こまどりは、夜の帳[コミックス版]
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こまどりは、夜の帳[コミックス版]

露久ふみ

結局は

ネタバレ
2023年12月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雑誌で追っていて、完結したときはホッとしたけど、三輪のことを考えるとちょっと切なくて。コミックスで何か描かれるかなと思ったけど、なかったな(笑)
紀人と慶臣ちゃんのイチャコラたくさんだった(笑)これはこれで、安心したし、慶臣にも幸せになって欲しいからな。紀人の「苦しみひとつもやらない」は愛を感じたよ。

結局は、里江ひとりの妄心と執着と復讐だったことが、腸煮えくり返る。雫は、双子の父親を愛していたし、双子も愛していた。
ただの失恋じゃん。雫は里江とは同じ気持ちではなかった。シスターフッド的だったんだろう。なのに、大勘違いというか妄想が、どんだけ多くの人の人生を変え命を奪ったか。

慶臣が負わされた役割は、腹いせに過ぎない。儀式と称し、洗脳し、コントロールし、慶臣が自らの意思で行うように仕向けた。雫を奪ったと被害者意識をかさに双子を痛めつけた。虐 待ですよ。
マインドコントロールは罪深い。紀人がいてよかった。まだ解けきれていなかった慶臣は三輪のために動くことはわかっていた。

自分の願いが叶わなかったとき、勝手に裏切られたと思う他罰傾向。自分乃都合で人を使うことも、捨てることも罪悪感がない。反社会的パーソナリティ仕様だよな。

いつか、三輪が目覚めますように。三輪は本当に力があったんだな。慶臣はもしかしたらフラッシュバックすることもあるかもしれないけど、紀人が解っていて支えるから大丈夫なんだろうな。
最初は、「これBLだよね?」と思うことも会ったけど(笑)、ミステリーでとても面白かった!「后宮のオメガ」も同時進行で、先生たち、凄いデス!お疲れ様でした👍
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