作です!一読の価値はあると思います。
  • ルビーレッドを噛み砕く

    朔ヒロ

    先の続編が決まっているだと〜〜??!嬉
    ネタバレ
    2022年7月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。朔ヒロさんのフェロモンが結晶化して見えるっていう新感覚オメガバース‼︎‼︎
    ストーリー的にも余白があり、
    まだまだ謎に包まれている設定……、
    書き下ろしで判明したのですが、続編が決定してらっしゃるようです♡(スケジュールの関係で一年以上あくらしいです)

    なかなか珍しい設定で、
    Ω朱音は人のフェロモンが結晶化して見え、バース性を色で判別できるという特殊体質の持ち主。相手になる養護教諭マキ先生はαの両親から生まれたβで、α並にΩフェロモンにあてられるという体質。
    オメガバ好きの自分としては、
    新たな設定にワクワクして読み進めることができました♡
    ですが、意外にもオメガバ設定よりも、
    純粋に2人の関係性の変化が見ていて素敵で、見応えありです。

    かつての先生と生徒、年の差、特殊体質の2人
    結構盛り沢山な設定でヒヤヒヤするかなと思いきや、
    基本的に2人が穏やか属性でお互いを思い合っているためか作家さんの持ち味なのか、終始ほのぼのさが漂ってました。
    朱音の葛藤が結構グッときましたね……!
    マキ先生が大切にしている先生という生き方を辞めさせるわけにいかないから、自分は身を引くみたいな健気なところがいじらしかった。
    元来、マキ先生にだけは素直で可愛らしい朱音ですが、
    ん〜非常に可愛かったです。
    そして、マキ先生の変わりよう……
    かつて朱音の養護教諭だった頃の聖人君子のような先生もいいですが、朱音のフェロモンにやられ雄味を出す先生や、くっついた後朱音に甘々になるマキ先生もなかなか美味でしたよ〜♡
    タイトル回収も、愛があって良きです。
    βとΩもやっぱり、いいな!

    比較的思ったよりは拗れずスムーズに恋人関係になる2人。
    マキ先生の体質が地味に効いてる……!
    βなのにαと同様に抗フェロモン剤を飲まないといけなくて苦労している。α並に反応するのに、βだからΩの朱音とは番えない。
    ←これ絶対、今後の伏線じゃない?
    朱音の運命の番とか現れちゃうんじゃないのかよ〜
    っていうのが、物語そこら中に散りばめられてるんですよ……!
    マキ先生の兄(α)話、朱音のツレとその相手の話
    まだまだ物語が広がっていく雰囲気プンプンで、続編への期待が高まりますッ
  • 溺れるアンチロマンス【単行本版】

    永条エイ

    あゝ大好き この攻め様!この攻め方!
    ネタバレ
    2022年7月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミ初めましての作家さん。
    単話試し読みから単行本発売を待ちに待っていた作品。
    美しい作画に魅せる色香。
    初コミでこの完成度、もう……最高以外がない世界でしたww

    ゲイ向けナイトクラブで働く天音はスキンシップを反射的に過剰に避けてしまうキャスト。本人は恋愛をしたいという目標があり、日々そんな自分に悩んでいた。見た目もあり高嶺の花と化してしまっているが、そんな天音を面白く感じかまう、誰にも執着しない遊び人の陽介。
    スキンシップ以上が可能なVIPルームに日夜、
    天音を指名しオープンからラストまで繰り広げられるリハビリにしては余りに色香漂う陽介の擬似恋愛レッスン。
    天音は恋愛できる体になれるように、
    陽介はウブな天音を堪能したいが為一一一

    思った以上に、ひえぇぇぇ〜ですよ!
    陽介のあの血が通ってるのか分からん冷たい色っぽい目♡
    長身でスラっとしたビジュアル、雄味ある手練れ感たるや……ッ
    年に数回BL界に降臨される、
    最強のスーパー攻め様キタ一一一一一一一一ッ!
    やッばい、やッばい‼︎あれに堕ちない人はいないのでは……。
    攻め方の強弱がヤバイ。
    基本強気で距離を詰めるけど、受の色っぽい表情や言葉を受け、理性と本能がせめぎ合う攻め方ぁぁ…
    理性が押されて、ちょい受の需要をオーバーした暴走した攻め方がたまらん、たまらん。
    たまらんのよ一一一一ッ♡好き‼︎ってなるww

