このレビューはネタバレを含みます▼
青葉さんの人柄、才能に惚れ込み、約束された成功へと導き、誰よりも近くで見守り続けたい…タイトルに囚われ、東雲に、うっかり自分を重ねてしまいました。
才能は、本人にとっては、特定のモノへの執着。過ぎれば精神を蝕むことすらあるもの。リスクをわかっていても、ファンの願いは、作品を、作者を見続けたい。「やめたい」なんて弱気は追い払って、これが幸せだと信じさせてあげたい。
(It is too full o' the milk of human kindness.
マクベス夫人のように、いつか大事な人に言ってしまうのでしょうか…)
これは自分で叶わない夢を他人に実行させようとする執着?(勝手な妄想と密かな罪悪感が止まりません…)
青葉さんの心の隙間に、次々と執着する男たちが仕掛けてくる未来が見えて、心がざわめきます。
美しく不安定な青葉さん、どんな選択と決断をしていくのか見届けたいと思います。