灰かぶりコンプレックス
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灰かぶりコンプレックス

木下けい子

ためらいなくラブいこと:完結

ネタバレ
2023年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ いや〜、完結しましたね。意外にあっさり(笑)アメリカ財界のプリンス直純と訛がキュートな所謂凡人代表の智紀の現代版シンデレラ(灰被り)物語。勘違い、セフ レから始まった恋。王子様の恋人となるために頑張った智紀の一途さや健気さに、チェックメイトされた王子様。ステータスが違うどころか、直純の母には「魂のステージが違う」と言われて凹む智紀だが、本当は純粋で綺麗すぎるからジェファーソン家のような魑魅魍魎の世界に入らなくていいって意味だったけど(笑)優しさが女王様ですよ。一族の相続人を放棄して智紀と幸せになろうとしたら財界揺るがす事件ぼっ発で直純も無職に。智紀が相応しくないのではなく、自分が智紀に相応しくない。珍しく弱気になった王子様にシンデレラは果敢に詰める!クソダサ男前な智紀(笑)アメリカ人の直純は、ためらいなくラブいことを言うのに慣れないザ・日本人智紀だが、丸く収まりました!最後はアレよアレよという間だったけど。直純は腐っても王子様。規模が違う(笑)珍しく巻数行きましたよね。容姿、学歴、教養、エスコート、何をとっても一流でスマートな直純が、頑張って都会に出てきた仔猫ちゃんの尻に敷かれるお話。お幸せに!直純と智紀の身長差がありキスシーンが綺麗です。智紀の言葉が純すぎるというか真面目で愛があって笑える(笑)あ〜木下先生の長編はあとは京極家かなぁ。嘘とキスと純情も進むといいな。
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