このレビューはネタバレを含みます▼
久しぶりに再読。戦乱で荒廃した人間界の王子ミスラと「命を植物に変える」精霊の力を持つダラフのお話。以前読んだ時はそれほどハマらなかったけど、今回はいいなと思いました。人間の身勝手で自然を破壊したのに、助けるためにミスラ達に同行してくれたラートリ様とダラフ。ラートリ様が本当に慈悲深くてウルッとします。それに対比される人間の弱さや身勝手さ。今だからこそ考えさせられる深いテーマがあると思いました。ミスラや国のためと思い身を引こうとするダラフが切なくも焦ったいのですが、最後はハピエンです。可愛らしいファンタジー作品ですが、エチも結構しっかり。星4.4
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