BL大家の表現力が凄まじい！

文学を深く理解している有能な方が漫画の題材にすると、こんな文学音痴の私にもしっかり伝わるのかと驚いています。漫画最高！近代文学は授業などで一通り触れ合いましたが、文豪の名作は少しも共感できなかったなぁ〜（唯一、芥川龍之介の藪の中には共感した）。秀良子先生には他の名文学もBLに取り込んで、おバカな私に文学への扉を開いていただきたい！『金持ち君と貧乏君』の表現の中で、時空を超えて感情が少年期に遡っている時にはその表情で描かれていたり、過去の話，現在の話、時間が経って…と、話が飛ぶことがありましたが、少しも違和感なく理解できて先生や編集者様の構成力にも感服です。他の先生の作品では、ついていけないこともあるのに…今作全く違和感無しです！力量の差ですかね。これから何度も読み返して新しい発見があるのでしょうね…何度も読み返しますよ！『おまけまんが②』には、それか！と納得！せつないのに少しクスッとできるお話でした。良い作品をありがとうございました♪