    天音の欲に抗うウブくてドエロい反応、表情も非常に見応えがあります!そら陽介の理性が暴走するのも理解できる。
    天音が恋愛したいのに陽介との触れ合いに夢中になってしまう様も、手練れの陽介がどんどん天音にペースを乱されて完璧じゃない自分を出していく様も……大変美味しくいただきました。
    有難うございます。

    天音の体が触れ合いを怖がること、
    陽介の誰にも執着できないところ
    両者の過去とお互いの気持ちが重なっていくところが、
    上手にストーリー展開されています。
    お互いがお互いにハマっていく様子が良かったですね。
    さっそく続編を熱望します!
    もっともっと色々なエピソードが読みたい2人。

    身体から絆されて…と雄味バリバリの攻め様
    BLにおいて、やっぱりこの王道展開は自分の性癖だなぁ……と改めて思わされました。
    受が攻に、身も心も開いていく。
    手練れ攻が、受に心乱され、溺愛執着していく。
    あゝもう、大好きとしか言いようがないのよ♡
  • 恋するサディスティックサービス【電子限定漫画付き】

    渡辺馨

    素晴らしいSぶりと恋愛の醍醐味を味わえる
    ネタバレ
    2022年7月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん新刊買い。
    はるかといつか(読みホ)で好きになり、
    前作の推しには絶対ほだされない!も良かった。
    作画でいうと、とても丁寧で綺麗。
    この方の作品は、攻が受を溺愛し、受が心情的に可愛いので読んでいて多幸感があります。
    でもでもでも!本作が断トツに好きー一一ッッ

    バンドマンのすばるは、普段求められるSキャラに寄ってくるM女ばかり相手しているが、自分もそちら側なのになぁ…とかねてより密かに思っていた。
    訪れたバーでバーテンダーの龍之介に自分の性癖を暴かれてしまい、以降ハマってしまうというストーリー。
    なのですがッ!
    身体から絆されて、なんだけど凄い恋愛のモダモダやキラキラした感じ……が受の気持ちを通して上手く表現されていて、絵柄はもちろん心情面でもストーリーに没入できました。
    ストーリー展開が見応えある王道ぶりで非常に良かったです。
    一つのキッカケから相手に対する自分の気持ちに振り回されたり、これからの関係にきゃっきゃっ悩む受がかぁ〜わいいの何のって!
    いやぁ…可愛いなぁ。そら攻に、可愛い可愛い言われまくるわ。溺愛されるわ。


    そして!何と言っても、攻のドロドロにギリギリを攻めたS振りね一一一一一ッ
    お見事ですわな。特に敬語と乱暴、2種類の言葉責めがたまらんかったです。
    ちゃんと受を見ている感があって、溺愛でしたわぁ。
    一部首絞めやイラマなどありますが、愛があり、何だったら受の需要ありきなので嫌悪感など抱く感じじゃないので地雷にならないと思います。安心して読んで下さい。

    あーとても、良き読後感です!良作!!
  • ミスターグラビア

    サガミワカ

    イケメンの告白、火力強すぎ〜(同意‼︎)
    ネタバレ
    2022年7月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い!本作7/26まで割引。
    攻め×攻めと期待して読むと評価下がる気がするので、
    ゲイ×ノンケのお洒落な攻防と思って読んでほしい!

