このレビューはネタバレを含みます▼
個人的藤河先生20周年祭り。
こちらも、他サイトで購入していたな。多分、藤河先生の作品で最初に買ったのが、こちらだったと思う。
1巻から2巻が出るまでに8年かかっています。先生が闘病生活に入られたのと、掲載していた雑誌が休載(事実上廃刊)になったので。でも、捨てる神あれば拾う神あり。enigma様には感謝しかない。だって、1巻も2巻も出して完結してくれた。ありがとうございました!
職人の手製皮鞄の吉野の会社は、低迷していた。新しい試みが必要と、イタリアの老舗ハイブランドにコラボを提案しにいくところから。恋多き伊達男の社長カルロとの出来事。
ノンケ同士。でも惹かれる。デザイナーのJJ曰く、吉野は同じ匂いを感じるらしいので、バイなのかな。完全ヘテロだと思うカルロも吉野には抗えないので、まぁバイかな。
社長としてのカルロは色々な手段を使う。人を使っているとは思わずに。吉野もカルロのために形振り構わず尽力したことを、カルロは結果的に騙したことになり吉野は離れる決意をする。
俗に「攻めザマァ」の形。2巻は先生が復帰してからの作品だからか、1巻と絵が異なり、現在の心射抜かれる程の美形で描かれているため、物凄くドラマティックに感じます。藤河先生曰く、ハーレクインBLにしたかったと。全くもってハーレクインです(笑)
すごく好きな作品です。