サヨナラに編むは、
」のレビュー

サヨナラに編むは、

梅松町江

タイトルの意味が素敵

2023年10月14日
自分の亡き母も編み物の先生をしていて、そりゃもう遺品整理の山ほどの毛糸と山ほどの作りかけの作品…。糸の匂いとか温もりを思い出しました。亡き父も母の生徒役として、編み物できるようになり、展示会前は、いつも夫婦で黙々編んでいたのを思い出しました。この作品も、先生やおじいちゃんが亡き人を想い、編む。「サヨナラ」に編む、靴下。イギリスのあの曇り空と編み物の暖かさ。そんな想いがじわりじわりとくる作品でした。
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