    サガミワカさん大好き♡
    くちづけは嘘の味がッ!もう大好きで……!
    完結してないのでレビューしてませんが、絵柄が好きだし、狙いを定めて堕とす描写がお洒落で雄味溢れてるので大大大好きです。攻の雄味、受の色気が大爆発していて、2人のカップル振りもたまりませんッ!
    そして、巻を追うごとに意外と切ないんですよ(明日まで出版社限定40%offで購入できるそうです!私は回し者ww)

    予想通り、やはり本作でも、
    そのサガミワカさんの良さがこれでもかと溢れていましたッ!
    まず、もう何と言っても……眼福なのですよ。
    どちらのキャラもチートモテ。髪型やら表情、立ち振る舞いに、台詞の一つひとつが男前な2人なんです。
    仕事デキる男、最高じゃない…?
    グラビアカメラマン五百蔵×ノンケのマンガ雑誌編集玉城
    2人がくっつくまでの攻防……ああぁぁぁ…最高ッ!
    お洒落やわぁ…おっとこ前やわぁ…んん〜♡たまらん!

    攻め×攻めと思って読むと、アッサリに感じでしまって勿体無い感想になる気がします。
    ノンケの玉城の精神的な葛藤に重きがあるかな。
    うん、この2人ならこんな感じって思える説得力があった。
    攻められるのが嫌というより、男同士ってどうなんだ…っていうノンケの覚悟が必要だった。
    え、そう思ったら五百蔵、もう少し…何かガンバれよって気にもなってくるなww
    結局、玉城の懐の深さが決めてで、別にタチ争奪とかじゃない。
    後は、ゲイがノンケを信じられず描写もしっかりあります。
    本作は一冊でうまく纏まってる印象なんですが、
    くちづけは嘘の味でサガミワカさんの長編を読んでいるから、
    少しばかり勿体無いっていう感想になる。
    続編でゆっくりじっくりゲイ×ノンケの切ない感じを描いても良かったのにィ…と思うほどには、2人のキャラが好きです♡
    五百蔵の方が愛が重そうなのに、しっかりノンケの玉城が振り回されている様子がニマニマものでした。
    個人的な感想ですけど、
    諦めてはないだろうけど納得はしてる玉城だから、何やかんや、リバはなさそうw

    他作品も7/28まで割引中。
    この良き機会、ドンドコ読ませてもらいます〜!
  • ハッピーファニーストークデイズ 【電子限定特典付き】

    烏間ル

    お互い公認!ストーカーップル
    ネタバレ
    2022年7月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初めましての作家さん。
    この作品は、だいぶ多幸感たっぷりで天晴れな一冊です!
    他作品もチェックしよかしら。
    個人的にストーカーものが続いてますが、
    なかなかどうして…良き作品ばかり出会う♡

    とにかく、オカシイ展開ばかりww
    本人達がいいなら、いいじゃない!!に尽きる作品です。
    何も考えず、身を任せましょう。
    少し内気な写李は、大学で一瞬優しくされた一軍紅白のことが気になり始める。色々探っていき果ては自宅突き止め、侵入まで…
    ついに紅白の家で、ご本人とバッタリ!
    通報か?引かれるか?と、思いきや、何やら違うらしい…
    ストーリー展開はそんな感じなんですけど、
    2人がお似合い過ぎて、面白すぎるーー一!!
    バカップルが過ぎる…!
    めちゃくちゃ幸せそうやなぁ…と単純に。
    写李のヤバさ、おー凄いな。と思ってたら、それ以上が来よったで!!っていう紅白の執着振り。
    紅白の言葉責めがなかなかのお下品ぶりで、
    ん〜好き…!って私も写李同様になったww(何でやねん)
    何やねん、この2人はッ!?
    世界の中心(二人の世界)で愛を叫ぶ……体現カップルですよ♡

    会話のラリーも可笑しくておかしくて、ぷぷぷッ
    写李を心配する、友達の秋翠のお気の毒ぶり。
    ええ子やし、彼がこの物語の良心ですww
    まあ、しかし、小さい時に出会ってた設定と鯉彫りは必要やったかなぁ…と思わんでもないですがそこはフィクション、許容範囲かなと。
    途中モテクズ紅白が写李を想うがため、女子と事後描写がありますので、苦手な方は注意かしら。私は逆にあった方が、紅白という人間のヤバさが理解でき良かったです。
    描き下ろしや電子限定も、
    余すことなく2人のヤバさが加速してます♡

