恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
」のレビュー

恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

永野水貴/とよた瑣織

素晴らしい!けれど……

ネタバレ
2023年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 夏前に4巻まで一気に読んで、こんないいところで終わるなんて!と12月1日の5巻発売日を正座待機していました。ロイドの忠犬ガルガルムーブにムフムフウハウハしながら念願の5巻を読み終え、あー面白かったと物語を振り返った時に、はたと気が付きました。まっっったく話進んでなくない?!と…。あんなに何ヶ月も楽しみにしていたのがアホらしくなるくらい、まっっったく進みませんでした。5巻って甘味成分多めの番外編だったのかな?っていうくらい。心理描写は絶対必要だし、20年以上も別世界にいたのだから戸惑いや葛藤があるのはもちろんわかりますし、物語にとって大切だとも思いますが、あまりに進まないので5巻を読み返したら先生の婉曲表現や繰り返し表現が気になり始めてしまいました…。ロイドの目が月なのはわかったからぁぁ…。6巻は2024年発売だそうなので、次こそ王女に会いにいくなり、ロザリーかブライトと何かあると良いのですが…この速度だと全ての伏線を回収し終えるのは何年後になるのか…。大好きな作品でもちろん楽しんで読ませて頂きましたが、物語が動く期待値が大きかった分、うーん…っていう5巻でした。ただ、完結したら一番良く読み返す巻にはなりそうです。
いいねしたユーザ27人
レビューをシェアしよう!