このレビューはネタバレを含みます▼
気になっている作者様ばかりの、背筋が寒くなるホラーアンソロジー。
194ページ。もう全作品外れなし。なのにこのお値段!?
作者様ごとに単話でも売られているが、こちらが断然お得だと思う。
■加藤スス先生…かわいめのお話かと安心していたら足元すくわれてゾッとした。視えないものに好き放題されるのは恐怖だが、それはそれでエロい…
■因幡先生…恐怖がいつの間にか…デカイのに魅了されて墜ちて狂っていく様子が最高。
やはり大きさは大事なのかと、ちょっと笑ってしまった。
■凡野ヌイス先生…試し読みでまんまと騙されてしまった。宗教上の数字の意味をテーマにしていてセンスを感じた。
■瀬戸うみこ先生…猟奇的なのに笑ってしまう、考えつかないような発想がすごく面白かった。
■日乃チハヤ先生…イケメンの歪みまくった執着にジリジリ追い詰められていく様子が、執着もの好きには堪らない!
この暗い雰囲気、すごく好み。
■さきしたせんむ先生…不思議な色気に魅了されて、めちゃくちゃした後のオチがあっさりしているが、すごく上手かった。得体の知れない新が官能的で、ゾクゾクした。
■カバーイラストのyoko先生…妖しくも美しさと儚げな色気のある雰囲気に釘付けになってしまった。
…興奮して全ての作品を語らずにはいられなかった。
このような素晴らしい企画をしてくださり、ありがとうございます!
とても良かったので、次回があればぜひ読みたい。