    兎にも角にもッ
    何も考えず、イチャラブを楽しみたい時のお供にもってこい!の作品ですよ♡是非お試しあれー!
  • 逃避行じゃあるまいし【単行本版】

    タクアン

    渋〜い作画と魅力的なキャラで贈る短編集
    ネタバレ
    2022年7月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初めましての作家さん、レビューと試し読みで購入。
    非常に読み応えのある短編集で、
    買って良かったぁ…!と思える一冊。
    3作品あり、それぞれがモダモダしているのですが、
    大人の男が恋に右往左往している様がおかしくて愛しいです。
    物足りないなとか、コレ要らんわと思わない短編集ってなかなか出会わないので、こんな素敵な一冊を見つけられて凄い嬉しい!

    ●逃避行じゃあるまいし●前中後編。
    いや、しっかり逃避行w
    ハマる前に自己防衛で逃げたくなる受と逃げた獲物を捕まえたい元警官の攻……オモロ過ぎるやん、ずっとイチャイチャしてるようにしか見えんww
    受はこの攻に出逢えて、本当に良かったね♡

    ●恋しさ募って●前後嬉し恥ずかし編。
    東京×大阪の遠距離恋愛を描いた作品。
    まず、くっつくまでのモダモダ。
    そして、くっついてからのモダモダ。……いいじゃない!
    次からもじゃんけんで決めるのか気になるw

    ●そういうの早く言ってよ!●
    恋人同士の2人がエチまでなかなか至らず…からスタート。
    体毛を見られることが恥ずかしいオッサンが、モダモダする姿は萌えでした♡
    しっかりとした体毛描写…BL界なかなか見かけないからこそ、需要が意外とありそうと見たw

    前2つの作品は、後日談もしっかりありました。
    この作家さんは渋い味のある作画が非常に良いです!
    男臭さのある体つきを描いていて、一つひとつの表情や台詞も練られているなぁ…と感じさせる、ベテラン臭が満載の作家さん。
    ストーリー展開もしっかり読む側の見たいところを押さえてあり、無駄がなく秀逸。でも既視感なく、新鮮っていう……
    む〜褒めちぎってしまう。
    この方の作品、追っかけちゃうわ〜〜!
    次回作も楽しみに待っております。
  • 【単話】としのさ夫夫

    たつもとみお

    ダブル眼鏡は反則ッ!ありがたいww
    ネタバレ
    2022年7月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本作品、しあわせ夫夫コミックアンソロジーに収録されてる短編ですが、萌えが詰め詰めに盛り込まれてありました………!
    おまけ2ページ付いて、計20項。
    ほのぼの、と言うよりエロエロ。
    やはり攻受のキャラ。どちらも色気がヤバーーい。
    攻の少しウェーブな髪型と雄味、ツン受けからデレ受けにする術を心得ている余裕ある年下攻め。くぅーー!憎いね。
    受のくたびれ感、下がり眉毛、嫉妬や不安からくるツン発言からのエチや照れのギャップ。
    うぉー!高低差がくるぜ。
    14歳差のお互いがお互いを好きオーラがゆったり流れる日常の感じ、渋い!
    こんな短いのに、いい物足りない感と素敵な満腹感♡

    そして、眼鏡好きがスルーできない、ダブル眼鏡……!
    はぁ…眼福♡眼福♡
    ただでさえ、たつもとみおさんの作画は美しく攻は雄味あり、
    受が色っぽく素晴らしいというのにッ!
    黒縁と銀縁…
    さらに性格に合わせたフレーム選び、見事としか言いようがありませんww
    有難うございました♡
    これ…続かんのかしら…馴れ初めなど、めっちゃ熱望。
    ダブル眼鏡を外したエチも拝み倒したい!
    こんな素敵なキャラを埋没させてはいけなーーーいッ

