恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
」のレビュー

恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

永野水貴/とよた瑣織

違いを“感じる”ことができる小説

2023年12月12日
4巻まで読みました。確か1巻、2巻は本筋から外れるお話しや挿話が多い印象で、それによって下地作りがされていて、3巻、4巻はメインストーリーをしっかり読めました。私は、挿話があるからこそ、本編での“萌え”が増していると思います😄例えば、ロイドの人となりや令嬢への対応、心境の変化について、説明文ではない、過去のエピソードを読むことで、読者も“感じる”ことができるのです。
2人の関係はじっくり進展するため焦れますが、3巻後半から動きがあります❗戦闘シーンもなかなかカッコいいです。欲を言えば攻撃魔法の種類がもう少しあったら、もっと楽しかったな。
私は、イレーネの元には他国の騎士が来るイメージを持っていたのですが…違いましたね。タイトルがそうなっていますよね。
イレーネの悲惨な境遇と、ロイドとの関係を受け入れることができれば、楽しめると思います。じっくり読みたい方にオススメです‼
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