真夜中のオルフェ
」のレビュー

真夜中のオルフェ

ビリー・バリバリー

優しくて官能的

ネタバレ
2023年11月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読了後、なんかほんわか暖かい。

子どもの頃のトラウマで悪夢から逃れられず寝られない一紫。会社で倒れ、助けてくれた後輩和深。和深の声が眠りを誘い、体温が眠りを深める。

ひょんなことから、繋がり付き合いだし、その暖かさと思いやりに救われる。

父親はまだ苦しみから出られていなかったが、一紫と和深によって導かれる。
クリニックの友人、春海先生お疲れ様でした。
父親は、パートナーが男性だから反対したんじゃない。助けるべき愛息が手離れしてしまうことへの、再びくる喪失感からだろう…

和深が優しくて、一紫が可愛くて、2人の繋がりは必然だったのかも。悲しい事件、当事者の苦しみの一端に触れる。

くうちゃん、いい男みつけてね(笑)
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