    追記>>>>ヤッター!!ありがとう、2話3話と配信ッ。
    はいキタ一一一待望の眼鏡外したエチと安定の拗らせ年上受。淡々とした中に二人の関係性、愛情がチラホラと……。色々なエピで、出来ればッ!馴れ初めを是非にぜひに…………所望したいいいぃぃぃ。この面倒臭い可愛くない年上受がどう堕ちたのか…………読みた過ぎるゥ!
  • 安黒先生と白井先生のグレーな恋【描き下ろしおまけ付き特装版】

    高城リョウ

    いえいえ、確実にクロです♡
    ネタバレ
    2022年7月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単話一話無料を読んでから、高いのに買うことをやめられなかった作品。
    この作家さんは雄味ある目が特徴、ストーリーもエチもいい意味でサラッと読めるので好きです。

    本作は、優秀な塾講師の2人が生徒の胡桃沢を狙って争うもの。その胡桃沢から、心の童貞野郎の2人はなし寄りのなし!2人で1週間付き合ってみろ!と言われてしまう。
    胡桃沢は凄いな…
    この2人が合うって好き合うって、分かっちゃってたんやな〜〜?
    勉強のしすぎと顔面がいい安黒と白井は、苦労したことなく場数を踏んできて今まで恋愛が何たるかを考えたこともなく……
    胡桃沢ありきの関係だったはずが一一一?

    序盤から結構、2人でいることを楽しんでます♡
    幸いにもタチネコを争うことはないので、スムーズに大人の関係へ。
    普段からお互いの仕事ぶりを認めていたようなので、
    一緒にいて楽しく+身体の相性が良かったら、まあ、堕ちるかw

    お互いのタチネコ本領発揮する姿がエチいし、
    お試しの関係を存分に楽しんでしまってるのも良い!
    後半からの安黒がなかなかに旨味あって見どころの一つでしょうか♡
    葛藤があるわけじゃないし、
    ライトではありますが、凄く楽しめます。
    続編どう繋げていくのかしら…
    胡桃沢もいいキャラなのでスピンで読ませてもらいたいなぁ…
    タチネコ両側から好かれる彼のポジションも気になりますし。
    リバ…ないかなぁw
  • いちばん近くて深いトコ

    衿先はとじ

    あったかい、共依存ッぷり♡
    ネタバレ
    2022年7月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。
    絵柄が好きでお話も面白いし優しい、その上エロ描写が好み。
    個人的にその辺りのバランスがいい塩梅のはとじさん♡
    7/21まで君の手が触れたなら(手フェチ)が割引です。
    こちらも大好き一一お勧め致します。

    本作は、児童養護施設で育った2人の共依存ラブですがズドンという重さ仄暗さはなく、2人の愛情の深さをしっかり感じられる内容かなと思います。
    お互いが相手の為に自分はこうあらねば!と、相手ファーストなところが何とも言えず、グッと胸にキます。

    両者とも良き依存ぶりなのですが、
    特に受→攻のは、結構切なく心臓がギューと少しなりました。
    やはり、幼少期に体験する一番身近な愛情体験というものは人格形成や生き方に少なからず影響があるものだと思うので、思いっきり感情移入してしまいました。
    相手の為に、自分が相手を縛り付けて負担になってはいけない…と離れようと頑張るところが、これまた泣かすやないかいとッ!
    攻→受の方がある意味、依存度は高いのでしょうね…
    しかし、何気スパダリなのでスマートに感じられます。
    《受がいるから!》
    その一点のみが彼という人間の存在意義。
    ってやっぱり凄い…いい依存ぶりだわぁ…好きよw
    普通、相手の為に自分を偽って二重生活なんぞするかね?しかも悪く見せる方で…愛かよ。愛しかねーな!
    そのオンオフで、髪型変わるのもおっとこ前で良き!
    受が自分から離れようとするところで、ダメダメになる姿にキュンキュンしてしまいましたw

    2人の関係は、兄弟友達恋人家族…
    それら名前の付く全て!
    はぁ〜ラッブラブ♡この愛が重いのは最高としか言えんでしょう。共依存、最高です。
    ごちそう様でしたッ!
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